番組の出演依頼と今回の出版の経緯(27ページ)
そうこうしている内に、その私のホームぺージの内容(実験べージです)を見たテレビ番組の担当者が私を呼び寄せ、私は実際にテレビ番組にも出演するようになったのです。
まるで冗談のような展開ですね(笑)。まあ、特殊といえば特殊な仕事に私は関わっていますが・・・。私の友人は皆、驚いていました。
今回のこの本の出版もホームぺージが当たり、それが元でテレビ番組に出演したからこそ、出せるようになったといっても構わないと思います。
おかしなモンですね。私個人にはテレビに出たいという感覚はあまりなかったんですよ。普通、著作とか講演とかが先で、そちらが話題になってその後、招かれてテレビ番組に出演するのが当たり前ではないでしょうか?
あちこちの番組で活躍するタレントなどなら話は別ですが、私は当時、ただの一般人(催眠術師も一般とするなら、ですけど)だったのですから。
私にするとテレビ番組関係者には少々悪いですが、番組出演よりも今回のこの本を出せるほうが嬉しかったりします。形が残るでしよ? 自分が歳とっても本は残せます。持ち歩いて友人にも自慢できるかもしれませんね。
テレビ番組は一時的なインパクトは大きいですが、常にどこかの番組に出続けないと周囲への印象には残りません。自分の出た番組のビデオテープ持ち歩くのも変ですし。
多少、売れたところでしばらく経って忘れられて「あの人は今」なんて番組に引っ張り出されるのは余計に辛いです(笑)。
私は文章が書きたくて、その自分の作った文章や内容を誰かに読んで欲しくてホームぺージを更新してきたのです。それは否定できません。
(今回、自分の書いた本が)売れる、売れないっていうよりね、形で自分の文章がきちんと製本されて書店に並ぶということは、やはり嬉しいものなんですよ。
わからない人も多いと思いますけどね。「物を書く」側の人間にとって自分の文章が形になる、本として出版されるということは、また特別な意味を持ちます。