催眠術師のひとりごと / 第一章

サイトを開設した理由と番組出演 催眠術師のひとりごと

気がつけば催眠術師に? (24〜35ページ)

ホームページを公開してみたら!?(24ページ)

古いヨットの模型

私がインターネットにホームページを持ったのは、今から週ること一年半前(1997年3月、この本が書かれたのは1998年10月)になります。

ホームぺージには、実験のコーナー

「催眠術で女性が口説けるのか?」

「催眠術で男性の浮気の防止ができるのか?」や、

「催眠術師のひとりごと」のぺージを作りました。

今回の本のタイトルは、このホームぺージのワンコーナーからとったものです。

初期の頃から私のホームぺージをご覧になっていた方ならご存じかもしれませんが、元々は身内というか、知り合いや友人向けに作られたホームぺージでした。

趣味の手作りページですね(笑)。

その頃、すでに自分で行っていた催眠の実体験の話や相談の実例、心理学の応用の話などを、自分なりにまとめたホームぺージを持ち細々と公開する予定でした。

決して派手にとか、宣伝のためというよりはむしろ自己満足的な意味合いのほうが強かったんですよ。

※冒頭のプロローグのコーナーに書かれている内容は、ホームぺージで「催眠の相談の実際例」として掲載しています。興味がある方はアクセスされて下さい。

自分の興味を持った、私たちの生活の中に当たり前のように存在し利用されている心理学の応用の話、自分で行った催眠に関する実験の話、また催眠を実際に行っていて感じた不思議な感覚などをチョロチョロっと(笑)抜粋して軽く書くつもりだったのです。

面白半分っていうと語弊がありますが、やっている本人はそれほど真剣ではなかったんですね。

催眠で有名になるなど考えていませんでした。この感覚は今もあまり変わっていません。他人の相談に乗って有名になる必要もないと思っています。カウンセリングや心理相談は、こちらが真面目にやればやる程、お金にならない場合も多いですしトラブルも絶えません。

一方的に何かを求めてくる人も大勢いますから、やっている本人としては気苦労はなくならないのです。

せっかくその仕事に携わったのですから「普通に生活できる程度の収入くらいはあればいいな」程度の欲はありましたが、そんなにお金や名前に執着はありませんね。

これはまあ人並みでしょう。催眠に限らず、どんな仕事の携わる人も食っていかなくてはなりませんから。

ですけど、ホームぺージを持った時、このぺージがヒットして自分が有名になるとか、お金持ちになる(今もお金持ちじゃありませんけど)とかという感覚はなかったのは間違いありません。

普通はあり得ないでしょう。たかが数枚のホームぺージに自分の好きな文章を載せただけで、それでヒットしたり、注目を集めるなど本来はある筈がないんですよ。

ところが、あり得ないことが起こってしまったのは面白いですよね。私は元々、作家志望でしたから文章を書くこと自体は好きでした。ホームぺージを持ったのも、「催眠で有名になろう!」などではなく、「自分の書いた文章を誰かに読んでもらいたい」といった欲求のほうが強かったんです。

ホームぺージを開設した当初から、様々な方からのメールや励ましをいただきました。

こちらのほうがビックリするくらいの反響がありましたね。中にはかなり有名人もいらっしゃったりします。

これは予想外でした。アナウンサーや漫画家などの特殊な仕事の方もいますから「インターネットって凄いんだ」と思い知らされました。通の生活ではまったく触れ合う機会のない職種、年令、性別、環境の方と私の作った文章やぺージを通し、知り合えるようになりました。

年間に2万ヒットくらいはするようになりましたね。1999年の4月現在で5万ヒットくらいでしょうか? アダルト系サイトやタレントさんのホームページでは、一日に何万ヒットもする例がありますが、個人で、それも誰も名前も知らぬ弱小のプロバイダに月々2千円(笑)しか払っていない現実を考えれば、少々、異様な数字でしょう。

ましてテキストデータしかないんですよ? ある意味では、よくここまでヒットしたなー、と感慨もひとしおです。そのヒット数が虚構ではなく実数であることは、私の元に毎日寄せられるメールの本数が証明しています。