正しい催眠誘導の方法 / 第三十章

施術者と被験者双方の安全のために 正しい催眠誘導の方法

禁止暗示、危険事項(184〜192ページ)

一番最後に・・・(184ページ)

最後に「禁止暗示」(やってはいけないことや、注意すべき暗示)について触れ、「正しい催眠誘導の方法について」のテキストの終了とします。

「禁止暗示」というと大げさになりますが、読んで字のごとく「やってはならないもの」もしくは「望ましくないもの」を差します。

今までこのテキストを読み進んできた方ならすでにおわかりだと思いますが、本人の意思なくして催眠誘導は成り立ちません。ですから本人の意思を無視し結果だけを求めてはなりません。

中には「なーんだ、つまんない」などと思う方もいらっしゃるでしょうが、そうしておいたほうが結局はお互いをトラブルから守り救うことになるのです。

催眠は万能ではありません。人間の行う技術ですからやはり限界はあります。

なのに勘違いして「何でも可能になる!」「何だってできるんだ!」と思い込むことは危険なのです。

一部の愚かしい自称専門家は難病が治るだとか、どんな悩み事も解決する、ウチの会員になりさえすればいいと煽っています。一時は収まったかのように思えたのですが、またそういった連中が増えていますね。

催眠にかかわらず何かを盲目的に信じ切ることになったり、誰かに完全に頼りきりになってしまうことはお互いのために良くはありません。最初はそれで良くてもそのうち、全てを背負い切ることはできなくなってしまいます。

人間である限りは間違いもしますし寿命もあります。誰かに頼り切りになってしまう人を作り上げることは本来、カウンセリングや催眠誘導においてやってはならないことでしょう。

ですから、催眠も本人が自分の本心や悩みの原因を探り、向き合って行くことに利用するべきだと私は考えます。

本人の意思を無視し、施術者が勝手な思惑や行動を押し付けようとしたり、逆に依頼者(被験者)が施術者に頼り切りになってしまったのでは意味がありません。

一部、危険性を持った宗教や国家、団体などが、私から見ると「洗脳」もしくは「危険暗示」に他ならない行為を繰り返しています。

日本という国は催眠や暗示、マインドコントロールなどというものの影響の大きさや利用法に対する理解が非常に乏しい状況にあります。

最近になってネットの発達で知識が浸透して多少はマシになったのですが・・・。それでも誤解や錯覚が多く、特に「油断」している人が多いですね。

なぜか、自分にだけはそういったトラブルが降りかからないと思っています。

洗脳を解く方法について
2017/12/10改訂 1998/09/01初稿 冷静な対応、家族や周囲の応援が重要です 最近、またマインドコントロールとか「洗脳」という言葉が巷を賑わしています。そういった騒動が起こる都度、ウチのヒット数が急激にあがります(笑)。...

私が番組で共演した人、以前に仕事で何度かお会いした人(歌手で関西では有名な人)にも洗脳被害や親族との切り離し行為に遭った人がいる。

友人や知人にもまったく会えないままに養子縁組や結婚したことになっていて、財産や資産をすべて奪われたままお亡くなりになっている人もいますよ? これも割とメジャーなケースで以前からあります。

男性でも女性でもありますし、保険金目当てで赤の他人を養子にする事件もありました。

私のホームページやテキストではずっとそういったものに対する警告がずっと載せてあったのですが。まったく読んでいないか、洗脳被害など絵空事か嘘だと思っていたのでしょう。

仕事やプライベートでも付き合いがあった人が含まれる。残念な話です。途中からは催眠術の話よりも犯罪被害の防止方法や洗脳防止に重きを置いて更新してあったのですが。

私がホームページで警告したほんの幾つかでも守ってくれたら、助かったように思います。

日本では精神的な悩みを持ったり、相談することは長年タブーとされてきました。そのせいか、悩みごとを専門家(カウンセラーや専門医など)に相談するより、宗教や霊能力、超能力やオカルトといったものに走りがちになります。

その風潮がカルトと呼ばれる集団の温床になったり、いかがわしい宗教やおかしな団体のはびこる原因にもなっています。

「洗脳」や「マインドコントロール」といったものに対抗するにはやはり、正しい知識と利用方法を知ることです。

精神的なものに対する利用方法の理解と同時に「やってはいけないこと」「そういった連中の手口」を正しく学ぶことこそが、私達自身や家族、大切な誰かを守る盾となるのです。