何だ!? 妹が二人いるぞ!?

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妹を増やしてみた

今はもう遠い昔!?

映像が遠く感じます(笑)。

季節が移り変わるのは一瞬のことで、今はもう、遠い昔。

やっぱりタイムラグがありますね。撮影してから流されるまでかなりの時間が経過しています。放送上の都合で前後したり、特番などで後ろにズレ込むことがありますから。

今はもう秋です。なのに映像は夏に近い。

ちょっと服装が違う様な気もします。

最初の小ネタ?集は河川敷での収録だったんですが、風が強い上に埃っぽくて大変でした。お陰様で出演者一同、髪形がバッサバサ(笑)。森田君のヅラだけが風になびかず、接着剤で貼り付けたように変にピシッと決まっています。

被験者(参加した女性)が坂本君の顔を見ると笑う、とか泣く(悲しくなる)って催眠をやりましたけどやっぱりカットされたシーンが数々ありますね。

最近、放送を見てて笑うのは、スタジオ収録などのおりに、時折バックに映る出演者の驚愕の顔です。

番組関係者、それも私と収録を行ったことがあったり、直接催眠をかけられたり、かけるシーンを何度も目撃している人はその映像の意味がわかりますからやはり、映像にインパクトもあるんでしょう。すっごく怖がっていたり驚いているのがわかる。

一般の方が番組を見て受け取る印象とは、また異なった感覚がするのかも知れませんね。

ちっちゃく別のフレームで映ってるんですが、岡田君と渡辺満里奈さんの反応が面白いですね。カメラで抜かれている(映っている)とわかると上手に笑いますが、その直前までは、とても驚いた顔をされています(笑)。

今回の放送で始めて、みのもんたさんが「凄いねー」と言ってるのを聞きました。

ちょっと嬉しい(笑)。

できれば一度みのさんに催眠かけてみたいですねー。ま、近寄ればこっちが怖いと思いますが(笑)。

ありゃ、すでに妹に!?

ちなみに今回の収録はスムーズというか、今までの収録の中ではもっとも楽に終わった内容になりました。やった内容はかなり難しいんですけどね。

森田君も段々、うまくなってるのがわかります。

ただ森田君の場合、せっかくうまくなっても収録の間が空いて、しばらく時間を置くと元に戻るみたい(笑)。大切な手順の一部を忘れてしまうことがあります。

まあ、仕方ないですね。元々の仕事はそうじゃないんですから。

森田君があまり極端にうまくなってしまうと、わたしゃ現場に呼ばれなくなります。節約主義のスタッフの考えそうなことです。森田君だけで撮ってしまえと言い出しかねない。

ですから、時折忘れてもらえるくらいでありがたいような気もします。

今回の収録はかなりうまく進んだとはいえ、一部だけ、ちょっとしたハプニングがありました。

河川敷で「坂本君が妹になる」との暗示を行った時です。

目を覚ましたお姉ちゃんが、なぜだかムッとして怒っているんですよ。

(ありゃ、様子がおかしい)

と私はすぐに気がつきました。黙って反応を見ていると、どうも坂本君が森田君の手を引いてあっちに行こうとしているのが気に入らないらしい(笑)。

(あちゃ、こりゃ、しまった!)

と思って、すぐに催眠をかけ直しました。どうも風が強かったので暗示の一部(こちらの指示)が聞き取れなかったらしいのです。

彼女の様子、反応から推測するとすでにその時点で坂本君の姿が妹に変わってしまっており、ファンであるV6の森田君の手を、なぜか「自分の妹が」ずうずうしく引いて連れていこうとしているように見えたらしい(笑)。これには困った。

森田君のセリフで暗示を行ったのですが「坂本君が部屋に入ると」妹にみえますって部分だけが、風の音で飛んじゃったんですよ。それですぐに妹にみえて怒ってしまった、と・・・。

坂本君が森田君の手を引いて歩き始めると瞬間で表情がで変わったんですよ。これには現場にいた皆が驚いたようです。

私だけがその意味に気がついてすぐにその場で修正しました。

よく成功してますね?

双子 アイコン今回の映像を見ると、やはりうまいのは坂本君ですね。

殆どがアドリブです。催眠にかかると自意識が遠ざかってしまいますから、出演者に演技を要求したり、台本通りのセリフを与えることなど不可能に近いんですよ。

当然、ぶっつけ本番です。

いいかげんに思えるかも知れませんが、実際にどういった反応になるかはやってみないとわからないんですよ。安全性には十分配慮していますが、テレビ的に面白い映像になるかどうか? なんてわかる筈ありません。

部屋に戻って女装した坂本君が妹に扮します。偽妹はお姉ちゃんの恋愛や近況について色々と聞き出そうとします。普段の言葉遣いとは微妙に違うらしく、「どうしたの?今日は変よ? なんでそんなこと聞くの? あんた知ってるでしょ?」とお姉ちゃんに突っ込まれる始末。

イヤホンにワイヤレスマイクで指示出しているんですが、坂本君もしどろもどろです(笑)。

ちょっとした行き違いで、彼氏が何度か家に遊びに来ていることを知らされてなかった坂本君は、ディレクターの指示通りに「彼氏ってどんな人なの?」と訊いてしまいました。

すると「何、言ってんのよ。エリ(妹の名前)いつも会ってるじゃん」と、当たり前のように返事をされてしまった。

「う、うん知ってるけど」と坂本君がその答えにうろたえながらも、上手に切り返す所が何とも面白かったですね。変にほのぼのとして楽しかったです。

そろそろ限界かな? 訊くだけの内容は訊いたな、と思った瞬間に、中に「実際の妹を入れてみよう!」と言い出したのは現場ディレクターです。

私も正直、どうなるのか予測がつかなかった。念入りに誘導は行っていたものの私の予想ではその時点で解けるのかと思いました。

妹が完全に二人に見えた瞬間はスタッフも森田君も驚いてました。

もちろん、私も。ええ、さすがに初めてでしたよ(笑)。あんな反応。

催眠がしっかりかかり過ぎて、お姉ちゃんはロケのこともすっかり忘れていました。ですから、隠しカメラを見つけてしまって「これ何?」と偽妹(坂本君)に訊いていました。

実際には自分(お姉ちゃん)が番組に葉書出して応募したんですが・・・。

どんなに綿密に行おうとこういった収録は被験者の反応次第、成り行き任せの部分があるのは否定できませんね。ですから、私は「学校へ行こう!」のスタッフや関係者が、よくそこまで腹が座ったなーと変に感心しました。(笑)。失敗すれば面白い映像になるとは限らないんですから・・・。

正直、ここまで長続きする企画になるとは誰も予測しなかったですしね。

収録に関しては、ある程度、私の意見を取り入れて戴いて自由にやらせてもらっています。催眠を行う者として、きちんとした手順を踏んで行っています。

ただし、坂本君に女装させようと言いだしたのは私ではありませんから念のため。今回の放送だとまるで私が指示したみたいでしたね(笑)。ファンの方々は文句言ってこないように。

映像が面白く仕上がるのは、やはり坂本君などの突っ込みがうまいからでしょう。普通、まごついたり失敗する筈の所を、彼の機転とアドリブでずいぶんと助けて戴いています。

今回も面白いシーンが色々ありました。

次回のテーマは「お父さん」

坂本君変身シリーズはこれからも時々、やりたい所ですね(笑)。彼がそこまでがんばって下さるとは思っていませんでした。

女装といえば長野君かなー、なーんて漠然と思ったりなんかして(笑)。特番で森田君が女装してるのを見て「ゲッ、何かスゲー!」と思ってしまった私は、おかしいんでしょうか?

一番らしくないと言うか、違う感じがするのが森田君と坂本君のような気がします。

わたしゃ女装しませんよ。森田君が今回の収録中、「それ面白いと思う。やろうよ!!」と言うのを聞いて、「ちょっと待ってくれ!!」って本気でうろたえました。

講演会の依頼がなくなってしまうような気が???? 一応、講演会とか依頼では先生で通ってるんですから・・・。

そんなことをここで書いてると、そのうち冗談ではなくなってしまいそうな感じが? 番組スタッフのノリが恐いです。

馬鹿やるのは嫌いじゃないんですが、なんせ、生活がありますからね(笑)。ご容赦を。

次回の放送日、ちょっとズレ込んでいます。

たぶん、一週空けて11月の半ばくらいだと思われます。

放送上の都合で前後する可能性もありますが、今度はお父さんが活躍する予定です。

お楽しみに。

PS.催眠、というマニアックに感じるテーマを扱いながら、きちんと家族を含めた映像に収まることに、驚きを隠せません。

今回の映像、温かく感じて良かったですね。

スタッフの努力に感謝します。

※このコーナーの掲載は出演当時に番組関係者から許可を得た上で行っています。関係者各位の寛大な対応、ご好意に感謝します。内容の転載、流用を固く禁じます。

サイトのリニューアルで読みやすくするため一部加筆修正しています。 

2000年10月24日 初稿

2009年12月19日 加筆、修正

谷口信行

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