催眠とも重なる部分
2018年の10月から初級と中級を合わせたテキストを無料公開しています。
よろしければ参考にしてください。
► 正しい催眠誘導の方法 INDEX
誰かがいると安心しますが、過干渉になればうっとおしいのです。
これは仕事においてもプライベートにおいても同じことですが、誰かからのアドバイスとか干渉は「少し」だからいいのであって、全部を受け入れてしまえば個性は無くなります。
手取り足取り面倒をみてくれる人を「ありがたい」と思うのは一瞬です(笑)。
人には自我とか自意識と呼ばれる個別の判断能力があります。誰かに何もかも指示されてしまうと、それが正しいとか楽な道筋であっても従う事に強い抵抗感を持つでしょう。
独自の判断能力や個性を完全に否定されたような気持ちになりますから・・・。
ですので、もし好きな人とか気に入った人が出来たとしてもサークル、つまりパーソナルスペースへの侵入には配慮や遠慮が必要です。
なんでこの人、ずっとここにいるんだろ?
そう受け取られてしまうようになると、印象が好転しなくなります。
パーソナル・スペースのコーナーで詳しく説明していますが。長時間居座るのは駄目で「入る出る」を繰り返し、ずっと入りっ放しや出っ放しにならないように留意する必要があるのです。
入りっぱなしなら嫌われますが、かといって「出ていったまんま」では忘れられます。
ここが難しいところ(笑)。
適度に顔を出し短期間でもいいから親しく接する機会を持って、相手が悪い印象を持たないように立ち去ります。そこに長居すれば好印象になるというわけではないんですよ。
モテないとお悩みの方は、まずそこを理解されてください。
男性諸氏は「口説きやすそうな女性」=「やらせてくれる女性」に置き換えてしまう人が多いですが・・・。簡単に口説けそうな女性を探す前に、ご自分でもチャレンジできる方法がまだありますよ?
催眠「誘導」は女性を口説く時にも似ている
私が指導やテキストにおいて催眠「術」とは呼ばず、極力、催眠「誘導」と呼ぶのは、そちらの方向に「気持ちよく導く」ことを基本とし、目的としているからです。
強引に何かの「術」をかけるのではなく、気がついたらそちらに「導かれる」と。
嫌な印象を与えずにヒットアンドアウェイで、心の隙間とか内側に入り込むことを目標とします。
パーソナルスペースに立ち入ることは、被験者の心の壁に近づくことでも立ち入ることでもあります。
そういった手順を何度か繰り返すことで少しづつ、相手の心に立ち入る許可を得てゆきます。
遊び慣れている人が相手をその気にさせるのに
ねえ? だいじょうぶ?
とか、優しい言葉をかけて肩を抱いてみせたりするでしょう? あれをみて憧れた人もいるのではないですか?
ドラマや映画のワンシーンのようですが、そういった行為をごく自然に行える人も実在しています。
手を握ったり、一瞬視線を合わせて離れたりを繰り返すのは、その有効性を肌で知っているからでしょう。よく観察すればわかるのですが「ずっと握りっぱなし」にしている人は嫌われる人です。
その時々に相手の表情を読み、瞬時に相手に近付いたり離れたりを繰り返すことで自分に「口説けるかどうか?」の距離感を判断しているのです。
そういった手順を踏んだ時、相手が手や肩などを自分から親しげに触れてくる場合は自信を持っていいでしょう。多少、強気で押しても大丈夫だと思います。
顔の触れる距離や息が届く距離にお互いが自然に入れる場合、魅かれ合っていると考えて不都合はない、と思います(笑)。
私が以前に書いた指導用のテキストにも書かれていますが、本来ならその距離は恋人か家族、よほど親しい友人以外は許されないからです。
嫌ならば最初からその距離に入ってきません。瞬間、入れたとしても相手から離れます。相手が逃げ出さないでその距離に入れてもらえる時点で特別な関係、心理的な許可を得ていると思われます。
これは正直に言えば高等テクニックです。練習すれば誰でもできる、というものではありません。
プレイボーイとか男性に不思議にモテる女性はこういった行動をごく自然に行います。
意図してやってるというよりもその場の空気が自然に「読める」んでしょうね。
まあ私もどちらかというと、そちら側に入っていたのかもしれないですが。私の場合はその後、特異な仕事とか技術に手を出しましたので「ただなんとなく」では困るようになります。
自分自身の成功例とか手順を解析したり、誰かを観察するようになってテキストにまとめたり、このホームページ上などで公開するようになったわけです。
相手を意識した途端に不自然になったり、ぎこちなくなるケースもあります。性格的に向き不向きもありますし、学ぼうとする人は練習も必要でしょうね。
簡単だというものではありませんが、知識として知っておけば参考程度にはなるでしょう。
相手は私だけ? それとも誰でもいいの?
ここで注意が必要です。相手の反応を見、嫌がっていないことを確認しました。
それどころか、相手の女性(男性の場合は女性)が優しく自分の腕を触ってきます。
「これはいける!」
(出川哲朗風)
「絶対、俺に気がある!」
激しくそう思いこむ前に、ひとつ忠告をしておきます。
女性でも男性でもそうですが、むやみにあなたの身体を触ってくる人には二種類しかありません。
1.あなたが(あなただけが)好きであるか、以前から好意を寄せている場合
2.あなただけではなく、女(女性ならば男)なら何でもいい場合
の二種類です。
これは気をつけて観察してください。この両者には天と地ほどの隔たりがあります。
口説けるなら何だっていいや。
という男性もいらっしゃるとは思いますが(笑)。
誰にでも敷居が低いとか、関係を持ちがちな人というのはトラブルもつきものですよ? 熱心なファンというかストーカーのような「自称彼氏」が複数いたり、どこかで待ち伏せされるようなことも起こります。
そういった女性(男性)は簡単に自宅に人を連れ込みますので。
部屋の中とかマンションの廊下でばったりってこともありますよ?
複数の人に部屋の合鍵渡してたりね。
読み違えてしまって意味を取り違えると後でかなり哀しい思いや辛い思いをします。少し注意してその人を観察してみればすぐにわかりますよ。それほど難しくないですから・・・。
対象である異性があなた以外の異性の身体にも、やたらと触れたりもたれかかったりしている場合、あなた個人を気に入っているのではなく、他の「誰か?」でもいいケースがあります。
良く言えば誰にでも親しげで、悪く言えば「異性に」だらしないタイプの人もいます。
男女問わず、飲むと気が大きくなって誰でも口説い(口説かれ)たり、誰かにしなだれかかって甘えたりする人は元々の心理障壁が低く、他人に対しての依存心が高いタイプになります。
こういった行動をとる人達は、女性だとファザーコンプレックスなどが強く、逆に男性だとマザーコンプレックスが強い傾向があります。
他人との距離感が「最初から近い」んですよ。だから誰にでも近寄りますし甘えます。
ところがそれが「特定の誰か?」彼氏とか彼女に限定されません。
ですから、関係を持った人が自分では彼氏だとか彼女だと錯覚していたり。多くの人に気のある素振りをするので職場や学校で揉め事が絶えなくなったりもしがちですね。
ご本人にあまり悪意はない
カーミちゃんはねぇ。
そういう人は酔っぱらうと赤ちゃん言葉や舌っ足らずで甘えた言動も多くなります。
自分を「ちゃんづけ」(○○ちゃん、自分で付けたニックネーム)で呼んだり、唇や指先を舐めたり意味もなく上目遣いで相手を見つめるような特徴があります。
まあ、遊びなら楽しい相手なんでしょうが・・・。
困るのはこういった人(達)は「異性であれば」勢いで誰にでも甘えてしまうため、誰とでも割と簡単に関係を持ってしまいます。
男性にも女性にもいらっしゃいますよ・・・。ご本人に悪意はないので演技とか意図してやっている訳ではないのでしょうが、結果としてトラブルも招き易い。
甘える対象は誰でもよく、その場の勢いで安易に関係を持つことを繰り返しまいますので、仲の良い友人やご家族、自分自身をも傷つけてしまう例があります。
「何でもいいから魚が釣れないかな?」と思って竿を伸べている状態なら、かかる相手は何だっていいわけで・・・。相手が引っかかって本気になったり、夢中になったら乗り換えて知らん振りをしたり。
また他の誰かに甘えて釣りを始めます。
本人は悪いと思っていなかったり。そのうちそういった対応や態度が周囲に知れ渡って敬遠されるか、侮蔑の対象になるでしょうね。
悪意はないかも知れないですが、それが頻繁であるなら問題はあります。そういった傾向を持つ人はお酒を飲んだりすると更に勢いがつきますから。
自分自身でも歯止めが効かないのでいつも同じような行動を繰り返してしまいます。
異性に媚びを売って誰とでも関係を持つイメージが先行するため、周囲からは徐々に友達が少なくなり孤立します。これは男性女性関係なく、一緒に行動してるとトラブルに巻き込まれるからですよ。
同性からの受けが異様に悪い女性とかいるでしょ? 「あの子だけは合コンに絶対に呼びたくない」「彼氏は紹介しない」「結婚式も絶対に来て欲しくない」と言われる人とか。
友人とか幼馴染、下手をすると妹や姉の彼氏を横取りしたり安易に手を出す人もいます。
そういう人は彼氏が出来る(肉体関係を持つ)までは早いのですが、その後、どんなに甘えてもあまり大切にされません。どんなに相性が良かったと主張してもあっさり捨てられます。
理由は簡単で「こいつは俺でなくてもいいんだ」と相手に受け取られるからですね。
単なる慣習で身に付いている人もいますし、単に「誰かに甘えたい」という感覚が強すぎるだけの人もいます。
「支えて欲しい」という依存心が強く、それが飲み会とか誰かといる時にやたらと発動しやすいだけであって、意図的に誰かの邪魔をしたり誰かの彼氏を盗りたくてやってるわけではないケースもあります。
いわゆる、昔からの例え(ことわざ)ですが、それを「八方美人」といいます。
八方美人は異性からも嫌われますが、特に同性から嫌われます。
実害があるからですね(笑)。実際には色目を使っているわけではなくても、自分の交際相手がその女性に魅かれていたり、鼻の下を伸ばしてるのをみたら心穏やかではいられなくなるでしょう。
誰にでも「同じように甘えているんだろう」といった印象を持たれ易いので、男が守ったり保護すべき存在ではなくなります。
アンタも他にも男がいるだろ?
ノリでとか勢いで「一時だけ肉体関係を持つ女」として選ばれやすいのです。