神戸の象徴的な建物、オブジェ類
2006年に撮影したものとは別に新規に載せています。
今回は夜景です。2006年に撮影した写真は昼のものでしたが、LEDが主流になってからは各地で象徴的なオブジェがライトアップされるようになってきました。
電気代が大幅に安くなったことと、各自治体が観光客誘致のためにライトアップに積極的になったためですね。神戸でもその流れのせいかカラフルな展示が増えています。
以前は黄色いというか、ハロゲン電球的なライトアップだったのですが、久しぶりに夜出掛けてみると赤っぽい鯉のようになってました(笑)。
フィッシュ・ダンスの題名のとおり、赤い錦鯉が踊っているようですね。
正式名称は「神戸海洋博物館・カワサキワールド」のようです。川崎重工の作った新幹線とか航空機、船舶などの解説や展示もあるようですね。なんとヘリまで実機で置いてあるそうです。
住人あるあるって奴ですが、中に入ったことありません(笑)。神戸ポートタワーとセットの共通券があるようです。大人一人1,000円。微妙な価格帯ですね。高くなく安くなく。もっとも私が神戸に観光旅行に来ていたらお金払ってでも入ると思うのですが・・・。
外見の幾何学的というか複雑な模様が面白くて撮影してみました。夜のほうが綺麗ですね。昼間に撮るとよほど天候に恵まれないとくすんで写ります。真っ青な青空かライトアップして真っ黒な夜空に「白フレーム」を浮かび上がらせるほうが綺麗でしょう。
検索すると経済産業省の管轄のようで。近畿経済産業局のホームページに「カワサキワールド」のほうだけなら撮影可能と明記されています。それなら一度、行ってみますか? 日本の美術館とか博物館は館内撮影禁止の所が多いので、カワサキさんは太っ腹だなと思います。
地元の方は小学校とか中学校の遠足とか団体行動で来ることが多いようですが、私自身は元が神戸出身者ではないので一度も入ったことがありません。とりあえず今回は外観だけ。
おそらく私のように他所からやって来た人間以外は違和感を覚えないと思いますが。国際交流とか外国との交易や流通が昔から盛んな地域だけあって、市内には様々な芸術作品が置かれてます。
変わった椅子だなぁとか面白いオブジェだな、ってのは街角のあちこちにあります。郵便局の壁にある椅子だけでも私からすると良い被写体だなと思ったり。撮ってると変な目で見られますが。
無機質にも思える椅子やオブジェクトで。地域住人とか地元の方にはあまり意識されないものでも、スチルカメラ、単焦点のレンズで奥行きがあるように撮影すると。なにか違ったもののように感じます。
こういったものが無造作に置かれているのも神戸の特徴です。
仕事で全国各地に行きましたし、違う地域に住んだことも多いですが。いわゆる地方都市でこれほど色々なオブジェとか銅像があるのは珍しいんじゃないですかね? 神戸と同じく港町で昔から交易で栄えてきた横浜でもこれほどは置いていないと思います。
凝った造形の建物とか銅像、オブジェも多いですね
まあ、観る人によっては税金の無駄遣いに思えなくもないでしょうけど(笑)。観光誘致に積極的な国とか都市は何らかの措置とか保護、法令による制限や配慮は行っています。
どちらかというと日本は遅れてる方ですね。ベネチアやイタリアなども数百年も前から法律で建物の高さとか壁の色を規制してたりもします。観光資源や文化遺産を守ろうと建物の改築とか新築に厳しい制限を設けたり転売や外国企業の参入を断っているケースもありますね。
壁を白くするとか屋根の色を補助金出して統一するとか、建築物の高さの制限をするとか、面倒で非効率にも感じるかもしれないですが、結果として景観を守ったりその周辺の地価や観光資源、歴史が守られるためにあえて厳しい制限を設けていることもあるようです。
放っておくと各自が好き勝手なことをやってしまいますから(笑)。
神戸の場合は公共の公園の造形、椅子とか銅像とかオブジェに凝ったものが多いですね。
フランスのParisとかNew Yorkとかに憧れたんですかね? いや、むしろ神戸と同じ港町のロッテルダムでしょうか? ちなみに日本で初めてライトアップされたのが神戸ポートタワーのようです。
海外の都市にもオブジェがたくさんあって芸術の街を目指しているものはあります。
お忘れになっている方もいらっしゃるようですが、震災被害で十兆円を超えるとまで言われた大打撃を受けるまでは借金のない健全経営で知られた都市です。株式会社神戸とまで言われて世界各国から視察に訪れていたくらいですので、そういったものにつぎ込む余力と意味があったんでしょう。
阪神淡路大震災も神戸以外の大都市であの規模の地震が起こっていたら。復興にはもっと時間がかかったのかもしれないですね。ちなみにメリケンパークには神戸港震災メモリアルパークがあります。
2017年12月20日
谷口信行