正しい催眠誘導の方法 / 第二十四章

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タイムレコーダーでルート整備を

先に階段のイメージを練習しておく(151ページ)

登りの石段最初に呼吸法と導入に入る前に、イメージトレーニングを行います。

事前に練習を行い「目をつぶると『私の階段』が見える」ようにしておくと、自分でも楽に深化が行えます。

このテキストにおいて他者催眠でも階段を使った深化法(イメージ法)を解説しました。

これを応用し、自己催眠でも自分の催眠の深化を進めることができます。

自分の心の中に「私の階段」を作ります。イメージはどんな形でも自由ですが、設定としては「階段」が下向きに伸びていて十段(短く感じる人はもっと長く設定しても構いません)程度が適当です。

「私の目の前に階段がある」

「私はその階段を一歩づつ下に向かって降りて行く」

「階段は十段あって一番下に降りると身体の力が抜ける」

「深いリラックス状態に入る」

瞼を閉じて階段を思い浮かべたら、常に同じイメージが浮かぶように練習しておきます。

実物の階段か写真のようなイメージを思い浮かべ、足下の感覚や階段の前に立った時の雰囲気を自分で感じとるようにトレーニングを行いましょう。

他者催眠で用いた階段のイメージ(79ページ)も参考にされてください。

正しい催眠誘導の方法 / 第十五章
深化法の手順(76〜85ページ)身体を揺らしながら力を抜いてゆく(76ページ)イメージトレーニング(78ページ)階段をイメージする(79ページ)他にもあるイメージ法(81ページ)電車のイメージを用いる(82ページ)テンポを上げ、駅を加速して...

自己催眠の場合、取り組むごとに階段の形や長さやイメージ、内容を変えないように注意しましょう。

イメージを統一し、常に一定、同じイメージを頭の中に描きます。

この階段は覚醒の際にも利用します。

ですから最初の時点で何度もよく練習しておいてください。