そうか、夏休みだ

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教室 ロゴ付き私(わたくし)的な観察

故郷(ふるさと)は、遠きにありて思うもの

チューブ ベスト盤 Amazon 写真四国育ちの私のホームページに、懐かしいアクセスログがちらほらと・・・。

そうか、もう夏休みなんですね。

夏休みが近づくと大学関係者からのログが一気に増えます。東京、大阪、京都、四国、九州など。

心理学に関する記述のあるページとか、パーソナルスペースについて書いているサイトはあまりないので、一部(ウチのような)に集中するんでしょうな。

学生の皆さんへ。

色々大変だと思いますが頑張ってください。

今の時期にしか苦しめない? 楽しめない、努力できないこともたくさんありますから・・・。社会人になってしまうとできない経験もいっぱいあるのです。

ネットや書籍、文献も含め、様々なものを参考にするのは良いことです。

ただし、丸写しはしないように(笑)。

たまにそういった行為をする愚か者がいますが、それを当たり前のように受け取らないように。

そんな情けない人間になると後の人生が大変ですよ。

常に誰かを羨んだり盗んだり、身勝手な行為ばかり繰り返すようになりますから。

報酬はあなたの中に留まる

若いうちに「丸写し」物まねや盗用をするなと私が言うのはですね、盗用が腹ただしいからとか犯罪行為だからって言うだけではありません。

そういった行為に慣れると、その人本来の持つ人柄とか能力とか「文才」「研究テーマ」つまり、本来は備わっている才能の発達が大きく妨げられるからです。

残念ですが才能はね、自らが鍛えなければ育たないのです。

苦労しながらも自分で学んだり、拙い(つたない)ながらも懸命に文章を綴り、自分なりの表現でどこかに現した者だけが受け取ることのできる報酬があります。

それは「周囲からの評価」「褒められることや賞状」などではなくてね(笑)。

自分自身の中に蓄積する文才であったり、何かを作る能力であったり、我慢して何かを育む(はぐくむ)忍耐力であったりもします。

若い頃に安易な手抜きを覚えた人はだいたいは大人になった時にずるい行為を繰り返すようになります。それが恥であるという感覚すら失ってしまいますから。

「努力する才能」というと馬鹿馬鹿しいもののように受け取る人もいるかもしれませんが、これが長い人生においては結構大切になります。

みんな、苦労するのなんて嫌ですからね(笑)。歳をとれば余計に手抜きするようになりますよ。手足も動かなくなるし、頭だって固くなりますから。

若い頃に苦労を厭わないとか多少、辛くても我慢して「やってみる」姿勢を学んだものだけが更に難しいテーマにも挑戦できます。

この「努力する」「自分で何かやってみる」ということは子供の頃とか学生の頃に習得しておかないと、なかなか身に付きません。

考え方は人によりますが(笑)

顕微鏡 アイコン延々と大学とか会社でつまんない閥争い繰り返したりね(笑)。何の新しい提案も発明もできないし、新たな発見もない。下手すれば部下とか同僚の開発研究や文章、アイディアの盗用ばかり繰り返す大学教授とか作家とか、現実社会にはいますよ。

そういう人に実力は皆無です。人としての魅力もない。なのに人脈?とか派閥だけを誇ったり頼って出世して行く人も実際にはいます。

世の中は厳しいんです。喰って行くためには金も必要でなりふり構っていられない部分もある。そう考えれば他人を利用したり、誰かのものを積極的に盗む連中だっています。

でもねぇ・・・。やっぱり窃盗だけで一生を安楽に暮らす例は少ないと思いますよ。

歳を喰った時に家族や会社に裏切られる。これまでの身勝手な行為を咎められて離婚されたり、置き去りになってしまう人も私は過去に大勢みてきました。

誰かに「やっといてよ」と言うのはそりゃ、簡単ですよ。私だってそうしたい。

何でも部下に押し付けたり安易に誰かに頼む人は頭がどうかしてますよ。その人が辞めたり連絡がとれなくなったら? たちまち現場は動かなくなるでしょう。会社が潰れたり部署が動かなくなるのはそのせいです。

自分である程度までは把握していたりやれる人が、手が足りない部分だけを誰かに頼るとかお願いするなら話はわかりますが・・・。おんぶに抱っこなのに態度だけ尊大って人もいます。

そういう安易な習慣が身に付いた人は誰かに何かをやってもらっても感謝などしないものです。自分では努力しないのに周囲に対して文句ばかり言います。

実際にはそういった人の場合、家族とか会社とか社会とか部かに「裏切られる」のではなくてですね、因果応報で自らの行いが自分に跳ね返ってくるだけです。

多くの場所で種を蒔き、自分で苦労して水をやって育て、その上で実りを待つ。中には多少、盗人とか身勝手な連中に持ち去られるものもあるかもしれないですが、それでも「育てる過程で」学んだノウハウとか知識や経験は、誰かが持ち去ることはできませんよ。

知識とかアイディアの窃盗犯は「ずーーーーっと」盗むしかなくなるのです。

途中の過程を知りませんから。

模倣や習得と「窃盗犯」は違います

バラのつぼみ アイコン種まきの時期はいつなのか、肥料には何をやったのか、手入れに必要な道具とか収穫した果物や野菜を「どういった加工、料理をするか?」までを含めたものが知識であり経験でしょう。

多少の模倣(もほう)はいいと思いますよ。

誰かに習うことは恥ではありません。先生とか何かのお手本は無いよりもあったほうがいい。むしろまったくの素人がいきなり、何かに成功するほうが稀です。

ですから誰かとか何かを参考にしたり、一時期は模倣になってしまってもそれは仕方ないでしょう。

いけないのは、他人の知識とか研究とか成果を「自分のもののように」錯覚したり喧伝することです。それはただの窃盗犯(笑)。

これは以前からの私の主張ですが、できれば安易な模倣犯とか窃盗犯ではなく、優れた技術者や研究者、文才を持つ「発信者」つまり、情報を自らが作ったり出す側に立ってください。

綺麗でまとまったものを盗むのではなく、多少拙くたって自分の意見のほうがいいんですよ。

そこにご自分の意見とか発想、アイディアを伴う文章こそが将来、読み返してみても懐かしいですし家族や自分の誇りや思い出にもできるのです。

若い頃から窃盗犯になれば歳とった時に悲惨ですよ。誰にも慕ってもらえませんし尊敬もされませんから・・・。家族とか近しい者なら尚更です。距離が近いがゆえに本当のことを知ったら深く傷つくでしょう。

今はネットもメールも発達していますからね。安易な行為を行うとその証拠は何年もの渡って長く留まってしまいます。

自分の娘とか息子とかね。家族とか仲間とかですね。以前の同級生とか恋人が見て目を背けたくなるようなサイトとか盗作繰り返してどうするんですか?

私はアダルトサイトとかもごめんですよ(笑)。恥ずかしいもの。

ネットに関する知識や経験、サイト構築のためのノウハウや動画編集の技術はあります。以前に水商売の経験もありますから、女の子をスカウトしてきて脱がせる程度なら簡単なのかもしれない。

でもやらないのは自分の中に線引きというか、やりたくない事柄とか項目があって、自分の知識とか経験を「そういったものには使いたくないなぁ」という感情が伴うからでしょう。

もっともっと勉強しようという気持ちに

味いちもんめ 漫画 Amazon 写真最近になって昔、読んでいた漫画をもう一度、読み返す機会がありました。

原作者の方が急逝されたとかで、一時期更新が止まっていました。コンビニで再版されたことがあったので、何冊か手に取って以来、病みつきに。

若い主人公が紆余曲折、失敗しながらも京料理を学び料亭の中で板前として成長してゆく姿を描いた内容です。

単行本1巻の初版は昭和61年(西暦1986年)7月ですので今から24年も前です。おそらくはバブル景気の前に書かれています。

私自身が20歳で苦労しながらあちこちで住み込みで働いていた頃と重なるんですよね。それもあって読みふけってしまいました。

一時期、SMAPの中居正広主演でドラマ化されましたが、あれは原作を無視しすぎていて正直、嫌いでした(笑)。

歳をとって読み返してみると色々、受け取る部分が異なっていますね・・・。感受性の違い、経験や年齢の違いから同じ書籍や本でも受け取る印象は異なるものです。

ただ、間違いないのは未だに自分には勉強が足りなくて今からもっとやるべきことがたくさんあることに気がつかされます。

たかが漫画と笑うことなかれ。若い世代にもお勧めの逸品です。

若いうちにしかできない失敗とか経験があります。

できれば恐れずに今の季節、若い年齢のうちにそういった経験をたくさん積んで欲しいですね。

漫画の主人公のように板前とか職人の道にまい進する人もいるでしょうし、研究者、学者を目指す人もいるかもしれない。もちろんサラリーマンとか水商売の人もいますよ。その全ての職業が様々に絡み合う事で、私たちの生活とか仕事とか社会は成り立っているのですから・・・。

職業、商売に貴賎(とおとい、いやしい)は無し。

ただし、その職業、商売の中に卑しい人、手抜きをしたり盗用を繰り返す者もいます。若い世代が卑しい感覚ではなく、自らの能力を鍛えて高く羽ばたいて欲しいと私は願います。

私自身も、もっともっと勉強したいと思います。

2010年07月26日

谷口信行