書きたいものがあるんだな、と遅ればせながら気がついたので
そうなると相手を責めても無駄でしょうね(笑)。
一度、記憶の改ざんとか忘却が生じていますから。
どんなに怒ったり訂正を求めてもその記憶は戻りませんから・・・。
出来事やエピソードそのものがきれいさっぱり消えているわけです。
消えているだけならいいんですが、実際にはご自身に都合のいいストーリーにすり替えられていて。
「あの時の借りを返せ」「仕事が軌道に乗ったら誘うと約束した」というような話を言い出す人までいますよ?
証拠の手紙とかメールとか写真とか。場合によっては当時の動画を見せても一度自分がそう思い込んだことは認めようとはしません。
そんなことはやってない!
と言い張ります。
完全に忘れているのですからどうしようもありません。
結局はこちらが苦笑いするだけですね。
まあ、お金を貸したり親身になって面倒を見たりはしませんけど。
私個人の異質な記憶力と過去の読書量、経験値とデータ値でこのサイトは構築されているような・・・。
間違いないのは学閥やプロダクションの後ろ盾を持っているわけでもない私が、講演会に呼ばれるようになって何百人もを前に話をするようになったこと。
ゴールデンを含むテレビ番組に呼ばれて実演するようになったこと。
今も私の文章やアイディア、テキストや映像があちこちで引用されていること。
催眠の大手団体と言い張ってる連中が、今も私のサイトに利用価値があると思っていて。必死になってGoogleとか代理店経由で広告を打とうとすることですね。
変な話ですが、悪質な盗用とかパクリ、ものまねまでを含めて私の実力の証明です。
自分では記憶力や再現率がそこまで価値があるとも異質だとも思ってなかったので。
なんでこの程度のことを自分でやらないんだ?
と不思議に思いました。
全員がそれくらいは簡単にできるはずだと思ってましたから。
そうか、コイツらできないんだ
とある時、はたと気がついた。
そこの部分にもっと早く気がつけばよかった(笑)。
こんな仕事を長年やってる癖に、自己分析がどうも苦手です。
若い頃は仕事で成功を収めて裕福になりたいとか、女性にモテたい、それが自分の目標だと思っていたのですが、どうやらそこも違ったようで・・・。
物欲はどちらかというと薄いようですね。
誰かが買った物とかブランド品などをひけらかしていると、羨ましいというよりもむしろ哀れに思います。
反対に優れた才能、凄い作品とか企画を見ると素直に羨ましいとも思いますし、その人に強烈な尊敬の念が湧く。
「モノづくり」をやってる人が好きなんですよ。
不思議なものですね。
おそらくは自分で表現したいものとか、誰かに伝えたいものがあって、こういったサイトを始めたんだろうな、とこの歳になってから思います。
自己表現の場というか、結局は文章を書くことが好きだったのだろうと。
物書きになるとか、漫画家になる人には二種類しかいないと思うんですよ。
お金持ちになりたいとか有名になりたいとか、女性にモテたいって人と。
それとは違って「何らかの物語」とか自分が表現したいとか書きたい、誰かに読んで欲しいとか知って欲しいとか「残したい」と思う人の二種類です。
前者は権力欲とか色欲などの「欲求」に直接的に繋がるものです。実質的には物書きとか漫画家とか表現者になりたいのではなく「モテるなら、お金になるなら」何でもいい人たちになります。
後者はむしろ、自分の表現方法というか「物欲」ではないんでしょうね。
イメージとか概念に近い。
寂しかったりね。辛かったりね。誰かに支えて欲しいとか側にいて欲しいと願ったり、強烈なコンプレックス、時には「歪み」を抱えた人が魂を削って書く文章とか絵っていうのはやはり、見るものの心を奪います。
自分の中にある様々なものを作品に使って「まっすぐに叩きつける」人が稀にいます。
もっとわかりやすく噛み砕くとね。「物書き」を目指す人と「物書きにしかなれない」人がいます。
その両者は「似て非なるもの」です。両者には決定的な違いがあります。
おそらく、それは職業ですらないんですよ。
物書きを「職業として」目指す人は実入りとか直接的に受け取れる金銭が前提です。報酬とか名誉とか名声が欲しいタイプで悪い言い方をすると「どんな手口を使っても売れたい」人になります。
だから盗用とかパクリもへっちゃらで。誰かの企画の後追いとか当たってるものの物まねをストレートにやります。
その結果として異性にモテるとか周囲からちやほやされるってのがあって。最近はこちらを目指すタイプのほうが主流かもしれないですね。だから写真や文章、企画を盗む。
ところが、物書きにしか「なれない」タイプはそうじゃないんでしょうね。
食えないとか辞めとけって周囲に止められても、自分の描く世界から離れられない。
そこにしか自己表現の場所がないですから。
居場所であり存在価値そのものです。寝食を忘れて四六時中書いてるタイプの人が、それに当たります。
見てる周囲はハラハラするでしょうが、ご本人にとっては苦痛ですらないんですよ。
むしろ、その瞬間が幸せなんです。