WordPress 5.0のメジャーアップデート(Gutenberg)
WordPress 5.0 に新しくビジュアルエディター、Gutenberg(グーテンベルク)が搭載されます。
スケジュールでは最短で2018年の11月19日、遅くとも12月中となっていますので、WordPressを使っている人向けに前もって解説しておきます。
今の時代にあったシステムや見た目に整えるしかない
私がホームページをHTMLで開設したのは1997年になりますが。この文章を書いている2018年から年数と数えると21年になります。
Google Analyticsのメリットは「購買層や見に来ている人の年齢層」の確認が出来ることです。
ウチの読者は18歳から34歳までが圧倒的に多いですね。
男女比率は男性がわずかに多いです。おそらくですが、心理学系とか「催眠術系」としては男女比率がほぼ半分で、若い世代を中心に読まれているという珍しいサイトだと思います。
普通はどちらかに偏ります。エッチ系? というか女性を操ろうという愚かしい内容とか催眠術を秘術であるかのように扱ったり煽るサイトだと閲覧者は男だらけになるでしょうね。
ウチには女性用の衣服とか化粧品、アクセサリー、あと車のメーカーなどもアドセンス経由で広告打ちにきます。催眠の話だけに終始していたら、こういった結果になっていないでしょう。
過去に書いたこういった内容がヒットしています。
洗脳問題で悩む人も結構な数が訪れています。
GoogleAnalyticsの分析や、コチラにやってくる広告の内容から考えると、閲覧者の男女比率が半々に整っていて、若い人達中心であることを意味します。
今どきの若い世代はノート型でもパソコンは持ち歩きませんから・・・。
スマホかパッドですよ。スマホとBluetoothやWi-Fiで簡単に繋ぐことのできる折りたたみ可能なディスプレイとかキーボードが増えれば、今後はこの傾向は更に強まるでしょう。
Googleの描く将来
私はMac系出身なので「iPad」(アイパッド)のイメージが強いですが、PC風に言うならば「タッチパネル付きのタブレッド」です。
現在のネット接続、検索はタブレッドとスマホが全体の約8割を占めます。
仕事でパソコンを使うことに慣れている人以外はノートパソコンを持ち歩くことも嫌がるようになっており、この傾向は日本だけではなく世界的なものです。
私自身も中小企業に頼まれてサイトの構築やドメインの管理、Googleへの登録をやったことがあります。私より上の世代にはWordPress(ワード・プレス)での更新を諦めて、HTMLに回帰しようという動きがありますが、それはしばらく待ったほうがいいですね。
今後の動向が微妙になっています。
40歳以上になっている人は情報化社会の動きについていけない。ブログやTwitterを毎日更新しろ、それも一日に数回と言われると無理なんですよ。それでブログやサイトを放置します。
ただし、Googleの幹部も40歳以上ですよ(笑)。現CEOのサンダー・ピチャイは46歳です。
それくらいの世代は簡単に諦めたりせず、もうちょっとやる気出してくださいね。
オープンソースであるWordPressには脆弱性やハッキングの恐れがあるので、常にデータベースとかPHPを最新に保つ必要があります。
それが面倒なので「HTMLに戻そう」と考える人達がいます。
中には20年近くも前のホームページをそのまま使っている人がいます。
フレーム枠も小さいままですし、スマホに対応もしていない。催眠術とかカウンセリングを掲げている所にもあります。それがGoogle AdSense経由でウチに広告を打ちにやってきます。
コンビニのコーナーでも解説していますが・・・。例えるなら昔のままの雑多で薄暗い個人商店が「宣伝のためのビラを貼らせてくれ!」と訪れているに等しいでしょう。
最低限必要な条件とか「商材」中身が整っていない。内装とか照明にはお金をかけず、他人の店内とか壁、電柱にビラだけ貼るようなものです。新商品とか商材の仕入れは行わず、汚い店内のままでミニコミ誌にお金を払って広告打つのと同じです。
不思議な話ですね。心理学とか催眠の専門家を名乗る人達が、大切なお金をドブに捨てるようなものだと思うのですが?
商売っ気無しで単なる趣味ならそれでいいでしょう。Googleは少し前から方針転換して「あなたの趣味を実益に」というキャッチフレーズを掲げるようになっています。
誰かが趣味で面白い内容とか凝ったコンテンツを掲げる。それをGoogleが間借りする形で「宣伝広告」を載せるようにして、その上で掲載用の場所を貸してくれた人に報酬を支払う方式です。
趣味ではなく正式に商店とか商売をやってる人が。他人のサイトとか誰かの集客力を当てにするようになっては駄目ですよ(笑)。Google AdSenseの場合はいつでもコチラから打ち切れますから。掲載する広告は自分で選べるのです。
せめて見た目とか中身は整えてからにしましょう。
WordPressのメジャーアップデート
Googleはすでにベンチャー企業から脱却したんでしょうね。堅実な広告方式に移行しようとしています。宣伝になるならどんなコンテンツでもOKです、という時代が過ぎつつあります。
ワードプレスというオープンソースはブログツールとして発達を遂げたものです。
ですので、長文を載せるとか企業向けのフロントページ、固定ページとしての機能は「HTMLに」若干劣ります。日々の日記を綴るものがブログの原型ですから。
Twitterは「短い文章を」今すぐに綴るものでした。メールの機能に近い。
誰か向けに送るメール、140文字に過ぎない短い文章を「世界発信」にして今、何をやってるのかを複数に知らせる機能が付きました。最初は写真も貼れなかったTwitterが写真機能も搭載する。それとは別にインスタグラムのようなものも台頭してきます。
ブログの唯一の利点は「PING」(ピング)と言われる通知システムだったのですが、その通知システムを悪用して自分たちのサイトだけを検索上位に押し上げて広告費を稼ごうとか、詐欺行為を働こうとするものが現れたので。
あちこちで敬遠されるようになって、今後は廃止されるでしょう。すでにGoogleはPINGの受け入れを停止しています。相互リンクを組んで毎日膨大な量のPING送りつけるグループがあったので、Bot巡回とサイトマップ登録に切り替わっています。
そうなるとワードプレスは「どういった形で生き残りを図るのか?」が大事になってきます。
即応性ではSNSやTwitterに敵わない。写真だけならインスタグラムもある。LINEは日本では普及していますが世界的には成功を収めていません。
圧倒的な人気を誇ったワードプレスが脆弱性とメンテナンスの大変さ、あとインスタグラムやTwitterに押されることで人気に陰りがあり、明確な方向性を示す必要性に迫られています。
そんな中で出てきたのが「WordPress 5.0」なんですよね。
今回のメジャーアップデートでGutenberg(グーテンベルグ)というこれまでとはまったく異なるビジュアルエディターがついてます。
これは賭けです(笑)。今後もワードプレスが生き残れるかどうかの大きな転換期。
見た目を整えるためにどうしても必要な機能
► Shortcodes Ultimate
少し前からワードプレスは「ページビルダー系」のプラグインが流行するようになっています。
私の所でもShortcodes Ultimateを使っています。比較的動作が軽いもので、ゴリゴリの装飾タイプではないのですが、文字の色分けとかボックスを付けたりタイトルとか見出し文字を装飾しようと思うと、こういったものがどうしても必要になってしまいます。
これはブログシステムの欠点を補うもので。本来は標準装備すべきものでしょう。
ワードプレスはスタート時にはシンプルなテキストデータを扱うようになっていましたので。日記だけなら外形とか見た目にそれほどこだわる必要がなかったのです。
ところが、単なる日々を綴ったブログではなく、ワードプレスを使って企業用のフロントページを作ったり、写真をたくさん貼ってギャラリーを作ったり動画を入れたり、ショッピングカートを動かしたいという要求が出てきます。
どんなに優秀なプラグインでも開発が止まるとお終いです。作者が急に行方不明になるとか更新しなくなる等もあって、そうなるとせっかく整えた見た目がサイト全体でおかしくなります。
中にはプラグインに脆弱性が潜んでいたり、悪意を持って改造されていた実例がありますから。ハッキングを受けて大問題となったことがあります。
後から追加するのではなく最初から標準機能としてビジュアルを整える必要に迫られていました。
ただもう普及が進みすぎていてですね。根本の部分を触るとなると稼働中のワードプレスのサイトは全て影響を受けます。今回のメジャーアップデートで動かなくなるプラグインも多いでしょう。
今だから必須となっています
それでもこの時期に踏み切ったのは「PINGが廃止された」ことと「ブログシステムを今後はHTMLの代わり」にするために必要な措置だからです。
ウチとしてもまあ、大迷惑です(笑)。
ワードプレスの動作がどうしても遅いのでWebARENA(NTT系列)からエックスサーバーに乗り換えた。やっと外見を整えて再開したばかりで。
今後は小説に特化しようとしています。
その小説、文章を書いたり載せるのに必要な「基幹部分」が変更されて置き換えられることになるわけですから。下手をすれば苦労して整えたテーマを変更する必要があります。
プラグインだけではなく、以前に作られたテーマにも不具合が出る可能性が高い。
Gutenberg(グーテンベルク)はメインコンテナの中に「ブロック」を作ります。
HTMLなどを触ったことがある方、スタイルシートを書いたことのある方ならわかると思いますが。フレキシブルで「レスポンシブ」つまり、携帯とかスマホ、タブレットに対応するのって結構、難しいんですよね。
ワードプレスはデータベースからパーツを呼び出して組み上げる「動的」コンテンツとなっています。HTMLのような静的コンテンツではない分、手を入れるのには勇気が必要です。
分岐点を作って機種ごとにとかディスプレイのサイズや解像度で分けたり。テーブルとかフレーム、綺麗に配置したはずの写真とか文字がうまく表示されなかったり。
古いサイトがそのままの形で放置されているのは「現在稼働中」だからですよ。
直すとなったら一時閉鎖する必要があります。フレキシブルで「サイズが自由自在に」変更できるかどうかは、実際に試してみるしか無いですし、とりあえず動いているなら。
「このまま使ってしまおう!」
と考えるお年寄りというか、スキルや情熱の足りない人達も大勢います。
Gutenberg(グーテンベルク)はメインコンテナの中に「独立したブロック」を作りますから。そこに写真とか表とか宣伝文句、ギャラリーや動画を入れます。
ウエブクリエイターボックス、と名付けられています。
ブロック分けを行うことで他への影響を避けます。スタイルシートで言う所の「DIV」要素に近いものを指定するのではなく、最初から基本機能に備えようという話です。
これがうまく動くようになるならば、ワードプレスを使ってショッピングカートなどを設置するのも簡単になるかもしれないですね。
企業向けとか個人向けに「通知が早く、HTMLよりも検索上位に入れた」PINGシステムがなくなったので、そっちに突破口を開こうとしています。
若い人向けにコンテンツを充実させて広告を見てもらったり、商品を買ってもらおうと思うと。ワードプレスも今の時点で改良を加えて今後に備える必要があります。パソコンとスマホ、パッド(タブレット)にきちんと対応しないと広告が載せられなくなりますから。
ショップとしての機能をつけたり、個人サイトをスマホやタブレットから超高速で見れるシステムを「Googleとワードプレスが」組んでスタートさせようとしてます。
長くなりそうなので(笑)。残りはまた次回に。
2018年11月12日
谷口信行