催眠術で男性の浮気を予防できるか?

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男性陣に内緒で浮気予防のテスト

男性を呼び出す設定

私個人の考えとしては今回の実験では五割程度の効果がみられれば上々、と考えていました。通常はそんなに効果があるとは捉えませんよ。日数も経っていましたから。

催眠をかけたままいつまでも放っておくわけにも行きません。そのままで結果を待つことは、「どこでも構わないから浮気をしてきてくれ」といっているようなものです。

ですから三日ほど経った後、知り合いの女性に頼み込んで次々に男性を一人ずつ誘惑してもらいました。

簡単に説明すると設定はこうです。まず、私と男性が待ち合わせをします。その場所は喫茶店でも居酒屋でも、ちょっとシャレたショットバーでもかまいません。

そこにたまたま、私の知り合いの女性(もちろん、偶然の訳がありません)がいて、そして、たまたま私に急用ができて、私は二人を置き去りに去ってしまう、という設定です。

それぞれの男性を別々に呼び出します。口実は様々ですがお互いが被らないように、また実験が終わった後でそれを他の連中に口止めしながら行ってみました。

少々、不謹慎ですけどね。まるでドッキリカメラのようで(笑)興奮してしまいました。

試しに誘惑してもらいました(笑)

私が「男性を誘惑する役目」として選んだ女性は、23歳で独身、整った顔立ちの痩せ型のの割には胸は大きいという大方の男性が弱いタイプ(笑)。

前回の実験でも協力していただいた女性です。

Eさん
Eさん

いい男がいたら、本気で誘ってもいいってこと?

かなり色っぽいタイプの女性です。新地の高級クラブなどでアルバイトをしており、普通の男性だったら間違いなくクラクラするはずです。スーツを着てもらって、いつもより少し控えめにお化粧をしてもらいました。

駄目押しに二人っきりになったら、「あなたが気に入った」とか、「とってもステキにみえる」とか、「二人になれる所に行きましょうか?」とか、男なら誰でもクラクラする強烈なとどめのセリフを彼女に言ってもらうようにしました。

少し離れた所で監視を続けたのですが、そのときの相手の表情の変化や慌てたセリフというのは、なかなか興味深かったです。

今ならば隠しカメラを仕掛ける所ですが、当時はそんな技術も予算もなかった。口裏を合わせて皆でこっそり見てました。店全体が見届け人で仕掛け人になっていました(笑)。

相手に誘われた瞬間、何かを急に思い出したようにソワソワとし始める奴、眉をひそめたまま、彼女の方をまったく見ることが出来なくなってしまった奴、「急用を思い出した」といって帰ってしまった奴、「イ、イヤ、僕は・・・」といって口ごもってしまう奴、何回も誘われると、「嫌だっていってるだろ!」と怒りはじめる奴まで出る始末です。

普段の彼(ら)の名誉のためにいっておきますと、そんな真面目な奴じゃありませんよ。健康面においても何も問題のない男性陣ですから、喜んでついて行くと思います(笑)。

誘惑してもらった女性が

Eさん
Eさん

ちょっと、プライドが傷ついちゃった・・・。

というくらい、成果がはっきりと現われました。

殆どが成功しましたね。日数が経っていたにも関わらず。申し訳ないのですが面白かった。後で事情を話したら催眠にかかった本人達も笑っていました。

良い飲み会になって盛り上がりましたよ。

後に通り掛かりの人への誘導にも成功しています

今回の実験で高い効果を得られたのはやはり、私の知人や友達、知り合いが多かったからだと思います。催眠をかける際、重要なラポールづけ(テキスト参照)がすでにはっきりとできあがっており、催眠を深化させることが容易であったことが理由としてはあげられます。

つまり、私とは始めから信頼関係ができあがっており、初対面の人に催眠をかけるよりもはるかに容易であったといえます。

※1997年でその頃はそう思っていました。1998年から1999年にかけて出た番組において、初対面の方へ路上で催眠をかけることに成功しています。詳細は通り掛かりの人に催眠をのコーナーを参照。

心理障壁が厚くなるのは不信感からだけではありません。初対面の相手とか面識がない相手、相手の雰囲気や服装からも人間は何かを察知します。

その「察知される部分」に何らかの情報を織り交ぜることができないか?が現在(2006年1月時点)の私のテーマです(笑)。

一連の実験を行ってからかなり長い時間が経過しています。私の考える心理障壁を乗り越える手法、または急速に安心感や信頼関係(ラポール)を構築する手法は他の先生方の考えとは一線を画すでしょう。それなりの実績、推論はあります。

私はこの結果がすべての場合にあてはまるとは私は考えません。実際に浮気を防止するために催眠を使った場合、確実に効果があるのは全体の約三割というところではないでしょうか?

なんらかの軽い効果を含め、はっきりとわかる程度の防止の効果が得られるのは、約半数だと私は考えます。