社会不安と欲望の法則

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不安が高まると増える商売

儲かるのは私? それともあなた?

折れ線グラフ アイコンリスクを「自分が」背負うのか、相手(会社)が背負うのか、自分はその仕事の「どこの部分」を背負うのか、事前に確認することです。

ホストクラブなども同じです。「私はナンバーワンのホストで、年収は1千万もある」とテレビ番組などで自慢する男がいますが、それならなぜ賃貸のマンションに住んでいるのでしょうか?

瞬間最大風速というか、一瞬だけの見入りでいいのならある程度の数字は取れます。ですが、継続して行うにはやはりそれでは不可能だと思いますよ。

自分の欲望をかなえるにはやはり自分の力がいるのです。何かにお金を払ったり、そのまんまシステムに載ってしまえば「必ず儲かる」なーんてことはないでしょうね。

お金儲けにはたった三つしかありません。

1.頭を使う

2.身体を使う

3.気を使う

実際にはそれらが複合しています。肉体労働をガンガンやろうにも雇ってくれる場所は必要です。どんな職場であっても多少は対人関係もある。

水商売が楽かといえばそうとも言えない。私も経験者ですから(笑)。食えない時代にはありとあらゆるアルバイトをやってましたし、肉体労働から水商売まで経験したことはありますよ。掛け持ちしてました。

自分が汗水垂らして働くか、他の人には思いつかないアイディアとか商品を扱うか、誰かに優しい気遣いとか思いやりをもって接して「気持ちよく」お金を使ってもらうしかなくなりますね(笑)。

結局は相手の本能や欲求に強く訴えかける商品やアイディア、能力が、自らの欲望をも満たすのです。特に不況時にはそういった傾向が強まります。

何の世界のトップでも簡単にその地位につく人はいません。過去から独自の方法や理論を意識、勉強と努力を重ねています。それなりに苦労を重ねているものなのです。

成功を収めた人を見ると、その人の努力や勉強、それまでに背負ってきたリスクには敬意を払わず、彼が手に入れた物ばかりを羨む人は多いですね。

現実には成功談を聞くのではなく、その方の失敗談を伺うべきです。苦労話とか難しかった部分を探ることが次の成功の鍵でしょう。

私? 私ですか? 私は自分の欲望にはより忠実です。まして他人を当てにするタイプでもありませんし。

私の書いた催眠、なんて特殊なテキストやビデオが売れたり、Shopで扱っている商品が売れているのも、見る人の本能に強く訴えかける何かがあるのかもしれませんね。

ご自分で何かの商売に乗り出す方はその辺りに注意してみられては如何でしょうか?

やる気があって、面白い人間なら相談に乗ります。

もっとも、私自身がそのような人を利用して儲けてやろう、と考えているのかもしれませんよ。

え? 人が悪いって?

それくらいじゃないと、あーた、今の時代を生き残っていけませんよ(笑)。

騙せ、とは言いませんが、せめて騙されないように自衛を。

このコーナーの初稿は1997年に書かれています。年数が経過しましたので2017年のサーバー移転の際に、読みやすいようにレイアウトと一部に加筆修正を加えてあります。

1997年09月01日 初稿

2017年12月14日 加筆、修正

谷口信行

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