遅れてごめんなさい
更新をさぼっている私。
ちょっと色々と立て込んでまして(笑)。講演会の準備もありますし、メールの受け答えなども忙しいんですよ。会員ページ(テキストセットの購入者)向けに、ちょっと面白い企画を思いついたので、目玉商品としてそっちにエネルギーを注いでしまっています。
「学校へ行こう!」などの番組出演ギャラを次々とつぎ込む形で、現在、設備を整えています。
私はもしかしてアホでしょうか? そんな所に、「そんなに費用かけてどーすんねん?」って言われればそれまでですけど、まあ、好きでやってますからね。
面白いですよ。遠方の方でも利用すればわかるでしょう。
ただし、ここで詳しい内容を載せると、またそれを物まねする馬鹿(香川と西明石、博多他、あちこちに生息しています)が増えますから詳細は秘密にしておきます。
こっちのページも決しておろそかにするつもりはないんですけどね。
忙しい、忙しいと言いながら、色々やってる合間にオリンピックなどもみてたりなんかして。
田村亮子バンザーイ。彼女の懸命な頑張り、やっと取れた金メダルにちょっと泣き入ってしまいました。変に記憶力のいい私は、前回のオリンピックの時の彼女の顔をよく覚えていますから、今回の笑顔はとても素敵に映りましたね。
このコーナーで裏番組の宣伝してちゃダメかな?
まあいいじゃないですか。4年に一度のお祭りなんですから。
日本サッカーチーム、応援してます。頑張って下さいー。
以前、ワールドカップの時「ひとりごと」のコーナーにサッカーの応援を書いたら、あっさり負けてしまいました。ですから縁起を担いでこっちに載せてみましょう。
長野君、面白い(笑)
長野君、面白い人ですねー。収録の合間も冗談言ってますし森田君との掛け合いが絶妙です。
映像では気軽に話していたり遊んでいるように見えても、実際には必要な要点は会話の中できちんと押さえておかなければなりません。
これがかなり難しいと思うんですよね。
私は「先生、ここの部分はよろしくお願いします」と、現場でディレクターに言われても寸前になると、時折内容を忘れそうになります(笑)。
寸前になると、頭、真っ白になるんですよ(笑)。
実は長野君、今回の収録の少し前にカート(車のレース)か何かで事故に遭い、ちょっと足怪我してたんですがそんなことは感じさせない頑張りでした。
足を縫ったとか折ったとかで、片足引きずっていたんですよ。かなり痛みもあるでしょうけど、やはりそこはプロですね。画面からはそういった雰囲気は欠片も感じられませんでした。
アイドルって大変だわ・・・。痛いのも我慢して仕事しないといけないし、表情に滲ませてもいけない。色々なものを自分で考えてアドリブを入れ、面白いセリフの一つも話して面白い映像を作るように心がけなければなりません。
見てるぶんには簡単そうに見えますけどねー、そうそう簡単ではないと思いますよ。
現場で私は時折、置いていかれます(笑)。テンポやノリについていけてません。そのうちに慣れるんでしょうか?どうもそうは思えません。
私の場合、一応収録の際には台本とか構成とかはあるんですが、大ざっぱなモンです。「ここで先生登場!」とか書いてあるだけ。
やはり全体には彼等の個性とかキャラクター、とっさに行うアドリブ(これは私や他の一般参加者も含めてですが)などに、番組が助けられている所が多いんですね。収録に参加してて始めてそれがわかりました。
やはり彼等あってのコーナーでしょう。もちろん、一般参加者の協力もあってのことですが。
前にも書きましたが、催眠のみ、だとどうしても恐い映像になりがちです(笑)。
ありゃりゃ?
森田君も毎回、頑張っています。
本人も自分で一生懸命、催眠かけてたんですが、今回は彼のかけているシーンはカットされた部分が多かったですね。ファンの皆さんは残念でした。
収録は長時間に及びますが放送に用いられるのはたかが数十分です。仕方ないと言えば仕方ないですが、その「写らない筈の部分」にも、私やタレントさんスタッフの多大な努力と応援、取り組みがあります。
たかが数十分、されど数十分です。その映像を作るためにスポンサーは多額の費用を払います。それだけの映像を収めるために皆が色々と苦労することを「無駄だ」と受け取るか、良い映像、面白いシーンを作り上げるために「必要な努力だ」と考えるかの違いはあるでしょうね。
長野君が痛い足をおして懸命に走るシーンや逃げるシーンもあったのですが、それすらもカットされました。
厳しい世界ですね。
私としては他にも残して欲しかった部分もありますが、それは私の範疇(はんちゅう、役割って意味です)ではありません。映像のプロにはプロとしてのこだわりや考え方があり、それは経験に裏打ちされたもので、部外者が安易に口を鋏んではいけないものなのでしょう。
私にも私なりの「プロとしてのこだわり」があるように、その部分はやってる人達や、その世界に住む人が決めるもんだと思います。
部外者として関わっている私とは異なり、視聴率が取れない時の責任も、彼等はかぶるのですから。
本当は今回の長野君のシーンより、先に撮った坂本君(と森田君ペア)が、先に出る(放送される)と思ったんですけどね? 他にも収録が終わっているものがあるのですが、またしても放送上の都合で前後してしまいました(笑)。
ごめんなさい。私が嘘ついた訳じゃないんですが、面白い映像が撮れたので、次回に持ち越された模様です。少し遅く(10月の後半)はなりそうですが、今後、2本連続して放送される予定(らしい)です。
楽しみにしてて下さい。
個人差ってあるねー
一口に「催眠」っていってもね、相手があることですからそれぞれに違います。同じ暗示の内容でもまったく異なる反応を示します。
こればっかりは正確な予測ができませんね。
でもね、男は楽でいいわ(笑)。泣かないもの。前回、前々回と多少、女性被験者で苦労したもので・・・。今回はとても楽に感じてしまいました。
誘導を行う側からすれば、相手が「男性である」というだけで心理的な圧迫感が少なくて済みますけどね。私(施術者側)が女で、誘導される側(被験者)が「男の場合」なら印象は反対かもしれません。
多数の誘導を行っていると、男性の場合、少々驚いたくらいでショックを受けて泣きだしたり、収録中に立ち上がれなくなったりすることはありません。
女の子はねー・・・。やっぱり、「インチキだ!」とか、「あんなの嘘だ!!」と思っている人ほど、深くかかるとショックを受け易いもので・・・。どうにもやりにくい場合もあります。
私、別にフェミニストでも何でもないんですが、どうも催眠においては女性にはあまり無理させたくなくって・・・。「学校へ行こう!」の場合は他の番組よりはかなり配慮してもらっているんですが、それでもやってて、時折、気が引けてしまう瞬間があります。
番組の意向としては「女性(に催眠をかけてる)のほうが、見ていて綺麗で、視聴者も興味をひかれる」と思うのかも知れませんが・・・。ウーン、どうですかねー?
皆さんはどう思いますか?
男っぽい人も、催眠には「かかる」
今回、出演してくれた彼は大阪風にいうと「ちょっとヤンキー」です。
どっちかっていうと気合い入ってるタイプ(笑)。番組に出演中なものでちょっと丸く振る舞ってくれてはいましたが、怒ると怖い面もあるらしく周囲にも一目置かれているようです。
女性には優しいし、自分からあちこちで喧嘩ふっかけてまわるタイプではないのですが、「売られた喧嘩は買う主義だ」ってことですかね?
個人的には嫌いなタイプではないんですけどね(笑)。
私も負けず嫌いでどちらかといえば喧嘩は買う主義だったので。男だったらそんなものでしょう。そうでなければ色々頑張ったり手を出したりしませんよ。私が延々腕立て伏せやったり空手や合気道をやったのも、他人に負けるのが苦手だったからです。
心理学に傾倒してしまったのも元々は営業成績で「他人に負けたくなかった」からだったりします。負けたくないばっかりに色々調べましたし努力もしました。やはり自分が「その他大勢」に収まるのが嫌だった。自立心があったり独立心のある男なら皆同じでしょう。
年齢はあまり関係ありません。
やる気のある奴とか、将来を見据える奴は中高生の頃からどこかが違います。
一般の人は誤解しがちですが、ナヨナヨとしてて優柔不断で、他人の意見に左右されやすい人が「催眠にかかるか?」といえばそうではないんですよ。
男っぽく、自信に溢れ「催眠なんて信じない」と言っている人でも催眠にはかかります。
以前にある地域にお邪魔し、青年商工会で講演会を行いましたが、二次会で弁護士の方に誘導を行いました。やはりこの方が格闘技や運動が好きで「男っぽく自信に溢れ」「催眠なんてまったく信じない」と言いきっていた人です。
それでも催眠にはかかりますよ(笑)。私はいわゆる危ない職種の方から公務員、官僚に至るまで催眠かけた経験はあります。
本人は「いや、絶対に大丈夫だ!」「(私は催眠に)かかっていない」と言い張りましたが、何度やっても同じような反応が起こります。
最後は「ウーン?」と、しきりに頭を捻りながらお帰りになりました。
それは何度みても興味深いものです。
やはりその人に合った内容がいいですね
気が強く「売られた喧嘩は買ってやらー!」とばかりに、あちこちで喧嘩やトラブルを繰り返せば、結局、家族や恋人、兄弟が心配するんですよねー。
やはり多少は我慢したり、トラブルを避ける努力もしないといけません。
彼女(出演者の女性)のお母さんが、「喧嘩をしないように」と言ったのは、娘の付きあっている彼氏を本気で心配しているからです。時折、凄い喧嘩をやらかして顔をボコボコにして帰ってくるらしい(笑)。放送ではそこまでは触れていませんでした。
で、その彼の向こうっ気の強さとか相手と戦う意欲を、彼女の姿やイメージを利用して止めようってことになりました。以前にウチの実験コーナーでやった、男性の浮気を催眠術で防止するの変形ですね。
そちらの実験でこういった暗示を行っています。
1.あなたは浮気をしようと思うと、なぜだか彼女(もしくは奥さん)の顔がちらついてできない
2.あなたの頭の中に浮かんでくる彼女(奥さん)の顔は、(あなたに対し)幸せそうに笑っている
この「浮気」の部分を「喧嘩」に変えたのです。要するに怒りの部分を彼女の表情とか優しさにすり替えて喧嘩を起こす前に1拍、呼吸を置かせようといった手法ですね。
激しい感情に傾く前に柔らかなイメージで和らげ、ご本人も苦しくない方法で喧嘩を予防しようといった手法ですがそこは番組です。そのままでは分かりにくいし面白くないのでその「引き留め役」を長野君が女装して行うことに。
彼は番組中、「自分の彼女」ではなくて、「長野君の化けた偽物の彼女」に、喧嘩をしないよう優しく諭されることになった訳ですが・・・? 実際の話、あれで効果あったんでしょうかね?
謎です? その後を詳しく追跡調査してみたい気もします。
次回をお楽しみに
ここで以前やった手法をもう一回、再現してみることになりました。
彼女ご本人を偽彼女、つまり長野君が女装している所に送り込んでみればどうなるのか?をやってみたのです。要するに催眠にかかっている彼氏からすれば瓜二つの彼女が目の前に二人存在することになります。
実際の映像をみれば大笑いなんですけどね(笑)。どうみても女にはみえない。長野君が男っぽ過ぎて女言葉も服装も似合ってない。なのに彼氏は「え?なに?どっち?」になった。
事前にカラオケboxで誘導をやったのですが、長野君が「透明に見える」などの暗示もやったんですよ。その時、長野君が冗談で飲み物のメニューを持ち上げて見せました。
すると現場にいた催眠にかかっていた皆(彼と友達数人)はメニューが独りでに空に浮いているようにみえたらしい(笑)。
恐る恐るメニューに触れようとしたのですが長野君がそこで手を放しました。浮いていたメニューが急に落っこちたようにみえたらしく、ご本人達はすごーく驚いていました。
私にはそこまで思いつかなかった。あれは長野君のアドリブです。現場で色々組みあわせてその場で即興で考えないといけない時が多いですね。
やはり「催眠」という技術が相手の心を触るものですから、予測が完全にはつきませんね。相手の精神状況や環境に配慮して行わなければなりません。それが余計に話をややこしくしています。
凄いこともできるかもしれませんが、誤解や錯覚を避けなければなりませんし、安全にも配慮しないといけないので徐々に手順や誘導が複雑になってきています。
さすがにハードルが高くなりすぎてギブアップ寸前です。まあ、周囲の方の応援と参加者やスタッフの協力があればしばらくは続けられるかも知れませんね。
次回の放送予定は10月の17日の予定です。
段々、内容がパワーアップしてしまいました・・・。最初はそんなつもりはなかったのですが・・・。「できるか?」と言われれば、自分でできるギリギリの範囲までは頑張ってしまいます。
たぶん、次回は今回よりも凄いし面白い映像になったでしょう。
興味がある人はみて下さいね。
次回はもうちょっと、気合い入れて放送後、早めに更新します。ご勘弁を。
サイトのリニューアルで読みやすくするため一部加筆修正しています。
2000年09月22日 初稿
2009年12月19日 加筆、修正
谷口信行