被験者の人差し指を起こし、間を離して支える(44ページ)
下からしっかりと指を組ませたら、その後、両手の人さし指だけを起こさせるようにします。
指をまっすぐに起こし、施術者が手を離すまでは曲げないように指示してください。
注意して欲しいのは身体を「やたらとベタベタ触る」のはラポール(信頼感)とかパス(接触法)には繋がりません。
先の解説で何気ない触れ方で相手との距離を詰めたり安心感を増すと説明しましたが、意味を勘違いして「触りさえすれば催眠にかかりやすくなるんだ」と思い込む人がいます。
あくまでも「支える」サポートする時に手伝うくらいの感覚を持ってください。
施術者がすぐに手を離してしまうと、被験者の指先はすぐにくっつき始めます。しばらくこちらの手で閉じないように支えておいて、被験者の前に静かに回ります。