催眠にかかると隠し事はできない!?

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浮気を暴けと言われて番組を降りた

問い掛けの方法と言葉

飲んだ勢いとか相手の押しの強さに任せて気がついたら、って事は女性には時折あるようですね。

ですから別に好きな相手ではないんだけど、仕方なくそうなってしまったって感覚もあります。

男性には「気がつけばそうなってしまった」はありません。男性の浮気は一種の確信犯なんです。その気にならなければ立たないもの(笑)。受け身ではなく自らが攻めなければ点が入らない。

相手からゴリ押しされても、その気になれない相手とは何があってもやらないというか「物理的にやれない」でしょう。浮気した時点で愛情がなかったとしても、少なくとも性欲はある。

ですから浮気の場合、男には

男前
男前

やっちまった・・・

って感覚が強くなります。

男性にはいわば自覚症状があるんですよ。「やりたい」と思ったから立って、その結果「いい思いをした」って実感があると思います。

恋人や奥さん、本命の相手がいて他に手を出すことは明確に浮気だと感じてしまうことが多いでしょう。

うしろめたいんですよ(笑)。それがどうしても言動に滲み出やすい。

女性の場合、受け身の部分はありますから。中には「これは私が悪いんじゃない」「相手が強引(だった)のが悪いんだ」って思っている人もいますよ?

だから具体的に発覚するまで表面に出ない人もいます。

まあ私も引っかかったことはあるわけですが(笑)。長い人生でそういったことの一度や二度は経験するものですよ。向かい合う全てが善人とか嘘をつかないわけじゃないですから。

悪意があるようにはまったく見えない。意図的にそう振る舞っているというより精神構造が違いますから。

そこが男と女の違いになります。

実際にはね、女性に催眠をかけ彼女に「浮気をしましたか?」って聞くのはね、本来無意味なんです。先にも触れましたが、女性本人が「浮気」だと思っていないケースが往々にしてありますから。

わかり易い例をあげると、男性は試しに知り合いの女性に「あなたの付き合った男性の数は?」と聞いてみるといいです。

男はね、まず確実に「やった人数」つまり「SEXした人数」を数えます。

ですが、女性の場合はそうはなりません。

意外な事に実際にSEXを「やってない男性」も含んだり。学生時代、若い頃の初恋とか一緒にデートしただけって人もお付き合いに入っていたり。逆に「SEXした男性」が抜け落ちることもあります。

男性からすると不思議な感覚ですが・・・。肉体関係があっても数に入らない男性がいるんですよ。反対に男性なら絶対に「付き合った数には含まない」一定期間、交際しただけで肉体関係がなかった人もカウントします。

女性と男性では性に対する考え方や「付き合った」と思う感覚がまったく違うのですよ。

女性の場合は「付き合ってくれ」と言われて一定期間、一緒に過ごした人を数えるケースが多いですね。

付き合ったものの性交渉には至らなかった人も、結婚を前提に正式にお付き合いを申し込まれたならば数に含めます。

女性は知ってください。

それ、男側からすると数に入ってませんよ? 正式にお付き合いをしていたとしても、相手のご両親に紹介されていたとしても、結果として性交渉にまで及んでいなければまずカウントされません。

女性側の行きずりとか通りすがりと同じく、時間が経つと無かったことにされてしまいます。

よほどモテないとか女性経験がまったく無い人以外はそれを「付き合っていた」ことには含めないでしょう。ある時期を境にしてまったく思い出さなくなるのです。

「浮気」って言葉は男性には有効で敏感に反応します。本人も自覚してますからね。

先に紹介した通り「やっちまった!」と思っているから(笑)。ところが、女性の場合そういった言葉には反応しないケースが往々にしてあります。

「あれは浮気じゃないんだ!」「私の責任じゃない」または「本気だから浮気じゃない」「後から出会っただけであっちが本命」などもあるんですよ。

先に付き合っているほうが本命、にはならないのです。

ですから女性に男性が思う質問(お前は浮気をしたか?)を正確に行う場合にはね。「彼氏以外の男性と」「最近、肉体関係を持ちましたか?」って聞かなければなりません。

「あれは浮気じゃない」と思っていると、その言葉(浮気って単語)では反応がない(笑)。

気持ちが「本気」に擦り変わっているケースがあり、「浮気」って単語にはまったく反応しないんです。

恐いでしょ(笑)。私も知った時驚きました。

男と女の違う部分

これも女性には理解しがたいらしいのですが・・・。

男性はココロの浮気なんてカウントしませんよ? 男性の場合は明確に「肉体関係を」指します。

あの人に魅かれたから有罪(ギルティ)ではなく、実際に手を握ったりキスをしたり肉体関係を持ったら浮気だと認識するのが男性です。

理由は先に述べた通り生まれてくる子供がどっちの子供かわからなくなるから。責任が生じやすい。そこまで至っていないなら浮気だと遺伝子敵にも社会的にも認めなくていいから。

人間だけが脳が肥大したのではっきりした発情期がありません。言い換えるならば年がら年中発情状態で。やろうと思えば「いつでも出来る」生き物です。

その分だけ節操がない。結果として繁殖力も強くなって地球上に蔓延っているわけですが・・・。

避妊もできますから、他の動物とは違って交尾=妊娠ではなくなっています。

ですが男性側、オス側の印象として「性行為が」浮気、つまり女性側が自分を裏切ったと思う根拠というか目印になっていることは間違いないですね。

映画を観に行ったとか水族館に行ったとか、手を繋いだなんてのは浮気のうちには数えません。反対に言うならば明確な裏切り行為はホテルなどに入って肉体交渉の証拠や証言が出てきた時で。

それ以外だとまだ戻りようはあるんですよ。

逆説的ですが女性の場合「やってない」時点でも浮気なんです。その気になったことを示している。受け身なんですから・・・。男性側が強く出ていたら「そのまま関係を」持ってしまうでしょ?

だから浮気しているとの感覚が強い。女性の場合はそのまま実際に身体の関係ができていれば、本気になっていたり本命になってしまっている可能性もある。

女性は男のような、肉体関係時における「相手との線引き」が苦手です。誘われたり押されたらやってしまう気持ちになっていることがありますから。

男性のように単純に「肉体関係持ったからアウト」って線引きが難しいのです。

生物学上の問題でいえば、先に述べた妊娠や出産の問題もあります。

同時に関係を持っていて、どちらの子かわからない場合は「どちらとも」切れない。必ず庇護者が必要となるからです。強いオスとひっついておこうといった心理的な駆け引きもあります。

自分と生まれてくる子供を守るため、関係をもったオスを特別扱いする傾向も動物界にはあります。

もちろん、これは動物学上とか生物学上の表現であって、女性が都合よく誰の子だかわからな子供を産もうとしているという訳ではないですよ(笑)。

近年は民間のDNA鑑定も盛んになっていて価格も下がっています。一件に付き、一日に数百件もの鑑定依頼が舞い込むのは、それだけ親子関係や「自分が父親であるのか?」を疑う人が多くなっているということです。

肉体的な関係を持った男(=オス)に女性(=メス)が弱い、つまり特別扱いしてしまうのは「子孫を残すために」女性側に備わっている生理機能であるとの解説です。

催眠中に「あなたは別の男と肉体関係を持ちましたね?」と問い掛けたとします。

自分に不利になる質問ですから、その質問をした途端にビクッと身体が反応して催眠から目が覚める可能性が高いのですね。

男性はね、心して覚えておくといいですよ。

女性に浮気は少ないんです。

突発的な事故のようなもの、セクハラやパワハラから発展した強姦まがい以外だとそこには「女性自身の意思」も含まれるようになってしまいます。

その時点で基本は浮気ではなく「本気」です。本気でなくとも身体の関係ができた途端、「そっちが本命」に切り替わっていることもあります。

何かの拍子で間違えたとか勢いで関係を持った場合は浮気ですらなく「あれはただの事故」程度に思っていることが多いでしょう。だから「お前は浮気したか?」と問い詰めても平然とシラを切れますよ?

彼女の気持ちがまだ「浮気」であるうちは、あなたが好きなんですよ。

まだ取り戻せるし、やり直せる。

ところが当初、浮気であった筈の相手でも二回、三回と身体の関係が出来るようになると段々本気になり、「あっちが本命」で以前の相手は振り返らなくなります。

完全に離れてしまったら、元へは戻せません。

一回だけって言うのはね、結構あったりします(笑)。こういう特殊な仕事に関わる私がから言えることですが・・・。

男性にとっては笑い事ではないですけどね。「バレなきゃいい」と考えるのは何も男性だけではありません。

実際に相談にのっていると、男性が考えるよりも女性の浮気の比率は高い、と言えます。

男性も女性も同じ部分

まあそりゃそうですよね。男性が浮気している相手は女性ですよ? 

男性が一人で浮気はできません。男性の浮気に応じる女性がいるということは女性側にもパートナーや恋人がいる可能性は残ります。

職場や学校で、同じ人だけが次々と男性と浮気してるということはまずありませんから。

他の女性を追いかけ回す男がいるなら、女性側にも別のパートナーを探す時間は生まれます。男性がその女性を放ったらかしにして、仕事や浮気ばかりに忙しければ、どんなに辛抱強い女性も浮気する可能性はあります。

そこは男性と同じなんですよ。

男性も同じでしょ? 女性が家事や育児、仕事にかまけてて旦那を放ったらかしにした場合、浮気したり風俗に通う、飲みに歩く男性も多い。

女性の場合に問題となるのは男性のように性風俗やお金で買える息抜きの場所は少ないのです。つまり息抜きに気楽に「どこか?」でお手軽に済ますのは難しくなってしまう。

人目も気になりますし噂が独り歩きすることも困る。

で、結局は同じ職場とか昔の彼氏とか近親者、自分の周辺にいる人と浮気を繰り返すようになります。

何回かそういった関係が続けば浮気ではなくなってしまいます。そっちが本命になることもある。

ここは男女ともに共通な部分ですね。

そこまで状況が進んでしまえば、一緒にいても傷つけ合うだけの関係になるでしょう。

繰り返しますが「女性に浮気」は少ないのです。表面上とか法律上は不倫とか「浮気」ですが、心の中では本気だったり会うのを楽しみにしている場合があります。

本命の彼だったり戸籍上の夫を「捨てようとしてる」とか「タイミングを見計らっているだけ」ってこともありますよ? まあ、男性にはなかなか理解しがたい部分ではありますが・・・。

私? 私ですか? やっぱり、自分の彼女が浮気するのは嫌ですよ。私もただの男ですから・・・。嫉妬もしますし、他の男性に自分が劣るとは考えたくありません。

男なら誰しも同じでしょう。

ですが、できれば自分の彼女がなぜそういった気持ちになったのかは理解してやりたい、くらいには思います。もっともその結果、許してやれるかどうかはまた別の問題ですけどね。

私はたぶん一回ならば許します。

でも二回目はないでしょう。一回なら過ちですが何度もやってるなら確信犯。わざとやってるとしか思えませんし、それは事故でも浮気でもなくなります。

それをどんなに正当化しても相手を信じることができなくなるから。求めているのは見え透いた言い訳とか後付の屁理屈とかではなく誠実さでしょう。

何度も傷付くのは、誰でも恐いですからね。

「この人が浮気しているのではないか?」と考えるて生活したり、その人に会って作り笑いを浮かべるのは苦しいですし辛いですから・・・。私には無理です。

ですからできることなら、自分が信じられる人で「この人になら騙されてもいい」と思える方と、添い遂げられるようにしたいですね。

騙されたいとか騙し続けろって意味ではないですよ? 信じて騙されるなら仕方がないが、出来れば騙さない、嘘をつかない方と付き合ったり結婚した方がいい、という意味です。

女性関連では何度か痛い目にもあったことのある心理カウンセラーからのアドバイスでした(笑)。

※このコーナーの初稿は1998〜1999年、私が初出演したテレビ番組のコーナーからの感想です。サーバー移転の際に、読みやすいようにレイアウトを整え一部に加筆修正を加えてあります。

1999年12月14日 初稿

2018年12月10日 加筆、修正

谷口信行

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