ガングロコギャルを更生させる1

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劇団の人ではない

周囲には伏せてましたが

2回めのオンエアを今、観終わった所です。

放送直後、番組の担当ADさんから携帯に連絡もらいました。

「いかがでしたか?」

彼からの第一声に笑ってしまいました(笑)。出演してる側の私に編集している側のディレクターが「いかがでしたか?」も何もないモンですが。私の場合、いつも自分の出演したシーンのVTRを事前チェックしません。

ですから、オンエアを観るまで内容がわからないです。

番組に出演する催眠の先生によっては、「あそこをカットするな!」だとか「こういった宣伝を入れてくれ!」などと嘴(くちばし)を挟む人もいるようです。ですが、私はそういったことを一切行ってませんでしたね。

めんどくさいので。正直、撮り終えてしまえば興味がなくなる。

私のことを「スーパー催眠術師」(笑)だとか、「天才」「カリスマ」などと勝手に煽ってテロップ入れて下さる番組がありますが、私が言葉を入れて下さいと先方に頼んだことは一度もないんですよ。

向こうがインパクト欲しさに勝手にそうしているだけで。派手に煽って注目を集めたいのでしょう。

ネットを中心に活動していて、別に支部も下部組織も持っていない私としては、そういった宣伝が必要になったり、私の利益に直結することは皆無ですな(笑)。むしろ中傷や嫌がらせが増えるだけ。特に催眠を用いて怪しげなサイトや自称、カリスマ団体などを運営してるという連中からのやっかみが増えるだけです。

私としてはどっちかっていうと、恥ずかしいのでそういった派手めな肩書きは外して欲しいんですが・・・。

最近、私がテレビに出てることが周囲にバレてしまいました。ずーっと伏せてきましたし、仕事で管理に携わる兄以外には内緒にしてたんですが・・・。

カウンセリングなどの仕事を行っていること以外は教えずにうまくやってたんですが、流石にゴールデンでは誤魔化しがきかないらしい(笑)。

妹の子供(今、中学生)が、父親と「学校へ行こう!」を見て「おじちゃんが出てる!」といって驚いたらしい・・・。

※2000年当時の記述です。子供達は今、もっと大きくなっています。父親は亡くなりました。

私はこれまでどこの番組でも自分の連絡先はおろか、ホームページのアドレスすら載せたことがありません。流石に今回はゴールデンですからもったいなくって「著作の宣伝くらいは入れさせてもらおうか?」と思ったことがありましたけどね(笑)。

一部の番組からの了承も戴きましたが、あざとい(わざとらしい)のでやっぱり止めました。

私が用いるのは、こういったコーナーのネタとしてだけです。放送があると多少、テキストの売り上げが伸びるくらいですかね? 殆ど何の変化もありません。

依頼が増えるかといえばそんなこともない。催眠の依頼をしてくる人の殆どはホームページの内容を読んで依頼してくますから、むしろバラエティは逆効果でしょう。

本当は後継者も育てたい。

番組収録やショー催眠、公演用の内容を教えようにもこの部分だけは「お話」の上手い下手も関わる。番組出演に関しては催眠の腕だけではなく、その人の個性とかキャラクターにも依存するでしょう。

現場の空気や被験者の表情も読めなければならない。壊れたスピーカーかCDのように同じ言葉とか態度を繰り返す人では使い物にならない。臨機応変に対応できる人でなくてはならず、後を継がせるにも大変です。

相変わらずバッサリ!?

一々編集内容にまで口出ししていたら、あっち(編集を行う人達)も仕事しにくくって仕方ないでしょう。宣伝も別にしなくていいですし、催眠誘導に成功するにしても失敗するにしても、それは私が現場で行ったものには違いないでしょうからまあ、いいですよ。

そのまま流しちゃってください(笑)。

どんなカットになるのか、撮影終わった後からクヨクヨしたって仕方ありません。「どうとでもしてくれい!」とばかりに開き直っています。私としては番組側からあまり無茶な要求が増えれば自然に降りますが、そうでないならばある程度までは編集側に任せ、自由にやってもらうつもりでいます。

私は催眠をかける側のプロで、相手は映像を撮り面白くする側のプロです。プロはプロらしく、相手の意見や立場も尊重するものでしょう。

そういったのは私の指導用のビデオとか今後、発売するDVDやCDでやります。

私からすると催眠現象の説明としてはカットして欲しくなかったシーンも、かなりバッサリ切られていました(笑)。収録でもっとも苦労したシーンが丸ごとありません。

ちょっと悪いなーと思うのは、もっとも深く催眠がかかった女の子のシーンがカットされていることです。

私はともかく、ご本人は放送されるのを楽しみにしてたかもしれません。相当時間を割きましたし・・・。そう考えるとちょっと可哀想。残してあげたかったですね。

もっともかなり深い催眠状態にありましたから、ご本人は記憶にないかもしれないですけどね。

これは演出上仕方ないんでしょう。あくまでこのコーナーは森田君のコーナーで、催眠現象そのものがメインではありませんから。

彼女も運が悪かったですねー。催眠に「かかる」ことも重要ですし、反応も良くて面白かったのですが、番組としては全体の流れも大切になるようです。

私としてはやはり、催眠がうまくかかったシーンがカットされることは少々残心残りですが仕方ないですね。そこばかり強調すれば一般の人には恐いかも知れないですから・・・。

番組の構成上、催眠については「あるかも知れない」程度がちょうどいいのかも知れません。講演会などでもそうですが、「ある!」とわかってしまえば、怖がったり引く人も出ますしね。

建前はコギャルの更生コーナー

今回の番組の主旨としてはですね「学校に関する内容」でコギャルを更正させる、という前提で行いたいってことです。

私は自分が番組に呼ばれた際、まさかコギャルのメイクを落とさせるのに「催眠を使いたい」と考えているとは思いませんでしたね。面白いというか特殊な感覚の人が考えたのでしょう。私のようなこと(催眠やカウンセリング)を行っている者には思いつきませんよ。

他にも色々とバリエーションというか、企画立ててる模様です。

あの番組の関係者って、よく色々考えますね。

「ミホとサオリ」のコーナーとか「癒し系ミュージシャン」とか、「体育館裏の告白」とか、よく思い付くモンですね。アイディアをまとめるのは大変だったと思います。

※2000年当時の番組コーナーのラインナップです。

それぞれのコーナーとキャラクター、ラインナップが強力すぎてウチのコーナーの影薄いです(笑)。まあ催眠が全面に出てそっちがメインになるならば、それはそれで怖いですし問題ですが。

私が番組に出ているシーンを見て「人が良さそう」とか「穏やかそう」などという内容のメールを送ってくる人がいます。私がそれらのメールを読んで思うのは、「映像って恐い・・・」ですね。

直接会ったことのある人は、それなりにわかると思いますが、ちょいと実際の私にイメージとかけ離れている気がします(笑)。

押し出しも強いタイプですし、むしろ戦闘型タイプ?だと思いますよ。大人しくて気の弱いタイプならこういった仕事には向きません。内面を隠したり押さえて仕事することはありますが、負けん気も強い。だからこそ他の先生にできないこともできますし、技術も知識も伸びたのです。

たぶん、私もそれなりにキャラクターが濃いと思います。

あまりに濃厚で強力キャラで「催眠術師」ってのも社会的には問題アリですか!?

映像をみた全体の雰囲気として温厚に見えるってのは、決して悪いことではないですけどね。表情の操作が巧くいってるってことです。

森田君と坂本君のつぶやき

(カットされちゃったんですが)収録中に森田君と坂本君(坂本君は私より年下なんで、こう書きますね)が、こういったやりとりをしてました。

森田:「何か、これやってると変に緊張するし、すっげー疲れる」

坂本:「ヘー、そうなの?」

森田:「普通の時とさー、何かこう、違う疲れ方なんだ・・・」

坂本:(目を大きく見開きながら)「ヘー、やっぱりそうなんだ・・・」

私は近くでこの受け答えを聞いて「ホーウ!」と感心してしまいました。

これは気がつかない人は一生気がつかない部分なのです。施術者や観察者として絶対的に必要な要素を、意外なことにこの子(森田君は私よりかなり年下なので、こう呼ばせて貰います)は持っているらしい。

そこが不思議な感じがしました。

施術者の感性と集中力

前の撮影日記でね、森田君に才能があるかもとか、(催眠に関しての)筋は悪くないと書いた理由はね、その辺にあるんですよ。

催眠誘導中は相手(被験者、催眠をかけようとする人)の反応や表情を読もうと懸命になります。

当然、かける側はそれを読むために意識を集中しなければなりません。相手の反応を読み損なうとどんなに決められた手順や話し掛け方を行っても深化しませんし、暗示や誘導など受け付けなくなるからです。

私の元に時折、こんなメールが届きます。

「テキストをよく読んでビデオを見て、手順の通りにやってるのに催眠が深化しない」
「うまくかからない」

それは当たり前です。

見ているのが「被験者」ではなく、自分自身のマニュアル、手順を追うことだけなんですから(笑)。

テキストを発送してる私がこんなことを言うのはなんですが、極端にいえばマニュアル(手順)なんてどうでもいいんです。基本の部分、ラポールや被験者の反応を捉える、その瞬間にどういった手続きを踏むかを知っていればどのような応用でもできる筈なのです。

催眠をかけるのにもっとも必要なのは観察力。次に反射神経です。それも必要な反射とはマニュアル通りの手順ではなく、相手の「心」に反応する能力、つまりご本人の感性なのです。

施術にはまず相手(被験者)を読まねばなりません。観察し洞察力を高めます。するととても疲れます。無意識に相手を読み、相手の心の反応を知ろうとすれば意識が集中するからです。

「疲れる」ことと、それが「普段の何かと違う」ことがわかるだけ、彼には才能があるように思います。

操ろうとして失敗する人達

声 アイコンこれはね、気が付かない人はずっとは気が付きません。

ここでこのコーナーを読んでハッとする人も多いと思いますよ。特に催眠について聞き齧った連中には多いでしょう。施術者が向き合うべきは自分自身であって、被験者の反応を読むためには自己の感覚を鋭敏にするしかない。

私が誰かに催眠を教えていて閉口するのは、そのようなことにはまったく気が付かずマニュアルにだけ縋ろうとしたり、何か催眠には秘訣や隠されているテクニックがある、と考えて細かいテクニックばかりを私から聞き出そうとする連中がいることですよ。

中には「手の向きは裏ですか、表ですか?」と聞く連中がいて、またそれにもっともらしく「裏です」「表です」と解説を加えている人達もいる(笑)。馬鹿じゃないですか?

そんなモン、どっちでも同じ。催眠の本質、というか大切なものはもっと他の部分にあるんです。

そういった人はね、少しでもいいから彼の集中力を見習って欲しいですね。

森田君ご本人は無意識のうちにやってるんでしょうが、誘導中(練習や収録中)相手の反応や表情を視落とすことがないように、施術者側(この場合には森田君)の意識が、被験者に集中してしまっているのです。

すると施術者は体力を消耗します。全身からビッシリと汗を掻いてしまったり、「異様に疲れる」ことになるのです。通常とは違う疲れ方の原因になっている訳ですね。

その辺りはね、教えてもなかなか身に付くものではないんですよ。

これは本人の資質というか、才能にも近いでしょう。

催眠をテクニックだ、と考えて半端に知識を漁ったり、妙な身ぶりや手ぶりばかりを優先させようとする人は肝心の反応、被験者を読み取ろうとする集中力が身に付きません。

小手先のおかしなテクニックばかりを考えます。

程度の低い振込め詐偽やアダルトサイトみたいなモンですね。瞬間だけ騙せば後は何とかなると思い込むのです。猫なで声で近寄ってきたり、薄気味悪い態度でニヤニヤします。そういう連中の「催眠」(という名の茶番を)見てしまうと不愉快になる。

また、相手の反応や表情を読み取ろうとしない人は、どうしても強引に誘導を行おうとしますから無理をします。

するとね、どんなに時間をかけて教えても、上達しなくなるのです。

何事も基本が大事

点いた電球 アイコンテキストをお持ちの方はよく読み返してください。催眠誘導に重要なのはまずなんだと書いてありますか?

手の裏表や向きですか? 猫なで声で薄気味悪い声で接することですか? 中途半端な指導している気持ち悪いおっさんの声や態度を「そのままコピー」してはいませんか?

森田君の声や雰囲気はむしろぶっきらぼうでしたよ。それでも催眠にはかかる。

声の質とかトーンは大事です。催眠に適する音域というのはあります。ですが、それ以上に大切なのはタイミングなんです。被験者の反応を見失うようでは絶対に巧くはならない。

無意識に相手の表情を読み取ろうと集中できる、ということは才能の一つに違いないんですよ。そういう意味では森田君もかなり筋は良いように思えます。

何事も基本からですが、催眠の基本は被験者を「読む」ことです。読めない人が何かを強引に押し付けても解決にはならない。読むために「疲れるほど」意識を集中できるかどうかが鍵となります。

最初は岡田君のほうが筋が良さそうにも思ったんですけどね? 意外でした。

勘違いする人も多いんですけどね。催眠誘導のテクニックは基本的には「読む」ことを中心に構成されています。ですから変に横柄であったり高圧的な人よりも、少々臆病でも周囲の環境に過敏なタイプ、気を遣ったり表情を読める人のほうが向いているんですよ。

臆病さも時にはその人の財産です。特に催眠の場合には傲慢であるより臆病であるくらいでちょうど良いでしょう。収録中にちょいと「ビビり」ながらも、森田君が誘導を成功させている姿を見ると、微笑ましいと同時に私を安心させます。

「怖ぇえー、怖ええよ!」と彼が何度も口にするのを見ていますから。

他人が意識を失ったり自我をロストする姿をみて何も感じない、怖くも何ともないという人は異常者ですよ。元々が傲慢でおかしな感覚の人であり、それを正当化するなら他人は寄りつかないでしょう。恐怖心があるからこそ慎重にもなりますし指導者の言葉も聞きます。

様々なケースを担当する前に、簡単に相手を見下していたり。そういう連中にも過去に何人も会っています。誰かを嬉々として操ろうとする人は病院に行ってください。犯罪者にまっしぐらです。

私から見れば森田君は高い集中力と適度な臆病さ、催眠誘導を行うのにもっとも必要なその「両方の大切な資質」基本に必要な部分を持ち合わせていることになります。

彼にペンライトを使った基礎的な誘導方法から教えたのは、そのやり方がもっとも安全で基本に忠実で、反応を読み取るトレーニングになるからです。

実はペンライトは別に無くてもいいんですけどね(笑)。テキストにはそう書いてあります。映的に美しくかっこよく見えるようにわざとペンライトを用いました。

基本には忠実に。粗雑な方法、変なスタンドプレイやおかしな身振り手振り、猫なで声で気持ちの悪い話しかけを最行うより、そのほうが結果としては近道を通ることになります。

女心がわからん・・・

3個 ハート アイコン私は心理学や催眠をかなり詳しくやってるつもりですが、まだまだ経験、実力、勉強、全てが足りませんな。

特に女心がわからん。(かなり、わかってない?)

今回の収録には思った以上に苦労しました。

私からするとね、「ガングロメイク」なんてのは一種のファッションに過ぎず、催眠さえかければ簡単に落とせるモンだと思い込んでいました。彼女達が好きでやってるというよりは流行にのせられて勢いでやってるだけで、本人達も「そんなにこだわっている筈がない。だから簡単な暗示ですぐに落とせる」と思い込んでたんです。

彼女達が目立ちたいからやってるだけで、自己主張というよりファッションで、何かのきっかけとかどこかで目立つため(テレビ出演も含む)すぐに落とすくらいのモンだ、といった先入観があったんですよ。

また、大阪(関西圏)にはなぜか、ガングロコギャルって殆どいませんでしたから。そんなもんだろう、と理由もなしに思い込んでました。

※2000年当時、私は大阪在住でした。

ところがどっこい、実際にやってみると難しいのなんのって・・・。森田君がやったのではなかなか反応がないので、合間に私が何度かかけなおしました。

落とさない、動かない。他の暗示とか指示には容易に動くのにメーキャップ、それも埴輪(はにわ)みたいに見えるあの化粧だけはどうしても落とそうとしない。理解不能です。

今回はかなり苦労した収録だったので、後で番組ディレクターとなぜか? について話し込みました。

ディレクターいわく、

「彼女達にとってガングロメイクはただの流行やファッションとしてだけでなはなく、自分達がその集団の中にいて、友達や仲間と『同じメイク』をしている、ということで、安心するんじゃないか?」

と言われて、私はハッとしました。

コギャルの生態?に詳しいそのディレクターは、更にこうも言ってました。

「下手をすれば彼女達にとって、彼氏とエッチするより、素顔を見られるのは恥ずかしいんじゃないか?」

すっげー、と思いましたね。鋭い分析です。言われてハッとしました。そう言われてみれば当たり前ですね。

ガングロコギャルといった先入観があるから難しかったのかも知れません。一般においてもメイクをビシッとしてからしか人と会わない女性は数多くします。役者さんでもタレントさん、普通の女性でもメイクなしで人前に出るのにはかなり抵抗がありますものね。

そういった人達に強引に「メイク落とせ!!」と迫るようなモノか!?と気がついてハッとしたのです。

私の心のどこかに「ガングロくらい、落とすのは簡単だろ」といった思い込みや先入観があったようですね。

反省しますです。ハイ。

そうならいいんですけどねぇ・・・

こういった収録をやると、放送を観た人から「ヤラセじゃないの?」と言われますけどね、彼女達のようなガングロコギャルに「ヤラセ」をやってくれる人は少ないでしょうね。

わざわざ彼女達のメイクを落とすのも、そのシーンにコギャルをわざわざ使うのもそれがとても難しいからなんでしょう(笑)。

収録の合間にメイク直してる奴や、自分達で持ち込んだお菓子ボリボリかっ食らっている奴もいます。ですから、こっちの話を聞いてもらうだけでも一苦労です。

私、催眠誘導に入る前にまず、「ハイハイ、口に入ってるガム出してー」から言わなければならなかった(笑)。こんな誘導のケースは始めてですね。俯いた時に上着のポケットから高校生が持っててはいけないモノ(煙草とか)が覗いて取り上げたり。

なだめすかして捨てさせたり、鞄の中に仕舞ってもらったりと大変。私の気分としては女子高の先生になったようでした。

それなりに面白かったのですが、まあうるさいのなんのって(笑)。正直、「ちょっとはこっちに気を使ったり、遠慮しろよ!」と本気で思った。参加してみりゃー、大変です。

彼女達はシビアですよ(笑)。なんせ、子供ですから。

「おもしろくなーい!」「つまんなーい!」なども当然のように言います。テレビだから遠慮してくれるなんてありません。自分達の感情には素直です。自分達がちょっとでも気に入らなければ、絶対に協力などしてくれません。

番組だ、って言ってもダメですし演技なども出来ません。ですから純粋にかかり具合で決めるしかないのです。

ただまあ、話してみると良い子が多かったですよ。格好とは裏腹にそんなに悪い印象はありませんでした。どっちかって言うとカラッとしてます。陰湿さがあまりありません。会話も面白い子が多かった。

私がこんな仕事でも引き受けなければ、私とは一生、関わりのなかった人種でしょうね(笑)。普段は雰囲気だけ見たら絶対に近くに寄らないもの。

収録日の朝、TBSの一階ロビーに山姥(漢字だとわからない? ヤマンバ、と読むんですよ~)が、わんさか溜まっている光景は相当なインパクトがあります。

出社してくる一般社員とか受付嬢がその側を迷惑そうな顔(というか、どうしてこんな子が集まってるの?という顔)して通り過ぎてく光景は、結構、印象に残ります。

今回の収録は私としても良い勉強になりました。

一回目の放送の時に岡田君が、私を見て、

「アレでしょ? 劇団の人か何かでしょ?」

と言ってましたが、そうだったらどんなにいいことか・・・。それなら楽でしょ? 皆、演技してくれるもの。少なくともガム噛んでたりはしないと思います。

残念ながら催眠、という現象をどこかで見せようと思えば、そういった番組(バラエティ)にも参加しないと、公開する場所がないんですよ。お堅い番組とか、どこかの学会でばかり発表しても、見る人が限定されます。

やっぱり、一般の人や若い人も多く見る番組でないと、意味がありませんから。

三回目も放送の予定です

映画用の古いカメラ アイコン「学校へ行こう!」はそもそもが強力なラインナップで、私は多少、影が薄い部分もありますが、一応、3回めの収録は終わっています。

そこまでは放送されるでしょう。

次回は面白いですよ。3回めの収録ではこれまでではもっと催眠が深くかかりました。信じられないような光景が幾つも撮れました。

(これは以前に参加していたワンダフルの時も同じですが)目の前で繰り広げられる光景がかなり面白かったせいか、収録に参加していたカメラマンさんがなかなかカメラを下ろしたがりませんでした(笑)。

ともかく、ずーっと回そうとします。カメラマンの習性というか職業病なんでしょうね。

面白い映像が撮れそうだと思うと血が騒ぐんでしょう。

始めて催眠の収録に参加した井ノ原君(今度こそ、漢字あってますか?)も、収録後しばらく現場から立ち去らず催眠について話し込んでました。帰りに「面白かった!」と言ってくれましたから私としてはとても嬉しかったですね。

興味がある人は良かったら番組を見て下さいね。

まだ放送日が正式にいつになる、とは聞いてませんが、また放送があればここに苦労話でも載せます(笑)。

※このコーナーの掲載は出演当時に番組関係者から許可を得た上で行っています。関係者各位の寛大な対応、ご好意に感謝します。内容の転載、流用を固く禁じます。

サイトのリニューアルで読みやすくするため一部加筆修正しています。 

2000年05月30日 初稿

2009年12月19日 加筆、修正

谷口信行

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