催眠術で女性を口説けるのか?

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初期の頃に知人を集めて行った実験 過去の出演、実験

実験の総合結果とそこからの推測

女性とビールのコースター

一連の実験の結果は、私にとっても驚きを通り超して衝撃でした。

男性被験者で実験を行った時もそうでしたが、今回も洒落(シャレ)のわかるメンバーではあります。いわば身内や仲間に近い。

一般の方を募集しての実験ならまた違った結果が得られたでしょう。

気心が知れてて以前からの顔見知りで「おもしろそうだ」と参加してくれた人たちと、不安感や恐怖心、間違った先入観を催眠に対して持っている人達とでは結果に大きな違いがあって当り前です。

しかし、この結果は私自身の考えていたものとも大きく違っていました。いざ、ホテルに行こう、というと、催眠が解けてしまったり嫌がる人が出たり、「そんなことは絶対にイヤ!」といって断る人が続出する筈だったのです。

ただ、よく考えてみれば、当り前なのかもしれません。

男性に催眠をかけ「あの女性があなたにエッチをしようと誘っている」と暗示をかけた場合、抗ったり断る人は殆どいません。驚くほど簡単に誘いに乗ります(笑)。

男性の性衝動が強いのか元々、そういった感情が日々の生活では隠されているのかは知りませんが、女性の誘いは殆ど断ろうとはしないのです。

男性に催眠をかけると「好み」の部分の枠が広がります(笑)。いわゆる守備範囲が広がるんですよ。年齢層の幅が大きく広がる(例えば20代の男性が40代50代の女性相手でも大丈夫)傾向や体形、身長、顔に対するこだわりがなくなったり、受け入れられる範囲が広がるのです。

よほど強固な意思を持っている人か、奥さんや恋人を特別に思っている人でないと止められないのが現状です。

催眠を用いた実験で過去に実際にあった例では「ウチの嫁さんに悪いから」といって女性の誘いをきっぱり断った男性がいます。

男性がその状況であるのに女性はそうであってはならない、断る人が多い筈だなどと漠然と捉える辺りは私も古い慣習に囚われているのかも知れないですね。

これは女はそうあって欲しいと願う、男の古い願望のようなものなのかもしれません。

実験の後でAさんがこんなことを言っていました。

「本当にいいの?って、相手の女の子に問いかけると『なにが?』って平気な顔で言われるもんで、頭がパニックになりそうだった」

Aさんには催眠に対する十分な知識がありません。実験の内容を当日に教えられただけです。女性本人が当り前のような顔をしているので「本当にこれでいいのか?」とか、「このまま本当に二人でどこかに消えてしまおうか?」とか、瞬間、良からぬ事がが頭をよぎったそうです(笑)。

後で全員を集め(ただし本当に帰ってしまった人を除く)て催眠を今度こそ全て解きました。それぞれに、Aさんに誘われた瞬間、どんな感情が湧いたかを話してもらいました。

Cさん
Cさん

嬉しかった。

Dさん
Dさん

やった、きたーってカンジ?

Eさん
Eさん

不思議だけど、当り前のように思った。 

など、嫌な印象を持った人は一人もいませんでした。

違和感の無さ、疑問を感じない不思議

Aさんに誘われたときに疑問が湧かなかったのか、不思議に思わなかったのか尋ねてみました。

実験内容については事前に話してあるのです。催眠「術」で女性(異性)が口説けるかどうかの実験をします、と告知してありますから違和感を覚えるのが普通かも。

ですから、Aさんがそのような行動や発言をすることは容易に推測できる筈です。

そこの部分に気がつかないことが不思議ですね。

Aさんが結婚しているのか?とか、彼女はいるのか?とか、勤め先は?とか、通常であれば当り前のように感じる疑問であり質問です。また、自分がなぜAさんが気にいったのか、疑問は湧かなかったのかを詳しく被験者に訊いてみました。

一人目の女性
一人目の女性

何も考えてなかったし、思い浮かばなかった。

Cさん
Cさん

ついて行くのが当り前のように感じた。

Dさん
Dさん

わざわざ、そういったことを確認する必要も無いように思った。

最後にAさんにあのままホテルに行こう、と言われたら、そのままついて行って肉体的な関係を持ったかについて、女性陣に答えてもらいました。

1.関係持った、もしくは「持ったかもしれない」が、4人

2.ついては行くが関係は「持たない」「直前で断ったと思う」と答えた人が3人

3.わからない、が一人

4.全体がぼんやりしててよく覚えていない、が1人

という結果に終わりました。

不可能ではないんでしょうけどね(笑)

この実験結果を踏まえ私個人の意見として、催眠を女性を「口説く」ということに限定して使った場合、可能かと問われれば「可能である」と答えるでしょうね。

ただし、そういったことに催眠を使おうと考えた場合、幾つかの大きな問題点があります。

最初にも触れましたが、まず被験者お不信感や恐怖感、催眠に対するイメージ、施術者にいかがわしさや怪しい雰囲気を被験者が少しでも感じ取った場合、催眠はかかりにくくなるでしょう。

催眠を「かける」以前に話しかける時点から、相手に不信感を持たれます。

「催眠のかけ方」(現在、このコーナーは削除されています。テキストをお持ちの方はそちらを参照してください)の項でも触れますが「催眠はラポールに始まってラポールに終わる」といわれるくらい、相手との信頼関係が大切です。

悪用しようと思えばよほど用意周到にしなければ難しいでしょう。こちらの勝手な思惑が少しでも表情や態度に悪意が見え隠れしていたり、厭らしい下心がのぞいている場合、催眠はすぐ解けてしまうかかかりません。

催眠が悪用できない、本人の意思や意向と真逆のことをさせるのは難しいと言われるのはそこに、人間同士の付き合いがあるからです。

他にも問題はあります。

抜群に会話が巧いとか幅広い一般常識とかなりの専門知識を勉強しておかないと、まず女性との会話がなりたちません(笑)。上手に催眠の話にまでもっていけないのです。

初対面の女性に「私は催眠術ができるんだ。やってあげよう」などと切り出すと間違いなく変人扱いですよ(笑)。日本においてなら占い師や霊媒師のほうがメジャーでしょうね。

私も武者修行時代、全国各地で催眠誘導の実演、実践を展開しました。講演会や公演に招かれたならいざ知らず、見ず知らずの人達の集まる場所とか、そういったものにまったく触れたことのない人達のいる通常の店舗で催眠を行うのは至難の技ですよ。

私は音楽のガンガンかかってるキャバクラとか、スポンサーに連れて行かれた風俗店とか、野外の音楽ステージ、果ては花火大会でドンッドンッって炸裂音が鳴ってるイベントでも成功してます。

音もうるさいですし周囲の注目も浴びます。そこで実演に成功するだけのテクニックと度胸を持っている人はそんなに多くないんですよ。

また、女性と静かな場所で二人っきりになる機会があるなら、催眠など用いずにお酒でも飲みながらスマートに口説いたほうが早いでしょうね(笑)。