続、催眠術で男性の浮気を防止する?

古いビデオカメラ 過去の出演、実験

2017/11/30改訂
1998/12/00初稿

WEBに載せてた内容を番組でやって欲しいとの依頼が

動画フィルム アイコン前に実験のコーナーで、催眠術で男性の浮気を防止するって内容を載せたのは1997年の3月頃になります。

かなり好評でヒット数は多かったのです。時間も経ってきましたし、ページを更新するたびに削ろうかって思ったんですが、面白いと言って戴くことが多かったのでそのまま放置していました。

その放置していたコーナーをあろうことか、あるテレビ局の番組関係者がインターネットで見つけて私に出演依頼を持ちかけてきました。

「同じような内容をウチの番組でやって欲しい」

詳しい経緯は除きます。事情は自ら出した著作にも書きましたし、ホームページにのあちこちにそれらについて書かれていますから。

一度出てみると連続したコーナーになって視聴者からの依頼を募集する形になりました。視聴者から催眠術でできる「お願い」を募集して、それに答える形で催眠誘導を行い、それに答えてみようって企画ですね。

色々な依頼はありましがやはり女性からは彼氏の浮気についてが多かったようですね(笑)。

「彼氏の浮気を止めて欲しいんです」

じゃあ、一度、実際にやって見ましょうってことになりました。

WEB上に載せていただけの実験、身内の飲み会とかホームページのネタように私が考えてやった企画を、今度は地で行く、つまりカメラをまわして番組で実証する機会を得た事になりますね。

不思議なものでしょう? ホームページを開設してからわずか数ヶ月です。

ネットの黎明期には色々面白い事もあったんですよ。

今ならLINEとかTwitter、SNS経由での接触や出演依頼が多いのではないでしょうか? この頃はスマホもSNSもブログすらシステムとして存在してませんでした(笑)。

深夜枠だったので、実は2本撮り

困った事に二本撮りなんですよ、ああいった深夜番組の撮影ロケって。

深夜枠で予算のない所はまとめ撮りが多い(らしい)。この後、あちこちで収録に何度も参加するようになって知ったことでした。番組によっては撮影一本に十分時間と費用をかけるんでしょうけど、私が呼ばれた「ワンダフル」にはそれだけの時間も費用もないようでした(笑)。

平日深夜の帯番組でしたしね。収録に参加して驚いたのは制作スタッフが多くてワンフロアぶち抜きでした。TBSの本社ビルのワンフロアがその番組のために確保されていました。

週に5日分の撮影を行うとなると深夜の1時間番組でもそれだけの大所帯になります。

今の時代(2017年に加筆修正)なら外注に出すのでしょう。

後に同じTBS系の8時台の番組「学校へ行こう!」に1年半ほど出ていましたが、予算はやはりそちらのほうが多かったですね。コーナー視聴率が良かったので被験者に配るノベルティグッズとか作ってましたし(笑)。Gショックの腕時計とかありましたよ?

こっちの深夜枠は色々と大変だったですね。予算がない時間がない、ともかく強行軍で毎日が戦争のような状態。毎日、椅子で死んだように寝てるスタッフとかいましたし。

皆さん大変そうでした。一人農業? の方もその頃に見かけましたね。

中島さんの洗脳騒動でコンビ解散になりましたが、松竹芸能のオセロが私のコーナー司会やってました。私がこの番組で会った頃は布製のツナギ着せられて食べ物の紹介してたような・・・?

テレビ番組はなぜ、芸人にツナギ着せたがるんでしょうね? 昔から変わってないですね。

テレビ初出演で無理難題を吹っかけられる私も辛かったですが、彼女達も辛そうでした。「せんせ、私等の給料知ってる?」とロケバスで騒いでいたのが昨日のことのようですな。

スタッフや関係者ばかりではなく、このロケのためにわざざわざ来てもらった被験者(依頼主のカップル)も、バイトや何かで忙しそうでした。何しろ時間も金もないので、前の一本分の収録を終えた夕方から一気に撮るスケジュールに。

収録に参加して戴いたカップルは、17才(!)の女の子と26才の男性のカップルです。

今なら撮影できませんね(笑)。東京都ならその後に成立した青少年保護育成条例に引っかかっちゃいますね。未成年者の女子高生と9歳年上の成人男性カップルという組み合わせは1998年だから成立したわけで。

親が認めているとか婚約中でないと番組撮影どころか交際が認められてません。

このカップルのケースでは彼の働くカラオケボックスで「彼女が」逆ナンパしたとのことでした。

割と可愛い女の子でしたね。彼女がいう「浮気者」(?)の彼は、元々、神戸に近い所の出身ですが、彼女にはそれを隠していました(笑)。東京では関西出身だと恥ずかしいんでしょうかね?

※このロケを行った時(1998年当時)は私は大阪に住んでいました。現在は神戸在住。これも不思議な感じですね(笑)。神戸に住むつもりはまったくありませんでした。

時間がなくて周囲が煩くても、まあ何とかなるかと

面白い人でしたよー。「浮気は文化だ!」と言い切った某芸能人もいましたが、彼はそれを地で行くタイプの一般人です。

話がまず面白い上に彼のキャラクターが良かった。よくしゃべるんですが、やっぱり関西出身、面白いんですよ、これが。顔やスタイルでモテると言うよりは会話とキャラクターで憎まれない、と言うか特をするタイプの男性でしたね。

また、彼女も多少の焼きもちこそ焼きますが、本質的に彼が浮気を徹底的に嫌っていると言うよりは、「まあ、仕方ないか。私が惚れてて追っかけてるんだから」と捉えている女性でした。

そりゃそうですね。そもそもは逆ナンなんですから(笑)。

一応、かかるかどうかのテストは事前に会って確認していましたが、撮影の直前に事前催眠に当たるような時間をゆっくりとはとれませんでした。

撮影に参加してみてわかったのですが、撮影や収録においてそんな悠長な時間や暇なんて殆どありませんよ。催眠術の手順とか常識から考えるなら無茶苦茶です。

テキストの購入者なら手順を読み返してみてください。催眠誘導に必要な環境設定、この収録前の知られていた「催眠術の通念」とはかけ離れています。

スケジュールの都合で撮影が押していましたから、殆どぶっつけ本番(笑)。これは私の推測なんですが、それが彼ら撮影スタッフの日常茶飯事なのでしょう。

催眠には時間が必要だから、などといった意見は容れられません。それが催眠に関する収録を難しくしている由縁であり、当時、他の先生方が出演を断った理由でしょう。

彼の非暗示性のテストだけ行って見切り発車。彼の明るいキャラクターと警戒心の無さ、彼女の能天気とも思える陽気さだけが暗くなりがちの現場を救っていました。

私もロケ中もずっと話してましたよ? ええ。少しでも被験者の緊張を解こうと。

私は本来、仕事を離れるとあまり話しません(笑)。仕事中は明石家さんま並に話しますが、それは被験者に話しかけることが私の仕事だから。

まあ私はあまり催眠の準備に時間を割くタイプではないので。「何とかなるだろう」程度に捉えていましたが、以前から周囲には「いい度胸だ」とよく言われたものです。普通はもっと時間が必要ですしそのための時間とかスケジュールが与えられなければ断るものでしょう。

彼氏に催眠をかけてみれば深度は深いものの、その暗示がいつまで持つかどうかは疑問がありましたね。どうしても早めに収録を終わる必要がある。

その時の撮影は(催眠誘導の)収録自体が始めてでしたから、撮影スタッフも私も現場を整えたり、被験者を誘導したり座らせることにも慣れていなかったんですよ。

段取りが悪くって、どうも一回一回の催眠誘導に間隔が開きがちになりました。間延びするんですよね。これは良くない。反応が弱くなりますし持続するかどうかの見極めが難しかった。

もちろん今ならば何とかなりますよ。経験量が圧倒的に増えたので。収録に必要な手順や時間、被験者の催眠の持続性がどれくらいかもわかります。

当時は慣れていませんし、完全な手探りなんですよ。他の催眠術の先生方、番組が持ちかけた当時は第一人者だとおっしゃっていた方が軒並み逃げたんですから(笑)。

おまけに収録は冬で。寒かったんですよ~。撮影は11月の終わりに近かったですしね。

寒いと意識は覚醒し易くなる。状況はかなり悪い、と言わざるを得ませんでした。私にしたってすでに十分な実績とか知名度があったら逃げたかったでしょう。

泣き言は言える状態ではなく、おまけに(催眠につては)スタッフその他が初心者ですから、説明が難しい。必要な時間とか環境については説明しましたが、だからといってその環境が与えられるかといえばそうではない。

物理的、金銭的に不可能な部分もあります。

とりあえず現場で試してみて失敗したら打ち切るか、ロケそのものが無くなることになります。

状況はかなり悪かったですが後には引けません。ロケバスの中で彼の催眠を深化させて少々、入り組んだ暗示を用いてみました。