業を煮やしての移転騒動、ちょっとだけ高速化
ヘテムルとか他のサーバーにも何度か動いたことはあったのですが、ランキングが下がったのでNTT系列に元に戻ってました 。今回、とうとう移転。
再々移転、サーバーの変更を機に
10パーセントから20パーセント程度の効果でしょうか? 事前の調査ではWeb ARENAから「エックスサーバーへ」変更したら激速に変わるかと期待したのですが。
明確に違うのは、Web ARENAに居た時に使っていたキャッシュ系のプラグインをすべて取り外すことができたことですね。
エックスサーバーには最初から高速化ツールが複数備わっています。それを操作パネルでONにするだけ。
キャッシュ系のプラグインを多用するとレスポンシブル、つまりスマホや携帯からのアクセス時にエラーが起こりやすくなります。今ではアクセス数全体の6割がスマホからですので。
できればキャッシュ系はプラグインではなくサーバー側で設定したいのですが、Web ARENAではそれができない。Web ARENAはPHPのバージョンが古い。私が契約していたSuiteX V1/V2だとPHPが5.3なんですよね。それも多くのユーザーから要望が入ったらしくて最近になってやっとです。
エックスサーバーだとPHPは7.2になっています。
安定性とスピードが違うとのことでしたが、PHPのバージョンを上げてもそれほど顕著な違いは体験できませんでした。ただし、新しいPHPを採用していますのでプラグインをいつでも最新版にあげることができる。5.3だと推奨から外れますので動かなくなることはあります。
エックスサーバーだとPHPのバージョンは自分で選択が可能です。サーバーが新しくなったから新たに契約し直せとか、追加費用を払えとは言ってこない。そこが魅力ですね。過去の経験でNTT系列のほうがランキング上位、ネット検索で優位になることは承知の上ですが・・・。
後から契約した人のほうが速くなったり安くなったり、PHPのバージョンを自分で上げることも出来ない。ユーザーの流出や値下げ要求を避けるためでしょうが、無料SSLにも対応していない、今後の予定も契約者には一切教えないという態度はいかがなもんでしょうか?
どうにも我慢ならなくなった(笑)。
Web ARENAではネット遮断とかサイトに繋がらないことがあったら、10パーセントの値引きをするというお話でしたが、当初のしっかりした対応とは異なって徐々にうやむやにする方向に。
通信障害があったら自分で一々申請しないと安くはなりません。おまけにサーバーを新規契約し直すとその遮断に対してのお詫びとしてついた期間がまったく無駄になります。
契約開始はあくまでも10月だったので再契約を結ぶとまた最初の10月から。通信障害やサーバーの停止で2ヶ月分の値引き、無料期間が付属していますから引き落としは「1月」になります。
普通は1月からの更新でしょう? 通信障害を引き起こしたのはサーバーであってウチの問題ではないから。なのに再契約する場合には諦めろ、引き落としは10月から始まる、とのことで。
十数年も契約して黙ってお金を払い続けた相手にこの塩対応(笑)。以前は対応が良かったのに今じゃ別物ですね。私は対応が良かった頃のWeb ARENAを何人もに紹介しています。
アフィリエイトでお金貰ったわけでもないのに結構な人数。少しくらいは感謝の念があっても良さそうなもんですが。新しく使い始めたエックスサーバーの動作環境を確認してからですが、他のたちにはWeb ARENAとは別のサーバーやプロバイダに移転を勧めるつもりでいます。
やりたくはないけど、必要に迫られて仕方なく
今年の1月、実質的には去年の年末にサーバーの移転をやりました。元のテーマを今どき風のものに変えて文字を大きめに。携帯やスマホ、タブレットでもみられるように「レスポンシブル」にも対応。これが結構大変で。
HTML時代から引き継いだコンテンツと過去に貼り込んだ写真とか、ブログ形式にしてからの記事(ポスト)を読み込もうと思ったらエラーが出る。段組みとか行間がくっついて消えてしまいます。
やれやれ、これで一段落と思っていたら次から次へと問題が生じるもので。Googleが新たな指針というか今後の方針を打ち出しています。
「S付き」つまり個人サイトや一般人のブログでもSSL(Secure Sockets Layer)に対応しろという話で。これは強制ではないのですが、Googleの複数の関係者が「今後のブログやサイトのランキングに影響してくるかも」といった趣旨の意味深な内容を発表しています。
今すぐに対応する必要はない、と高を括っていたのですが・・・。
高位レビュー者とか著名なブログ、有名企業が次々とSSL(セキュア、セキュリティ対応)へと変わっていきます。何事かと思いました。
今すぐSSL対応にしてもランキングが急上昇するわけではない。というかむしろ、「S付き」にドメインやアドレスが変わると不利になります。過去のランキングとかリンク、あちこちに貼られた紹介記事や引用サイトからのアクセスやヒット数が大幅に下げる可能性があります。
ドメインに「s」がつくと別の扱いとなるので。301リダイレクトなどを使ってデータや情報、リンクを引き継いでも半分くらいが無駄になったり、継続しないことがあると言われています。
それを嫌って今もSSL導入を渋る中小企業や個人サイト、アフィリエイターもいるくらいですから。ウチに至っては開業は1997年と古いですが、その後、しばらく更新していませんし。今更、費用をかけてSSLを取得したりそのためにだけサーバーを引っ越すというのも困る。
何しろ、前のサーバー移転から1年も経過していないですから。
高すぎるので個人で導入は難しい
私が長年、使っていたWeb ARENA(ウエブ アリーナ)は無料SSLに対応していません。
正確には対応はしています。ただし基本が企業向けとか大手向けの想定しかしていなかったようなので。SSLを個人向けに無料でとかは考えていなくて。開放されているのは一部だけです。
Mailの発送部分、つまりフォームとかカート部分だけの設置はできる。ただし、Web ARENA(ウエブ アリーナ)の固定アドレスでしか使えないので独自ドメインは表示されなくなります。
要するにWeb ARENA(ウエブ アリーナ)が契約しているSSL、証明書の部分だけを又借りする形式になります。ですので表示はこういった感じに。
移転後、現在のメールフォームの表示
http「s」://nobee.com/free/
Web ARENAの表示
http「s」://××××.×××.dc35.etius.jp
nobee.comの中に「まったく別のアドレス、ドメイン名の」それも比較的長めのものが入るわけですね(笑)。ちょっと不自然というか、何か納得できませんね。
企業向けに考えられたものでしたのでNTT系のサーバーでSSLなんて契約したら。年間に10万円とか普通にとられますよ?
個人ではさすがに無理。無料化してサーバーを貸し始めた他に対抗して「クイックSSLプレミアム」なども出したようですが。それでも初年度だけで4万円かかります。
当たるかどうかもわからないアフィリエイターとか個人ユーザーなら二の足を踏むでしょう。
もっとも先に述べたような「ショッピングサイト、有名企業で」証明書を求めている所にとっては格安だと思います。年間に数万円から自社の健全性とか高い安全性が確保できる。訴訟沙汰とか商標権で争うことになったら、かかる費用はその程度じゃ到底済みませんから。
「S付き」じゃないコピーサイトで購入した人に対して。そこはウチの公式サイト、公式ショップではないとの証明ができることになります。
中華系の詐欺サイトとか内容を丸パクリしているような悪質な行為に悩まされている方は、個人や小規模ショップであってもSSLの導入を考えてもいいと思いますよ?
2018年09月11日
谷口信行