催眠って、なんなの?

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簡単に言うならトランス

2018/12/11改訂
1997/06/00初稿

懐かしいですね、私が最初に書いたコーナーです

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※サーバーの移動、WordPressの最新版を導入するに辺り、全ページの改訂、加筆修正とスタイルの見直しを行っています。

当時、印刷業の会社に勤務していた兄がパソコン(Mac)を使っていました。IllustratorやPhotoshopという名称ついては兄から教わりました。

IBMのノートパソコンでパソコン通信というものを覚えて。事務所の宣伝を始めたものの容量が少ない。思ったような文章の半分も載せられないことにイライラしていた時に、やはり兄からインターネットの存在を教えてもらいました。

「インターネット、レンタルサーバーを借りたら容量いっぱいまで好きなことを載せることができる」「パソコン通信やフォーラムのような文字制限がない」と。

当時はインターネットのことを私がまだ正確に理解していませんでした。GoogleやYahoo!などの大型検索エンジンも日本には無かったくらいですから。

国内初の商用検索サイト「Yahoo! JAPAN」がスタートしたのが1996年の4月です。その年の6月に私のこのサイトも始まっています。

USBなどの規格がまだ定まっておらず、パソコンとプリンターを接続するのも一苦労の時代で。SCSI(スカジー)という規格でぶっといケーブル使ってました。

検索エンジンのbotで自動巡回してインデックス登録してくれる現代とは異なっていて、一々、自分で登録に行っていた時代ですね。

催眠ってなんなの? というこのコーナーは。そんな中で私がホームページに最初に書いた文章です。

まだnobee.comという独自ドメインを持っておらず、雑誌に載っていた小さなプロバイダ、インタック(社名変更してインターネットウェア株式会社という名称で生き残っているようです)というサーバーを借りてのスタートでした。

よくわかっていない部分がある

催眠が何なのかといわれると、研究者であっても正確に答えられる人は少ないと思います。

「一点をじっと見つめることによる視野の狭窄(きょうさく、せばまること)から起こる意識の集中と、それにともなう自己(自我)の喪失と精神状態の変化」などと言われても、何のことだかわからないでしょう。

まるで呪文のようですね(笑)。

実は専門家にも催眠現象はよくわかっていない部分があるのです。いろいろと研究は進んでいますが、もっぱら利用方法についてがほとんどでしょうね。

「なぜ、催眠現象が起こるのか?」という部分になると個人差があったり、同じ人に催眠をかけてもその時々によってかかり具合がちがってしまったり、と個体差やばらつきが大きいため、分類や分析が難しいのです。

催眠の結果は千差万別です。様々な推測や研究は成されていますが、それら全てに完全に答えられる人はいないのではないでしょうか?

人が催眠状態やトランスに陥る(おちいる)または、意図的に入るのを説明するために様々な推測はされています。子供の頃のトラウマや家庭環境、教育や社会習慣に答えを求める研究者もいますし、心臓の音、ドラミングや音楽にヒントを求める者もいます。

男女の差や年令、性格、脳の構造やホルモンのバランスなどから違いを見つけ解明しようとしている人もいます。

そのそれぞれに解明の糸口はあるのでしょう。

私個人の意見としては「催眠って何?」ということに、あまりにこだわる必要はないように感じます。

私達が気がつかないだけで、生活の中に催眠や心理学の応用に当たるものはたくさん存在するからです。

心理学の応用、催眠や真理誘導のテクニックはデパートの中やコンビニエンスストアにも、電車や広告の中にも様々な形で存在します。

※それらについては私のサイトを読み進めればわかってくると思います。パーソナルスペースについてやラマーズ法についてなど様々な紹介を行っています。

いわば理論よりも現実、利用方法や応用が先になっていますので。

宗教儀式の中には昔は心霊現象だ、と思われていた物がたくさんあります。

近年になって研究が進み、それらの幾つかの現象は催眠の一種(トランス状態)ではないか? と考えられるようになったものも数多くあります。

形式や理屈にこだわり過ぎるより、現実の利用方法を考える

アメリカやユーロの先進諸国では、催眠が何であるかというより、それが何に利用できるかを考え、積極的に取り組んでいます。

たとえば交通事故などに巻き込まれた際、ショックで現場の状況を忘れてしまったり、相手の車の特徴、ナンバーなどを覚えていないなどということはよく起こります。

そういった場合においても催眠は大きな成果をあげているのです。

催眠を用いて忘れている記憶を呼び覚まし精神的なトラブルの原因を探ろうとしたり、禁煙を行う際にニコチンの依存性を弱め、意思の弱さを克服して励ます材料としたり、ダイエットや行動抑制に用いるなどの利用や応用が行われています。

催眠現象がなぜ起きるのかもまだ解明はされていません。

被験性(非暗示性)にどうして個人差があり、場合によっては同じ人であってもかかったり、かからなかったりするのか?などについては、もうしばらく研究の成果を待たなければならないでしょう。

催眠現象を誤解して真贋(嘘かホントか?)にこだわりすぎて、正しい利用方法や知識の普及を考えないなら片手落ちになると思われます。

催眠の応用方法や心理学の一部の知識や技術を変型して、お金儲けや自らの営利や欲望を満たすために悪用しようとする人達もいます。

例えばカルト宗教やマルチ商法、集団で高額な商品を押し付けたり、セミナーと称した合宿で強引な勧誘、洗脳行為を行う連中もいます。

そういった連中をけん制したり、家族や友人を守るためにも知識や技術の普及は不可欠なんですよ。

真贋や形式に囚われ、催眠の技術の勉強、心理学の知識や利用方法や応用を学ぶ姿勢を忘れることがあってはならない、と私は考えています。

催眠(トランス、おまじない)の意味と背景

催眠の歴史は古く、人類の発生と共にあったといっても過言ではないでしょう。

催眠をかける方法は大きく別けて三種類になります。すなわち、

1.音や光を使う方法

2.触角による方法

3.文章を読むことや、話しかけるなど、言葉を使う方法

に別けられると考えられます。

太古の昔は、狩猟のおりに捕れた獲物や収穫を祝って、集団で火を取り囲んで何かの音(太鼓や何かを叩く打撃音など)に合わせて、踊ったり舞ったりしたそうです。

それらの一部は現代においても「祭り」という風習として残されています。

トランス(自分を忘れ、忘我の状態に至る)という意味を考えるなら、祭りや宴会などにおいて、大勢で踊りながら「我を忘れる」なども、集団催眠の一種と考えてよいでしょう。

巫女さんが神託を受けるため、お寺で護摩を焚き長期に渡って勤行を行うのもトランスへと自らの精神を導く手法とも考えられなくはないのです。

その場所が現代においてはクラブやディスコなどといった現代風の名前に変貌をとげようと「音と光」に引き付けられ、そこで大勢が集い、踊りながら我を失う光景は、太古の集会の姿、踊り狂う民衆の風習とあまり変わっていないのではないでしょうか?

人は時折、全てを忘れたいんですよ(笑)。

忘我(自我を忘れる)だけではなく、神とか大きな意識に触れるためにトランスを利用することがあり、トランス(催眠)は各国の宗教とも密接な繋がりがあります。

4.子供の頃の「おまじない」

現代においてトランス状態(催眠状態)をつくり出すには、全部の要因(光と音、接触など)を複合的に組み合わせて使うことが多いと思います。

催眠状態や催眠におけるテクニックを、あまり複雑に考える必要はありません。一種のおまじないというか、言葉や他人との触れあいの中にもその一部を垣間見ることができます。

皆さんは子供の頃、こんなことがなかったでしょうか?

あなたが子供の頃、外に遊びに行っていて道で転んでしまいました。膝をぶつけて痣を作ってしまいました。痛くてたまりません。

あなた:「お母さん、痛いよー、痛いよー」

と、あなたが家に帰って泣いていると、お母さんが優しくあなたの膝にてを当てて、

お母さん:「痛いの痛いの飛んでけー」

といって、膝を優しく摩って(さすって)くれませんでしたか?

するとなぜだか不思議に痛みが和らいだような気分になり、泣きやんだり、元気に遊びに行ったりしたことはなかったでしょうか?

これなどは、子供を安心させる「言葉」と、優しく触ってくれる「触角」からなる「催眠」(暗示といってもよい)にかなり近いものです。

「おまじない」は漢字で書くと「お呪い」(御呪い)になります。祝詞(のりと)などに象徴される呪(のろい、本来は神からのお告げ)にも繋がります。

※呪いはマイナスのプラシーボのコーナーなども参照

催眠(広い意味では暗示)とは決して複雑で難しいものではなく、昔から当り前のように私達の生活の中にあったのです。