飲食店を嫌う人達がいますが
ウチのサイトには「消費者金融」の話とかも載っています。
今は空前の求人募集、売り手市場だそうで。黒字営業、業績はいいのに働き手が見つからない。それで業務を縮小したり赤字に転落したり潰れている会社までが存在しますが・・・。
若い方向けに「仕事の視点」について述べておきます。
ア○ムとか武○士とかプ○ミスってね。違法な金利を課してるとして処分受けたり。サラリーマン金融と言われて学生から嫌悪された時期も長いんですよ。元は中小企業、いわゆる街金と言われた業種で。
そういった職種の幹部には闇社会とのつながりがある人がいて。一緒にサウナに行ったら背中に全面、入れ墨があってそれを隠すどころか自慢してて。アンダーグラウンドな専門誌で紹介されている人までいましたよ?
担保を確保してじゃないとお金を貸さない銀行とは異なって。消費者金融は安定した収入があることを条件として「短期的に高金利で」個人にお金を貸すことで成功を収めました。
過去にね。消費者金融は「学生の就職希望ランキング」で上位に入ったことなどなかったんです。
どちらかというと嫌悪される状態で。今の飲食店業界の状況にも似ていますよ。
その嫌われていた時代、本来なら大手銀行とか証券会社に勤めるとか、入社を希望して面接にゆくようなきっちりとした学歴がある人が。何人かサラ金に入社しています。
当時の消費者金融の幹部たちが驚いて「あなたの学歴、成績ならもっと上というか銀行系などの金融業を目指さなかったのですか?」と問われてこう答えています。
私はこの仕事、御社の業務や仕事に将来性を感じています
世間一般というか親御さんや他の大学生が銀行や証券会社を目指す中、そう答えて入社した学生がいるんですよ。消費者金融の社長や役員も喜んで、その社員に良い待遇を与えたとの話です。
その後、消費者金融は何度かの法改正を経てですね。銀行に合併吸収されています。テレビCMも解禁されて芸能人が出演することも可能になっています。
ノウハウを学んだのは先に消費者金融の現場にいた人ですから(笑)。
今では同じ会社です。ブラック企業だと馬鹿にされていた時代に消費者金融に入社した人が今では銀行系で幹部になっています。重要な事業を任されているわけで、実際には経営統合の功労者でもあります。
先駆者、自分で考えて「当たりを引く人」っていうのはやはり視点が違うんですよ。
最近は学生の就職、希望ランキングの発表をあまりしなくなったでしょう?
あれに載ると「業績が傾く」ってのは有名な話です。東芝、SHARP、一度は倒産したJALもそうでした。
山一證券や三菱自動車も不祥事が発覚するまでは学生に人気でした。
学生も就職する時に事前調査はします。OBに話を伺ったり検索もすると思います。
ですが、実際に職場で働いているOBが会社の内部情報をリークするわけがないですし(笑)。自社に不利になる情報など表に出せるわけもない。倒産や不祥事発覚の寸前まで絶好調だと思われてた会社もありますよ?
粉飾決算とか実際の売り上げや業績をよく知る人物ほど口は重くなります。
中に入らないと実情はわからない
それこそ身内とか経営陣によほど親しい人間でないと。内情とか実情は知ることができません。
そうなると社会経験の少ない学生では現実を知ることができないので、知名度とかイメージ先行で決めることになります。結果として企業としてピーク、学生の就職人気ランキング上位に入った会社が危うくなったり。
難しいのは企業の本音とか隠している「現場の実情」を知ることなんですよ。
私の個人的な意見としては。今、勢いがあるとか番組によく取り上げられているということで就職先を決めるのはとても危険でしょうね。
むしろこれからを目指すなら「影になってる」部門、実績や売り上げはあるが「人材の確保に」苦労している職種や業種を目指すべきだと思うのです。
任天堂なんて(笑)。元は花札やトランプを細々と作っていた会社ですよ?
マブチモーターなんて会社もあります。子供向けの水中モーターとかプラモ用の電池式モーターを作っていた会社で。あの会社があんな巨大企業に変わるなんて誰も思っていませんよ。
私の世代なら誰でも知っているメーカーではありますが、発展する要素なんて感じられなかった。
子供向けの玩具、電池を使った直流モーターのノウハウを持っていたので小型化の依頼を受けます。主要な取引先は携帯電話を作っている会社です。携帯電話に「バイブレーター機能」がついたことで状況が一変する。
マブチモーターが外資を始めとする携帯メーカーに軒並み採用されることで化けました。
今じゃ車のモーターまで作ってます。パワーウィンドウの開け締めとか直流電流でしょ? ドアロック用のスィッチもマブチモーターです。ドアミラーの駆動モーターとしては世界一位です。
未来を完全に予想するのは難しくてですね。私が若い頃に人気だったのはDCブランドと言われるアパレルメーカーですが、その殆どが倒産するなり規模を縮小して他のメーカーやショップにとって変わられています。
当然ですが、当時としては学生の就職希望先のトップですよ?
飲食店系は不況時に強いのが特徴です。人材難で喘いでいた消費者金融と同じで。好景気の時にも需要はありますが不況に転じても強い。一定の需要が存在しますから。
大きな震災、海外での内戦とかアメリカと中国の経済戦だけでも状況が激変します。世界中がネットで繋がれてAiなどが発達した今だからこそ難しい部分もありますね。すべてが連動してしまいますから・・・。
どこの業界や職種が傾いたり反対に潤うかが、とても予想が難しくなっています。
検索で簡単に知ることができる知識や技術だと、その程度は「誰でも」触れることができる。検索やネット発達したからこそ「自分の目と足で」出向いて確認する作業も生きてきます。
売り手市場で就職先を選べる時代だから安易な人気投票ではなく「自分が頭角を現せそうな」業種とか職種、人手の足りない会社や企業を選んでみるのも一つの方法ではないでしょうか?
何しろ人材難なら首にされにくいですからね(笑)。
最初から業務に追われて擦り切れるよりも。多少は人員的に首切りが少ない会社でノウハウを学んで。独立や移籍、その後のランクアップを目指す手も残されています。
ネットの普及で成功者のパターンも変わってきています。
海外向けに日本製の茶碗とか南部鉄器、包丁などが売れています。水のいらない鍋なども絶好調。農産物なら果物、柑橘類やイチゴなども売れています。日本では消費が減っているはずの日本酒とか醤油、米や炊飯器などが売れているケースがあります。
昔なら農協とかスーパー、仲卸(なかおろし)や問屋を通さなければならなかったものが、素通りで消費者に届きます。インスタグラムとかTwitter、ブログを通して人気になり海外に直接売れたりもあります。
昔とは違って大企業だから安泰とか、安心ってわけではなくなっています。
あなたの「未来予想図」は?
サイト運営を開始して「催眠術師」になってからはまた厳しいことが多かったですが(笑)。
自分が意図した通りのものもある。イレギュラーというかその場の状況に合わせて変えなければならなかったものもある。よい出会いもたくさんありましたが苦い思い出、このクソ野郎が、と思う連中もいましたし、騙されたり利用されて辛い思いになったものもあります。
ただ、二段ベッドでまだ見ぬ将来への不安を抱えて必死に仕事にしがみついていた頃から比較すれば。
多少は恵まれているのかもしれないですね。
もっとも若さは失ってしまっており、体調不良等もあって思うに任せない部分はありますが。
私に大きな勝負が打てるかどうかは別として。編集機器や撮影機材も揃え直しましたので。この辺りで別の企画やアイディアの一つもやってみようかと思っています。
自分が学んできたこと、取り組んで来たことの総決算がそろそろ必要な時期に入ったのかもしれないですね。
次の「元号」は何になるのでしょうね?
まさか、私が生きているうちにもう一度、元号の改元に立ち会えるとは思ってませんでした。
昭和64年の時はミナミのホストクラブで二段ベッドで。わずか一着しかなかったスーツを毎日着て。毎日、酒を浴びながら暮らしていた頃ですね。
天皇が崩御された時に営業をやってる飲食店、水商売は不敬だとして右翼団体が襲撃事件を起こしたりもしていて。ちょっとビビりながら営業していた記憶があります。
まあいわゆる「ケツ持ち」(ヤクザなどのバックアップ)がある店は襲われてなかったですが。
昭和がいきなり終わるとは誰も思ってなくてですね。昭和64年の十円硬貨はその後、高値となっています。当時、私が多少でも目端が利いたならば、近隣の商店や銀行に硬貨を集めに走ったでしょう。
これも人間心理の面白さなんですが500円硬貨の発行が始まった時、その硬貨がどこにも流通していなくて。支払いで使うと珍しがられた記憶があります。
亀有公園前派出所という漫画でも描かれていましたが。高額な硬貨が珍しいからと多くの人が蒐集して自宅に保管しておくようにしたために、発行枚数が相当に増えるまで表に出てきませんでした。
単純な話ですが、集めるなら新しい硬貨ではなく「古いお札」のほうでした。コインの流通が始まった時点で岩倉具視(いわくらともみ)の印刷された500円札は回収されることになります。
500円硬貨はどんなに集めても500円の価値のままでした。
後から考えると正解は見えますね。任天堂とマブチモーターの株を買って昭和64年の10硬貨と「岩倉具視の500円札」を集めればよかった。
が、それを正確に予想した人はいないですね(笑)。後出しジャンケンならなんとでも言える。
左寄りの人たちとか朝日新聞などはさんざん、日本はお終いだなどと当時から騒いでいましたが・・・。
昭和、平成が終わる今から考えるとどちらも平和な時代だったと言えるのではないでしょうか?
阪神淡路大震災とか東日本大震災などはありましたけどね。それでも、日本は他の国々から比較するとずいぶんと恵まれているようにも思います。内戦もなかったですし、飢饉や日照りで農作物が獲れず餓死者が連続したり、疫病の大流行で死者が続出したりはない。
2000年の終末思想の際にも騒がれたような大きなトラブルはありませんでした。
ヒット・アンド・アウェイが基本
危うい、となったら逃げちゃってもいいと思いますよ?
絶対に安泰な企業とか職場ってのはない。今でこそ暴対法も消費者保護基本法も出来ましたし、クーリングオフも強化されましたが、私が働き始めた当時はそんなものはありませんでした。
求人情報誌やスポーツ紙片手に「保証人なし」で職場を探したら。そりゃまともな所にはなかなか当たらない。親とか誰かが保証人になってくれたり後ろ盾になってくれるから、安全も確保されるわけで。
親からの協力とか後ろ盾がない状態だと辛いですよ?
食うのもやっととか危うい環境になることもよくありました。飲食店系とか水商売系はアンダーグラウンドな世界とも近いですしね。どちらかというとそっちと直結しています。怖い経験はいっぱいしてます。
芸能界にも「タコ部屋もどき」の所があって、厳しい環境で働いている人もいると思いますが。危ういとなったら猛ダッシュで逃げてもいいでしょう。
実際には再出発してる芸人さんとかタレントも多いんですよ(笑)。
福岡の大手芸能事務所から逃亡してサンミュージックに入った竹山さんみたいな人もいますし。私が若い頃に親切にして戴いたオール巨人さんのお弟子さんだった有吉くんも今じゃ冠番組持ってます。
「弟子が逃げた」って話を。当時、何かで聞いたことがありました(笑)。
ああいった業界じゃよくある話で。別に珍しくも何ともない。その後、ブレイクして大きく当てた人が騒がれるだけであって。当たらなきゃそのまま消えますから問題にもなりゃしません。
一般企業でも同じで。大手企業や公務員であっても粉飾決算や贈賄に加担しろと求められたり。悪事が発覚したら「お前が責任をとれ!」と迫られて自殺したりうつ病になってしまう人だっています。
公務員とか大手企業だから安心ってわけじゃなくてね。不幸な巡り合わせでそういったものを押し付けられたり、偶然上役とか仕事で知り合っただけの関係で、理不尽な要求をされることは時折、起こるんですよ。
受け入れたら終息するかといえばそんなことはなくて。追い詰められたり死に近づくこともあります。
学校のいじめ問題などでもそうですが。相手は悪いことをしていると思っていませんからね。要求が更にエスカレートしますし、告発したり自殺した側を一方的に罵る糞みたいな連中だっています。
一時は逃げるというか身をかわしてその後で体裁を整えるというか、詫びを入れる所は入れてお金を支払ったり、相手の仕事を手伝ったり代替え案を用意することで丸く収まっているものもあります。
こういった仕事、カウンセリングなどに携わったからでしょうが、私は直属の上司とか得意先に無茶を言う人がいて。どうしても理不尽な要求なら逃げ出して保身を図るのも間違いではないと考えます。
一番大切なのは「自分の未来とか将来」「命とか心のバランスを」失わないこと。
チャンスがあったら攻めるべきですし、我慢や忍耐も必要でしょう。ただし後ろ盾とか応援がない状態で孤立したままだと精神的に病みますよ。私自身もそういったものに苦しんだことがあります。
その後の何年もを失うくらいなら。いっそ転職したほうが気が楽です。思い切って仕事を辞めるか休んでしまったほうが回復も早いですし、結果としていい方向になることもよくあります。
ヒット・アンド・アウェイが基本、というのは攻め時と撤退時期、我慢して「控える」タイミングが重要だからです。苦しい時、強引に前に出ようとか誰かにすがれば余計に状況が悪くなることはあります。
精神的に不安になった時にすがった相手が悪くて。占い師とか自称専門家に騙されたり。洗脳とか恋人に「風俗業」に売られるきっかけになったりもありますよ。
休憩や回避を行ってボロボロになるのを避ける。休んでいる間にも情報分析をやったり、様々なものを観て話題性や話術を身につける。当たっている企業、売れてるタレントや芸人を観察してノウハウを学ぶ。自分に欠けている部分を埋めるために別の技術とか知識を勉強する。
いっそ住む場所とか務める会社、職種をガラッと変えてみるなども一つの方法です。
最初から当たりを引き続けて。ずっと恵まれた人生をおくるなんてレアケースですよ(笑)。
プライベートとか恋愛も含めて。何度も転んだり痛い目にあって人間は多少はマシになるものです。
一時は「あいつは逃げた」と罵(あざけ)られたり嘲(ののし)られた人が。今も一線で活躍していたり立ち直って成功している実例も数々あります。
雌伏(しふく)という言葉を知ってください
休憩時間や回復期、難しい表現を用いるなら「雌伏の時」(しふくのとき)は必ず要りますよ?
【雌伏】(しふく)《名・ス自》
将来に活躍の日を期しながら、他の下に屈従すること。
若い内なら勝負は何度でも打てます。30代の後半までは余裕でしょう。
心身ともにボロボロになって再起不能になったり致命傷を負うまで「最初に居着いた場所」で頑張ってしまうのではなくて。方針転換してでも「生き残って」チャンスを待つというのも間違いではないと思います。
有吉くんなんて素直に凄いなって思いますよ(笑)。いくら周囲が求めるからといっても、あだ名地獄を3年も続けらたら途中で辞めたいでしょう。よく我慢できたもんです。
同じホスト経験者だから言うわけではないですが。YouTubeで当てたヒロシも立派だと思いますよ。
諦めず自分の話術、足りてない部分を分析して「その時」を待ったり。趣味の世界を粘り強く撮影、編集して紹介してきた人が脚光を浴びているケースがあります。
ミニチュア模型の世界とかね。見てて感動します。
40歳過ぎていきなり突飛なことを始める夢追い人はちょっと痛い部分もありますが・・・。それでも可能性はゼロじゃないでしょうね。実際にその年令過ぎてから商売とか仕事で当てた人を知っています。
一過性のブームが去ったり、暴言とかトラブルで仕事がゼロになった芸人やタレントでも謙虚さと学ぶ意思があったら再出発は可能でしょう。実際にそれで復帰を果たしたヒロシやピコ太郎のような実例だってありますよ。
今はYouTubeだってブログだってあるのですから。マスコミから完全に干されてもSNSやインスタグラムもあります。情報発信をするツールを利用すれば、一山当てる方法はあるのかもしれません。
誰かの誹謗中傷とか悪口三昧でなければ、応援してくれる人もきっと出てきます。
雌伏、つまり「他の下に屈従すること」をやっていても、諦めたらそこで試合終了ですよ?
大事なのは我慢している間、自分の能力とか技術とか経験を高めるため、何らかの取り組みを続けることです。
私の場合は1997年にホームページ、インターネットというツールに出会い、編集ソフトとかパソコンの使い方を覚えたことですね。それがなかったら新しい出会いや仕事のきっかけが生まれませんでした。
今なら便利なアプリとかスマホもある。どんな場所に行っても高画質な録画も可能ですよ。カメラを持ち歩く必要もない。アイディア一つ、企画力で勝負が打てる時代にもなっています。
雌伏の時を超えて自らの道筋を切り開く勇気を。
常にトップランナーって人は珍しいのでむしろ、大切なのは「転んでから」ですよ。
ps.
人材難で悩む飲食店業界、特に牛丼チェーンとかラーメン屋とか外食チェーンはですね。「多少はお金をかけて」住居を確保して住み込みを復活させるといいですよ(笑)。
地方出身者がもっとも困るのは住宅費や光熱費の高騰です。
通勤時間が長時間で毎日満員電車に乗るのも辛い。慣れてませんから。住居が遠方だったり食費や寮費名目で会社のピンはねが酷いなら、自分で住居を借りて職場を変えますよ。
昭和の終わった「1月7日」に更新の予定でした。体調不良が酷くなってしまい、更新が遅くなりました。
2019年01月16日
谷口信行