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正しい催眠誘導の方法 / 第二十四章

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タイムレコーダーでルート整備を 正しい催眠誘導の方法

自己催眠における深化(150ページ)

開けられた鍵これも事前に解説しますが、自己催眠においても深化は「深ければ深い程良い」という訳ではありません。

他者催眠の解説「深化法を学ぶ前に」においてその理由の説明はしましたね。初心者や一部の誤った解説書にはそういった勘違いもあるようです。

確かにある程度の深化(トランス)がないと暗示(自己催眠含む)効果が薄くなります。ですが、だからといって常に「意識が完全になくなるまで」が求められているのではありません。

お坊さんが座禅を組めば全ての意識がなくなるか? といえばそうではないでしょう。状況や目的によってはもっと浅いトランスで事足りる場合は多々あります。

正しい催眠誘導の方法 / 第十四章
深化法を学ぶ前に(68〜75ページ) 日本における催眠術に対する印象、テレビ番組等でよく起こるトラブルと錯覚、なぜ催眠術師や催眠という技術が「社会に受け入れられにくいか?」について解説を加えています。深化法を学んで深く催眠をかける前に、嫌がる人達の気持ちとか立場、施術者側の心構えについて述べています。

自己催眠においては潜在意識に対する働きかけも自分で行う訳ですから、あまりに催眠を深くすれば肝心の潜在意識への働きかけが出来なくなります。

よほど練習を積むか準備を念入りにやらないと、催眠を一気に深くし過ぎれば、本人には「まったくわからなくなる」ことになります。

自己催眠を行うといつも寝てしまうとか、まったく何も覚えてない、という繰り返しになる方は自分の行動や反応を誰かに立ち合ってもらい、確認してもらう必要があります。

後で「シュルツの自律神経調整法について」のコーナーで触れていますが、神経症や自律訓練などではそれほど深いトランスは得られませんし、あまり深化は必要ありません。

他者催眠と同じく「常に深い催眠が必要か?」というと、そうではないのです。

ですから、自己催眠において「意識がなくなること」ばかりに気をとられ、神経質になる必要はありません。

また何の予備知識、事前の準備や安全策もなく、少し何かの本を読んで自己催眠を初めた途端に急速に深いトランスに至る人は、はっきり言えばありえません。

常であれば起こり得ない反応なのです。

他者催眠でも説明を行いましたが、顕在意識がそんなに簡単に弱まるならば生活において危険を伴ってしまいます。

しっかりと潜在意識は守られ、蓋が閉まっていてこそ意味はあるのです。入念な準備や練習を行うこともなく、いきなり自分の意識を失ったり、感情や行動が変化するならばそれは決して自己催眠などではありません。

仕事で車の運転中、何かの作業の合間、例えば主婦が料理中に火を使っている最中などにそういった反応が起こればどうなるでしょう? 

ご本人が何かのきっかけで突然、意識を失うとしたら? 困りはしませんか?

これは「催眠術師のひとりごと」に書きましたが、私は実際に付き合っていた女性が意識を失うことがあったので、多重人格を疑うようになり、催眠に深入りすることになったという事情があります。

そういった反応を起こす人は自己催眠以前に精神科やカウンセリングの領域に入ります。何かのショックや大きな精神的なトラブルから障害が生じているか、外部から何者かのコントロールを受けている可能性があります。

すぐに専門家か、医師に相談することをお薦めします。