できるようになる人と諦めてしまう人

スポンサーリンク
無料公開のtextで基礎の勉強

マルチ商法まがい、公共団体を名乗る連中に引っかからないように

房付き 博士帽 アイコン努力もせずに簡単に手に入る資格、技能、能力であれば、誰も必要としませんよ。そんなものは誰でも簡単に「買うことができる」からです。

資格や技術は本来、「勉強する」「習得する」ものであって、「お金を出せば簡単に買える」ものではないことを理解されてください。

基本的な概念が違います。お金を使って「習う」ことはできますが、「買う」ことはできないのです。

どんなに素晴らしい実績を持つ指導員や教官がいたとしても習うのは本人です。塾や予備校の講師が代わりに試験を受けられる訳ではない。

指導を行ってベストを尽くすのはプロとして当然ですが、試験に通るとか技術が身に付くかどうかはご本人次第なのです。

お金をかけることだけではなく、やはり、自分で諦めず取り組む姿勢が大切です。学ぶ側にその姿勢がないと指導する側がどんなに熱心になっても長続きしません。

金さえ出せば「買える」程度の技術はあなたの生活の役に立ちませんよ。お金を集めるために売れらている資格や技術は「売っている人達」が生活したり儲けるためにあるのであって、買う側の生活に役に立つかどうかは別問題です。

高いものならば価値があるかというと、それは違うでしょう。

おそらくは「高いお金を出してやっと資格を買った」時には遅過ぎると思います。その頃には、そんな資格は巷に溢れていますから・・・。

催眠の大手団体だとか協会や公益団体を名乗って高額なテキストを売ったり練習会を謡い、資格審査を行っている連中が存在します。これは私がホームページを公開した1997年頃から続いています。

資格商法とか侍(さむらい)商法といって、大昔からある詐欺の典型例なのですが・・・。

気をつけていただきたいのは「高い金額を支払うこと」が技術の価値を高めるのではないことです。高い料金を設定している所が正しい指導を行っているとか、高いスキルを持っているとも限りません。

被害者からの報告として聞いているのは、指導と称して大広間のような所に大勢で押し込められて念仏のようなものを唱えさせられたり「次までに何人の紹介者、子会員を勧誘して連れてくるように」と命令されるそうです。

高いお金を出したからとそこで執着せず、危ういと思ったら逃げてください。その手法は洗脳と呼ばれるものでありオウム事件などで行われたものの焼き直しです。そういった連中の残党とか団体が名称を変えネットで活動しているとの報告もあります。

私は「催眠術師の資格」を売ってはいませんが、やる気のある人に指導は行っています。

自分で肩書きや背景、どこかとの繋がりを誇ったり、ヘンテコなグループを組織したり催眠団体? の幹部になったりはしませんが、自分の学んできた技術や経験は教えることができると考えています。

指導料は他の「催眠の大先生」に比べれば安いかもしれません。グループ指導では頭割りで交通費等が安く抑えられるように努力しますし、最近はネットでの通信教育も行っています。

サイトを運営開始して20数年ですからね(笑)。途中で嫌がらせや成り代わり、荒らしとか匿名での誹謗中傷にも苦しんだので、私のネットやパソコンに関するスキルは相当に高くなっています。

自作自演や強引やマルチ商法まがい、そのやり方でヒット数を集め、信憑性を増そうとしている連中がいることは忘れないでください。それに乗せられて引っかかるマスコミ関係者や一般人が多いことは重々承知していますが、私自身はそのようなやり方を行いません。

私には私の信念があってここまでの20数年間を歩いてきましたので、今後もそれに従います。

経験と知識、勉強や努力は裏切らない

催眠に限らず何かを覚え、何かをこれから始めるには信念を持ってください。

若い世代ならまず「自分を信じること」です。

自分を信じることができない人が他人に信頼を寄せられ、深刻な相談や心の悩みを打ち明けられることなどありません。自分を信じてまっすぐに努力すること。技術の習得や練習はそれに尽きます。

ただし、自分を信じることと「自惚(うぬぼ)れる」こととはまったく違います。

努力を重ね、何があっても決して諦めないことが信念で「何の努力も勉強もしないのに」自分には実力があると思い込むことが「ただの自惚れ」です。

その辺りは誤解なさらないように。

私の座右の銘でもあり、昔から信じていることはたった一つだけです。

努力は人を裏切りません。経験や知識こそがその人の財産です。

技術は経験です。経験であると同時にこれまでの道筋です。自分で苦労して学び、努力して身に付けた技術、知識、経験はその人を絶対に裏切らない。それが私の信じることです。

人は「嘘」をつきます。誰かを騙す者も裏切る者も盗む者もいる。悪意が無くても誰かの思惑に躍らされて悪口を言い出す者もいますし、勘違いや錯覚も付きものです。

私自身もこれまでに何度も経験していることです。

悪意がなくても立場や環境が異なれば感覚も違う。それまでは仲良しだった人が手の平を返したり、中傷を始める例もある。

これはまあ催眠とか心理学の範疇には収まらない話ですけどね。

販売の実績とか技法でも同じです。心理学やマーケティングはその「経験を」わかりやすく整えただけでしょう。いわば後付けで理論がくっついただけです。

誰かが苦労して身に付けたことが、結局はその人の糧になり身を助けるのです。

事情によって人の対応は異なります。結果として道筋が違ったり、誰かと一緒にやっていけなくなることもありますが、自分で学んだ経験とか技術や知識は絶対に裏切りません。

それは誰も奪う事が出来ないのです。

私もこれまでに散々嫌な思いはしています。信頼していた人に現金を持ち逃げされたとか、付き合っていた女性が二股や三股をかけていたとか、多額の費用を注ぎ込んでやっていた事業を横取りされそうになった、部下や仲間に裏切られたなどは枚挙に暇がありません。

長い人生です。そういった経験も一度や二度じゃないんですよ。

ただし、私の技術とか経験は奪えない。誰かの受け売りとか盗用ではないですからね。だから生き残れるわけです。その知識や経験を文章とか技術に変えて今も生活していることになります。

自分の努力や勉強、練習を信じること

曲がりくねった道 標識 アイコン他人をあてにして見え透いた物まねや模倣に走らないこと。それが結局は自らを励ます指針となり、これからの道筋を示す杖(つえ)となるでしょう。

アンチョコ本(安直、という言葉から来たそうで解答が簡単に手に入る参考書)とか模範解答例だけを漁っても身になりませんよ?

それは誰かの作った道筋でその時の解答であって。今後は違うのかもしれないです。催眠を深化させる手順にしても100年も前からある手法を延々、使い続けるというのもおかしな話だと思っています。

これは施術やカウンセリング、催眠誘導だけに留まりませんが多少の紆余曲折、回り道があっても信じて努力すれば目的地にたどり着けます。

気がつけば私ももう50代になりました。

年齢が上昇した分だけ保守的にもなりがちですし、勉強や練習は苦痛になります。それでも学ぶ意思のない者には何も与えられないのです。その人の「強い意思」こそが道を切り開きます。

上記しましたが、私が30代の頃、見ず知らずの私に頭を下げ勉強したいと申し出てくださった医師や医療関係者、学校の先生や塾の経営者がいます。

私は当時、凄く感動しました。

私個人の経歴や実績を知らず、私がどんな人かもわからないままホームページに書かれた私の文章やテキストを信じ、お金を払って学びに来てくださった方々がいます。

私はできれば、幾つになってもその方たちと同じように謙虚でいたいと望みます。

年齢が上昇したこととか、キャリアが増えたことを理由に高慢になるのは最も愚かしいと私は考えます。

この歳になってWordPressを一から学んだり。電子書籍の出し方とか書き方、アメリカへの許可申請とか出版用のISBNコードを取得するとか。そりゃ難しいですよ。全てを一人でやっていますので、正直誰かに丸投げしたいとか文章を書くことだけに集中したいとも思う瞬間はあります。

やるべきことは無数にあってね。大変だとは思いますが今も研鑽は続けています。

学ぶ事や挑戦することを辞めるのではなく、年齢の上昇を憂い若者を嘆く歳寄りになるのではなく、自分の経験や知識が増えたことを喜び、年齢、性別、職種や相手の背景には関係なく色々な立場の方から学びとれる柔軟さを持っていたいと思います。

それが私にとっては「信念」と呼ばれるものであり「挑戦」です。

その意思こそが「自分を信じること」につながって道を切り開くと思っています。

これは著書の巻末にも書いた言葉ですが、私は両親から「自分の信じた道を行くように」と言われ、今の名前(信行と言います)を授かりました。

これからもその名前を信じ「自分にしかできないこと」を探そうと思っています。

道はまだ遠く行く先の果ては見えていませんが、苦しみながらでも探し続ければきっと何か探し出せたり、誰かと歩んだり何かがみつかることもきっとあるでしょう。

結論を言うと「催眠が出来るようになる人」とは催眠をかける才能がある人ではありません。

結局は誰かを助けたいとか力になりたい、と考えはっきりとした目的意識や目標があって粘り強く勉強と練習を重ねる人ですよ。

私にとって催眠や心理学、インターネットというシステム、何より「このホームページ」は、自らの道筋を探す途中で出会った、自分自身や相手の心を知るための道具なのです。

同じような「志」(こころざし)を持つ人が一人でも多く、このサイトを訪れて下さることを望んでいます。

このコーナーの初稿は1997年に書かれています。年数が経過しましたので2017年のサーバー移転の際に、読みやすいようにレイアウトと一部に加筆修正を加えてあります。

► 催眠と教育、社会問題について(関連事項)

催眠と教育、社会問題について
2017/12/11改訂1998/03/31初稿このコーナーがこの場所に書かれた背景このコーナーが最初に書かれたのは1998年03月31日です。私がまだ開業して間もない頃ですね。ホームページを公開して1年ほどですが、すでにTBSの深夜番組等...

1997年10月 初稿

2017年12月07日 加筆、修正

谷口信行

応用と実践のインデックスへ