正しい催眠誘導の方法 / 第二十章

水分の摂取とカロリーの削減 正しい催眠誘導の方法

ストレスの軽減と一日の流れ(124〜131ページ)

ダイエット暗示の具体例(124ページ)

文字盤つき 掛け時計参考例がないとわかりにくいかと思いますので、ここでは具体的に催眠「暗示」をどのような方向と流れで行うかを示しておきます。

被験者の方の生活習慣は事前に把握しておいて下さい。

例えばですが夜、仕事をされているのか、昼間お勤めなのか、不規則な食生活かどうか?普段は家族と食事をされているのか、睡眠時間や就寝(床につく)時間帯などです。

そういった部分に全く留意しないとか確認もしない催眠術の先生? もいて「ともかく痩せる、食べない、我慢すると暗示をかければいいんだ!」と主張する人もいるようですが、私はそのようなことをやっておりません。

生活習慣とかその人の生活パターンは重要です。それによって用いる暗示も違ってきます。

ここでは昼間にお勤めの方で、一人暮らしまたはご家族を生活されている方を例にとりましょう。ここに書かれている参考例を元に後は被験者や依頼者に合った変更を加えて下さい。

1.朝、目が覚めた後の行動

「あなたは朝、目が覚めると喉が渇きます」

「お水が飲みたいと思い、コップに一杯の水をグッと飲みます」

ダイエットの基礎知識の解説で先に触れたように人間は「水」では肥りません。

特に女性の場合、便秘症で悩む女性も多く、ダイエットに取り組む場合に体重(見せかけの体重)が増えることを恐れて水を飲まない傾向があります。

先に「サウナや外的刺激で痩せることはない」との解説を行ったのは、水分の摂取を嫌がったり量を増やしていないのに「汗を掻けば痩せる」と思い込む女性がいるからです。

運動量が足りなかったり食事時間がバラバラでお酒を飲むような方の場合、水分を摂らせないと便秘になるのは当たり前ですよ。

体重計の表示が一時的に軽くなっても意味はないのですが、それにこだわる人もいます。

現代の生活においては一日中、空調のきいた部屋にいますから夏でも殆ど汗を掻かない生活になっています。ですから余計に水を飲みません。

私の元に持ち込まれる依頼でダイエットと同じく、女性から多いのが便秘の解消です。

太っている人に多いのでカウンセリングの際にそれがわかります。治るならとダイエットとセットで依頼されることもありますから事前に水分量を調べます。

その多くが平均に必要とされる一日の必要量を大幅に下廻っています。

ですから、毎日起き抜けにコップ一杯の水を飲むように暗示をかけ習慣化しておきます。

男性は便秘で体重が3キロも3キロも変わったりはしないんですけどね。便秘が原因で体重がかなり増えている例も女性にはあります。解消すれば肌荒れも収まりますし、一石三鳥(?)と言った所でしょうか?

2.具体的なりアクションとその理由の追加

「お水を飲むと、とても気持ちがスッキリとします」

「肌荒れや便秘の解消に役立ちます」

「気分が楽になって『さあ、会社に行くぞ』と思います」

暗示によって何らかのリアクション(行動)を起こさせた場合は、その理由も入れておいた方が無難です。ですから私は説明を行っておきます。

目標意識と設定で行った作業と同じですね。

ここの部分は被験者の方と相談の上で決めておいてもいいですし、施術者がそのまま誘導を行ってもあまり問題ありません。

自己催眠で行う場合は、紹介した原文のままで問題ないでしょう。