過去に使っていて停止したプラグイン
長くなったので結局、ページを幾つかに分けました。速度比較の写真は前回に載せています。以前のサーバー、Web ARENAで使ってたプラグインの種類とその用途について簡単に
現在は停止中のプラグイン
► Really Simple CAPTCHA
Contact Form 7用に開発されたチャプターモジュール。写真を使って認証。現在は使っていません。パソコンの性能が上がったのでハッキングする側が写真とか数字を見破れるようになって。自動解析で突破してしまうんだそうです。
嵐防止にフォームメール用として導入したのですが。Contact Form 7が第3世代のスパム認証システム、Invisible reCAPTCHA(インビジブル・レチャプター)に正式対応しましたのでそっちを使っています。
► WordPress Popular Posts
よく見られている記事やページをサイドバーに表示。よく出来たプラグインですが、動作が重くて移転前のWebARENAでは使うことを辞めました。ヒット数の多い、閲覧者の多い記事をサイドバーに効率よく表示してくれるのですが。
ランダムポスト「この記事にも興味があるかも?」と内容的には丸かぶりなので再開は思案中。
関連する記事とよく読まれている記事は似ています。結局は設定で「閲覧数が多い記事」を優先するか、せっかく書いたけれど眠っていて閲覧数が少ない記事を表に出して「再利用するか?」の違いです。
► .html on PAGES
固定ページにも.html等の拡張子を付与させることができるプラグイン。
古い資産である旧ホームページ、HTMLのデータをそのまま引き継ぐために使用していましたが、プラグインが古くて更新されなくなったため、外しました。
更新はなんと9年前。今も人気で使っている人は多いのですが大丈夫でしょうか?
► Ads by datafeedr.com
広告やバナーをランダムでブログに表示させるプラグインです。「表示回数の指定」や、「ランダム表示」はもちろん、「表示期間」の設定まで行えます。
各広告のインプレッション回数やグルーピング化も行えます。
ただし、Google AdSenseとの兼ね合いが悪いです。自動配信ボタンを押すと広告が重なったりがあります。Googleの自動配信は切って個別で丁寧に設定したい人向きでしょうかね?
これは最新版のWordPres、4.9.8まで動作確認が終わっています。
► Advanced Random Posts Widget
ランダムに記事を表示するプラグインです。
記事をランダムに表示させることでサイトの滞在時間を伸ばす、ページビュー数を増やす効果があると言われていますが、実際にはそこまで効果があるものではないと思います。
最近じゃパソコンよりもスマホのほうがアクセス数が多い。2017年の時点で逆転しています。ですので、ランダムポスト、記事やページを下やサイドバーに表示させるのは気休め程度のもので。
殆どのアクセスはGoogleかYahoo!、最近ではTwitterやDOCOMO、AUなどのスマホ用検索サイトから来ます。ですから興味があることだけ読んだら帰る人のほうが多い。
他のプラグインを使って関連記事を出していますのでこっちは止めました。
► WP-Slimbox2
画像を伸張して表示するプラグイン。現在、開発が中止になっていて5年前から更新なし。
ただし、人気のあるプラグインでこれを原型として派生したものが幾つかあります。
現在はResponsive Lightbox & Gallery – Generalというプラグインに変えています。他の機能が色々とあるのでそっちのほうが使いやすくなりました。
► WPtouch Mobile Plugin
一時はWordPressのデフォルトとしても採用されていたプラグイン。
WordPressがスマホ対応のために推奨していましたが、テーマがレスポンシブ対応になって、今は使われていないようですね。ウチでも外しています。
以前から使っているテーマをレスポンシブルにするためには有効。
これも現時点で最新版のWordPress、4.9.8の動作確認がとれています。
► WebSub/PubSubHubbub
ブログの更新をいち早くGoogleに伝えてインデックスさせる。盗用防止用プラグイン。Googleは現在はサイトマップを重視しているので、せいぜいおまじない程度。
昔はよく効いたらしいですが、今の御時世ですので悪意があるほうも対策を立ててきます。結局はイタチごっこ。動作を軽くするために外しています。
► WP-CopyProtect
RSSの盗用、リーダーで読んだものそのまま自分のサイトで使うことを「全文禁止」抜粋のみにすることでできるようになりました。
ただし、悪意のある連中は執拗なので、今度は手作業でコピーするように。このプラグインやサイトコピー防止、コピペ禁止にするために作られたもののようです。当初は抜群の効果を発揮しましたが、対処法が知れ渡るようになったため効果が薄くなってますね。
難しい所なんですよ。本来ならネットは誰にでも気軽に開かれた場所であるべきです。ただし、広告費欲しさで情報や記事を盗むものが増えた。本来なら開かれたはずの場所がどうしても防衛に回らざるを得なくなります。
何かを参考に書き起こす手間すら惜しんでRSSから盗んだりコピペを繰り返す。全文が丸パクリのサイトをやっておきながら、オリジナルを気取る者も少なくありません。
もっとも最近はGoogleがコピーサイト、コピペを繰り返す悪質サイトの撲滅に力を入れるようになったので。安易な盗用はランキングが下がります。サイトマップをきっちり構築してSearch Consoleから「最初に作ったよ」と通知しておくほうが防止には繋がります。
作ってくださった方には申し訳ないですが、現在は外しています。結局は悪意があって掻い潜ってくる連中よりも、善意のある一般人の邪魔になっってしまうケースが多そうなので。
やっぱり右クリックしたいでしょう? 私自身も単語を検索できないとイライラします。
Googleの今後の対処にも期待しています。
► CMS Tree Page View
管理画面用 固定ページをツリー表示にして管理できます。ドラッグアンドドロップで位置、順序の入れ替えが可能。
固定ページが20ページ以上になるとどこに何があるのかがわからなくなります。ウチは全部で80ページもありますので。最初は見やすくなるかと思って入れましたが現在は使っていません。移転前のWeb ARENAだと重くて。
代わりに下に関連事項「こちらにも興味があるかも?」という表示を入れ、JavaScriptを使ってヘッダーにナビゲーションがズラーッとぶら下がるようにテーマで設定しました。
► Google XML Sitemaps
記事の公開・更新の度にサイトマップを自動生成します。サイトマップが生成されたら自動で検索エンジンに通知する。検索エンジンに認識してほしいページを指定できる。記述内容はGoogleの推奨する内容に沿っているとのことでしたが、一時期エラー吐きまくってました。
現在は使用停止中。All In One SEO Packサイトマップ機能が備わっていることを知ったのでそっちを使用中です。どちらも同じ機能の筈なのに書き出されるサイトマップの構造が微妙に異なっています。
Googleに登録されるサイトマップの数はAll In One SEO Packのほうが多いです。
まあ登録数が多いからといって検索上位に入るわけではないのですが。稼働中のプラグインの数を減らすためにこっちを止めました。
► Q2W3 Fixed Widget
ページをスクロールしたときに、サイドバーのウィジェットの位置を固定します。
ウィジェットに放り込んである公式Twitterとか最近の投稿とかカテゴリーの「枠」が。スクロールすると下まで付いてきます。
長い文章を読んだ時にナビゲーションが一緒に動く、すぐ横にいるほうが便利かなと思ったのですが。現在はヘッダー部分にナビを埋め込んであります。一番下には一気に一番上まで戻れるボタンもついている。
それにGoogle AdSenseを申し込んだものでサイドバーに時折、広告が入ります。バナー広告と被るのでこのプラグインは外しました。
► NextGEN Gallery
スライドショー等を行うための画像用のプラグインです。
そもそもはサイドバーの賑やかしのため、自分で作って販売していたDVDとかテキストセットの写真をランダムで表示するために導入していました。テキストの販売、配布を一時停止していることと、動作が結構重いので現在は外しています。
ギャラリーと呼ばれるものが作れるのですが、他のプラグインを代用しています。文章の装飾とかフレームやボックスを作るのが簡単なShortcodes Ultimateの中にも「ギャラリー」を作る機能があります。
そちらは装飾用にメインで使っていて外せないので、こっちを削除しました。
► Black Studio TinyMCE Widget
ウィジェットでビジュアルエディタが使えるWordPressプラグイン。
サイドバーとかフッターに広告を打ちたいとか写真を貼りたいとか、文章を載せたい時に必要でしたが現在は外してます。
サイトを少しでも軽くするためにプラグインを減らして平文のテキストエディタにしてます。
高速化用で以前のサーバーで使っていたもの
► WP HTTP Compression
ページをgzip圧縮してページを高速表示するプラグインです。.htaccess(エッチティアクセス)でサーバー上で圧縮が効かない時に導入すると効果があります。
WebARENAではこのプラグインを使うしかなかったですね。
使っているテーマとの兼ね合いがあって。レイアウトが崩れたりうまく動作しないことがあります。
もう2年以上も更新されていない古いプラグインなのですが。色々試しているとこれが効果があった。
確認してみると6年放置されています。使わないほうがいいでしょうね(笑)。
► W3 Total Cache
キャッシュ系の定番。ただしWebARENAでは不具合連発で実用に至らず。
単に私の設定ミスかも。
►WP Super Cache
gzip圧縮に使えると聞いて試しましたが途中で挫折。WP HTTP CompressionとAutoptimizeの組み合わせが一番、早くて安定していました。
► wptouch
スマホ用サイトを自動で書き出してくれるプラグイン。テーマが対応していない時代に使ってました。
軽量でスマホを高速化するためには悪くなかった。ただしデザインは超シンプルなので今の時代にはあっていないのかも知れないですね。
どちらかというとテキストデータを読ませることが中心ですね。
少し前まではパソコンでも読めるテキストデータを携帯やスマホでも読みたい、という用途が多かったです。今はフルブラウザが当たり前でレスポンシブデザインのテーマが多くなっています。
ウチもそっちに変更したので外しています。
スタイルシートが重複したり、キャッシュ系のプラグインが競合してレイアウトが崩れたりするのできちんと動くまで調整するのが大変です。
かかる手間を考えたら最初からレスポンシブなテーマを組んだほうが楽でしょう。
今後、使ってみたいプラグイン
► Page Builder by SiteOrigin
サイト構築を簡単にしてくれる、ドラッグ &ドロップ方式のレスポンシブページビルダー。
そもそもはコイツが使いたくて移転先を探したのですが。高機能ですが重いですよ?
近年になってWordPressで大流行するようになったページビルダータイプで機能てんこ盛りタイプのプラグインですね。
コンテンツをレイアウトしたり本文のカラムを2つ、3つに分割したり、投稿記事にも固定ページにも使える優れもので。WordPressを使って凝った記事をアップしてる人には利用者が多いと思います。日本語化されているのもお勧めなポイント。
ただし、WordPressのバージョンが4.4以上なんですよね。
最新のWordPressの動作保証をしているバージョンはPHP5.2.4以上となっていますので、WebARENAの「5.3」でもギリギリ動くのではないか? と考えた。甘かったですね(笑)。
プラグインのほうにも動作保証、推奨バージョンがありまして。PHP5.6からなんですわコイツは。5.3でも動いたという報告があったので一縷の望みをかけましたが見事に失敗。
すでに移転のために他のプラグインで装飾したりショートカット作ってしまったので導入を断念してます。今からこっちを導入すると全ページを作り直すことになります。
どちらかというとショッピングカートとか写真を多用するサイトに向いてるプラグインです。
► SiteOrigin Widgets Bundle
Page Builder by SiteOriginとセットのプラグイン。ソーシャルメディアアイコンを設置するためのプラグイン。何度か導入を考えたのですが、Web ARENA時代は重くなるので断念。
エックスサーバーなら動作が軽いので導入を考えています。
といってもソーシャルメディア自体を殆ど活用していないのですが・・・。ソーシャルメディアボタンとかアイコンってやっぱりあったほうがいいんでしょうかね?
少し、動作速度を見ながら考えてみようと思います。
ネットとかオープンソースのソフトウェアは移り変わりが激しいですから。載せた直後には新鮮で価値がある情報でもすぐに使い物にならなくなったり、意味がなくなることはあります。
使っているテーマとかプラグインとの組み合わせで同じ動作をするとは限りませんが。
私もどなたかが苦労して作ったプラグインとかソフトを使わせて戴いています。ですので、ほんの少しでも情報提供になればと考えて移転の際に使ったものや確認したことを載せてみました。
参考になれば幸いです。
2018年09月19日
谷口信行