正しい催眠誘導の方法 / 第二十三章

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睡眠と催眠の違い、録画機器の準備を

足湯や半身浴などが効果を高める

足跡 右私が他者催眠などを行う際に、緊張感から深化がなかなか進まない方にお薦めしているのは足湯です。

ストッキングや靴などで締め付けた生活をおくっていると、どうしても血行不良を起こしがちになります。結果として自律神経の失調などにもなり易いのです。

足湯などを行い、その後で軽いマッサージなどを行うと心理的にもリラックスした状態になって、深化の度合は高まります。

足ツボのマッサージなども効果は高いのですが、自分で行うとなると専門家ででもない限り難しくなります。私はこの仕事を始める前に習いに行って一通り覚えました。依頼者の緊張をほぐすために事前に行うこともあります。

ですから足を温め、血行を良くしてから取り組むことをお薦めします。半身浴なども効果は高いですが、入浴後に身体を冷やさないように注意してください。

アメリカの特殊部隊や強襲部隊、SWATと呼ばれる専門のチームがあります。彼等の仕事は常に危険と隣り合わせであり、少しのミスが命取りになるようなケースが多々あります。

そのような仕事に従事する人の場合、仕事が終わったからといってそうそう簡単に緊張は緩みません。

プロとはいえ、極度の緊張を解くためには時間がかかるのです。

ジャグジーバスそのような危険な仕事に従事する方が行っているのが、仕事後にぬるま湯に長く浸かることだそうです。

緊急の呼び出し等もあるので深酒するわけにもいきません。

仕事柄、オフといっても呼び出される可能性がゼロにはならないでしょうから・・・。

そうなると安定剤とか睡眠薬にも頼りにくくなるのでしょうね。

30分から1時間程度、ぬるめのお湯をバスタブに張ってそれに浸かります。心臓に負担がかからない半身浴で行い、できるだけ間は何も考えないようにします。

そうすることで自律神経を緩め良く眠れるようになるのだそうです。

こういった方法なら、睡眠薬などに頼るよりも安全性が高いですね。

日本ならバスタブのない家はまずありません。お金をかけずに用意できます。

湯舟に浸かり温かいお湯に身体を沈める習慣は減っているのかも知れないですが、ぬるま湯に漬かることは自律神経を落ちつかせリラックスさせたり、仕事やストレスから生じる興奮を覚まして緊張を緩める効果もあります。

ラベンダーなどの沈静作用のあるものを併用するとさらに効果が高まります。

ジャグジーとかジェットバスを備えるご家庭も増えています。長く浸かること、マッサージ効果を加えることで自律神経の調整になったり緊張が緩むからでしょうね。

不眠症などに悩む方は一度お試しください。

フットマッサージャー自己催眠の都度にいちいちバスタブにお湯を張るのも大げさですから、お風呂上がりに洗面器などにお湯を汲み、足を浸けてしばらく温めてから行うと良いでしょう。

フットマッサージャー等も通販で売っています。そういった商品がヒットした背景には単に気持ちいいとかコリが取れるからだけではなくて。

足を温めたりマッサージすることで「緊張が緩む」効果があるので、精神的にもリラックスできるからでしょうね。

揉んでいるのは足ですが、血行も良くなるので効果は全身に及ぶでしょう。

最近は小型化が進んで折りたたんで持ち歩けるものもあります。自己催眠を行う前に足湯の代わりにそれらを用いてもいいと思います。