要するに性的なコンテンツを含んでしまうから
元々は「楽しいことをネットで読んでもらおう」と考えて始めたサイトでした。ヒット数を集めてもそれが広告料になるような時代ではなくて。
自分の文章、知識とか経験をただ「誰かに読んで欲しい」気持ちが強くて。自分の存在意義というか技術とか考えを知って欲しかっただけですね。
一定の年数が経過しましたから
これが結構、大きな意味があったりします。
元々はお金儲けのために始めたのではなく、自分の文章を読んで貰いたくて始めたことでした。他の人とは異なった経験とか失敗もあったので。それをどこかで公開したいとの念がありました。
が、ここで問題が幾つか。初期の頃からテレビ番組とか雑誌社、講演会が複数、釣れるようになりまして。
テキストなどの発送も行うようになった。
ネットの黎明期だったので信頼性を増す意味もあって私は最初から実名でサイト運営をやってます。匿名でとかペンネーム、まして顔を仮面で隠してのテレビ出演はやっておりません。
自分だけ顔とか素性を隠して傷つかない状態で商売をするのは、なんか好きじゃなかったんですよね。死なばもろとも方式で今の若い方にはお勧めはしませんが(笑)。
そうなるとですね。当然、私のことを知ってる人たちもいるわけでして。
善意の方とか素晴らしい出会いもあった代わりに、自分が付き合ってた彼女の「浮気相手」が正体を隠して近づいてくるとか、薄汚い魂胆がある人も寄ってくることになります。
家族とか親族、古い友人とか元カノ、以前の職場の関係者とかも見ますので。あまりに露骨な性表現とか性犯罪の話は書きたくなかった。
一番、気にしたのは甥っ子とかですね。
私自身は結婚していますが子供はいません。それでもおそらく漫画家とか小説家でも私と同じ感覚を持つと思いますよ?
決しておふざけとかお色気や暴力表現「だけ」で大儲けしようとは考えていない。その一方でどうしても物語を「織る」時には避けて通れない部分があります。
悪役も要りますし起承転結が求められます。その過程においてきっかけとなったエピソード、物語の根本、例えばですが性的虐待やイジメについても記述では触れることにはなります。
何が原因でそういった事態に陥ったのか? といった解説やエピソードが必須となるのです。結構、その部分が強烈で。書く時にも勇気は必要でした。
子どもたちが幼い間は、できればうちのサイトから直接、そういったものに触れて欲しくないなとも思ったのでしばらくは遠慮してました。
これだけ時間が経てばもうそろそろいいかと
全員、大人になってるのでもういいでしょ(笑)。すでに結婚した甥っ子もいますし。
テレビなどの仕事を時々受けたのも災いしましたね。
講演会とか出演や取材が舞い込んだので。余計にホームページ上の表現とか内容には気を配った。時折、政治ネタとか大嫌いな政党の名前も載せていますが(笑)。
基本的には穏便な感じで運営管理しており、あからさまな悪口が載っているのは一部のものまねサイト、丸パクリしてテレビ番組や出版社に売り込んでいた屑みたいなおっさんか、洗脳騒動を引き起こした連中に対してだけです。
書けば話題になりそうな出来事とか事件、経験談もたくさんあるのですが・・・。
出すタイミングが難しい。
実体験も含んでいるだけに、下手に話題になって目立ちたくなかったというのもあります。
そろそろいいかと思って一本、書き上がった途端に東日本大震災がありまして。震災ネタとかトラウマの話が色々と入っていたのでやはりタイミング的には拙いのではないかと。
残念ではありますが、途中で放置していました。
現在、サイトで上げているのはその頃のものです。多少、修正加筆を加えています。
記述として少し古い部分もありますが。それはその後の続編に繋がっているのでご容赦を。
性的描写の殆ど無い「ライトノベル的」なものも
性的な描写を含んでいて、私が実名で長くサイトをやっていて「番組出演などを受けた」から、載せられなくなってたものはあります。
私の付き合ってた女性を変に勘ぐったり近づかれても困ります。世の中にはそういった嫌がらせも本当にありますから。
東京にいた頃にはろくでもない自称催眠術師とか団体幹部を名乗る連中が接触したり、知らないふりで近づいてきたりがありました。
現在は依頼は受けておりません。
小説にネタとして書いてしまうということは自分の手の内を晒すことにも繋がりますので。ネット経由での依頼とか実演は今後はもう難しいでしょう。
今後、少し書きたいなと思っているストーリーがありまして。そっちでこれまでの実演の裏話とか、使っていた小道具、必要とされる環境などについて晒してみましょう。
おそらく催眠に関するどんな解説本、私の後追いをしたテキストにも書かれていませんよ(笑)。
建築用とかね。花博などで使われていた当時の先進技術から私が思いついて小細工したものです。番組出演とか依頼から考えたちょっと特殊な手法についても触れてみたいと思っています。
せっかくサイトを高速な所に移転して、WordPressのテーマやプラグインを整備したので。
そのままここに載せようかとも思ったのですが。内容がかなり違うのでそちらは書き上がったらネット系の出版社に応募したほうがいいかも。
異世界モノが流行ってんですかね? あっちみてもこっち見ても異世界モノ。それもチートな最強キャラとか男がモテモテってのが多い。
今は便利な時代になりましたね? 原稿用紙はおろか募集要項もなかったり(笑)。どこみても枚数とかジャンルについての制限がない。
面白ければ何でも扱うという腹の座った出版社が出没しつつあります。
ゴリゴリの催眠術モノでもいいんでしょうかね?
「それならここがいいよ」「お薦めです」って出版社があったらTwitterででも教えてください。
PS.
Web ARENAの契約が今日で切れました。最後は対応が遅くなったり、腹の立った部分も多少はありましたが。十数年間という長い期間、大変、お世話になりました。
2018年10月01日
谷口信行