正しい催眠誘導の方法 / 第九章

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深呼吸をさせて指先を凝視させる

目を閉じて、下の指からしっかりと組む(42ページ)


ここでは「しっかりと」指を組ませることがポイントです。

催眠に関する指導書の中にはそういった部分について触れていないものがあります。

最初から人差し指を立てていたり、上から指を組むと緩みます。人間の身体的な特徴とか筋肉の力を利用する形で行うものが筋反射です。

緩く指を組んだり、手の平の力が抜けてしまっていると思ったような反応が得られなくなります。施術者側がしっかりと導いて確認をしましょう。

写真を見ると私(施術者)が被験者の肩や手に軽く触れているのがわかると思います。

これはパス(接触法)といって催眠をかける際に必要なテクニックの一つです。なにげない動作に見えますが、被験者との心の距離を縮め、安心感を与えるために用いられます。

一見、何事もなく行っているように見える手順や動作、仕種の中にも被験者に働きかけ、誘導を上手に行うために必要な要素や手順が様々に入っています。

(パスについての解説は53Pで行います)