明日は我が身だし、他人をあざ笑うなんてできない
余談ですけどね。周囲をあざ笑っていたり自信満々で見下すタイプのほうが、鬱になったり統合失調症を罹病、発症した時には酷い状態になるらしいと言われています。
私からするとこれも興味深い話だと考えています。
掲示板も含め、あちこちでそういった感覚(誰かをあざけったり詰る、見下ろす)の人はいるようですけどね。
私はそういった人を見る都度に、腹が立つ以前に可哀想になります。
「幸せな人なんだなぁ」と・・・。自分だけは事故にも遭わないし怪我もしない。病気にもかからないしリストラにも遭わない。会社が倒産したり、仲間や家族や恋人が何らかのトラブルに見舞われない、常に幸運がついて回ると何の根拠もなく思い込んでいる人なんだろうなぁ、と思うのです。
一生を何のトラブルもなく、安定して過ごすなんてのは妄想ですよ(笑)。
人生にはいずれ夕暮れ時が来るのです。どんなに元気で体力があって若くて異性にモテたっていずれはしわくちゃなおじいちゃんであり、おばあちゃんです。皆が等しく「障がい者」になります。
老いから逃れた人はいません。同じ意味で「死なない人間」はいない。どんな貧乏人も大金持ちもいずれ必ず、絶対に死ぬのです。それがこの世における絶対的な真理。
唯一の平等ですね(笑)。
障がい者雇用とかね、点字ブロックを配置したりバリアフリーにしたり障がい者専用の駐車スペースを作ってある意味「優遇」するのは当たり前のことなんですよ。
それは本当は障がい者のためにあるのではない。障がい者を通じ、社会の優しさとか余裕を養うこと。誰もが身体が不自由になる人生の夕暮れ時に「自分自身や家族を守り、助ける」ために必要だから。
突発事故や思わぬ病気、自分自身が無事でも家族や恋人、子供がそうなることもある。
そのためにそういったものは存在するのです。
核家族化が進んでお年寄りと暮らさなくなったのでピンと来なくなったのかも知れませんが・・・。老齢者がどんどん増えるこれからだからこそ、必要になってくるでしょう。
その程度の当たり前のことを忘れる経営者とか若者がいることに驚きます。情けは人のためならずといいますが、誰かのために情けをかけるのではない。巡り巡ってそれが社会全体のため、自分自身や家族のために跳ね返るからこそ、それを考えて全体を整えておく必要が出てくるのです。
自治体とか政治家とか何考えているんでしょうかね? そういった部分の教育を徹底しなければ、障がい者のための駐車スペースに平気で車止める馬鹿ばっかり育ちますよ。
そういう連中が統合失調症を「おまえは屑だからその病気に罹ったんだ!」障がい者を「社会のゴミだ!」などと罵るようになります。
街にいる浮浪者に石を投げるとか虐待するなども同じことなんですよ。
洗脳かどうか? はとりあえず置いといて
「私は洗脳されたんだ!」と勢い込んで言ってくる前に、自分を冷静に判断しましょう。
統合失調症かどうか?も本当はあまり意味がありません。医者とか研究者が勝手につけた名称だから(笑)。おそらくは数十年後にはまた違う病名になっていますよ。だからこだわるべきではない。
大切なのは「あなたが今、楽になれるかどうか?」です。
私はよく「全ての方向性を探ってください」と言います。
私のような仕事に携わっている側がこんなことを言うのは何ですが、占いでもパチンコでも宗教でもカウンセリングでも投薬でもいいんですよ。その人に合ったストレスの発散方法や解消方法、広い意味では「楽になる方法」があってもいい。
恋人と会ってたのしく過ごすのでもいいですし、誰かと一緒にお酒を飲むとかでもいいでしょう。
中にはまあ、行きずりでセックスする女性とか女装する男性とか周囲からみると「ちょっとなあ・・・」と思う行動を繰り返す人もいますが、家族とか周囲に多大な迷惑をかけないのなら、そういった行動でも「多少は許される範囲ではないか?」と私は思うのです。
その部分が、どんどんエスカレートするなら困りますが・・・。
心のバランスを完全に失ってしまって周囲とかコミュニティ、家族や仲間に多大な迷惑をかけるより「ちょっと逸脱した」行為とか息抜きで全体のバランスがとれるとか普通の生活をおくれるのなら、それに越したことはない。そう思っています。
社会の懐は意外に深い。コミュニティの心理学でも述べましたが、誰かとか地域社会を深く傷つけたり迷惑をかけるものでなければ、無関心を装ってくれたり大目に見てくれたりもあります。
何も催眠とかカウンセリングとか「何か特定のもの」に絞り込んでしまう必要はないのです。それらは方向性の一つ。投薬も医者に行くのも解消方法の一つ。そう捉えましょう。
どれかがあなたに合うかもしれない。
洗脳かどうか?はとりあえず置いておいて「自分が楽になれる方法」を探しましょう。
それが私の提案です。
洗脳を解く方法について、をよく読んで
このコーナーを「洗脳を解く方法について 補足」としたのは、洗脳についての話は前に行ったからですよ。下記を参照してください。
► 洗脳を解く方法について(関連事項)
洗脳についてよく知りたい方はそちらを繰り返して読んでください。かなり入念に書いたつもりです。
今回は「おそらく、洗脳ではない」方に向けての補足です。
逆説的で申し訳ないですが、洗脳されてしまった人は私のホームページの文章は読めません。
まったく興味が無くなりますから・・・。
洗脳が進んだ後であれば教祖なり洗脳者なりの言いなりになってしまっており、他の誰かの指示とか指導とか何からの知識を受け取ることは拒否するようになっていると思われます。
もちろん、そこにはネットも含みます。
ネットで検索して私のサイトにたどり着き、「自分の意思で」この先生にしようと考えて相談のメールを送れる時点で洗脳からは脱出しかかっていることになりますし、自我が芽生えていることにもなります。
それでは洗脳者側としてもっとも重要な「外からの情報の遮断」に成功していないことになります。
意味がわかりますか? 洗脳者がもっとも嫌がるのは外部との連絡です。携帯電話とかパソコンとかを取り上げようとするものですよ。家族に連絡されたり警察に駆け込まれることがもっとも困るのですから。
洗脳を解く方法について、でも繰り返して述べていますがここでもう一度、説明しておきます。
洗脳の特徴は「自分で物事を考えないこと」です。他人(洗脳者)の言うがままになってしまうと、自分の思考がなくなります。他人の考えに無意識に従ってしまうこと、自分の考えではなく他人の思惑でしか動作しなくなることを「洗脳」と呼びます。
これが大きなポイント。おかしな兆候が見えたらまず情報の流入をストップしましょう。
自分が「洗脳されているかも!」と心配な方は、まず周囲との人間関係や接触者を洗い直して、距離を置くことが第一歩で重要になるのです。
休んで静かな場所に旅行するなどが効果的です。ただし、その時に携帯電話やメールで誰かと連絡をとりあっていたり、ネットで何か見てたら逆効果ですよ。洗脳者側と旅行に行ってもいけません。家族などとの旅行を勧めるケースがあるのは、それが洗脳者と距離を隔てる最善の方法だからです。
「四六時中、誰かの声が聞こえる」とか「誰かがずっと私を洗脳している!」は残念ながら、洗脳とか私の関与する範疇ではありません。そういう状況が何年も続いているのなら、統合失調症などの脳内ホルモンのバランスから幻聴や幻覚が現れている可能性が残ります。
現実的に「超能力があるかどうか?」は私にもわかりません。わかりませんが、テレパシーとか何からの観念で遠くに離れた人を操れたり洗脳できるとしたら、それは私にはどうしようもありませんね。
私にはその対象者が見えませんから・・・。
私が戦っているのはあくまで、見える相手とか生きている人間なので・・・。
相手が幻覚とか幻聴、ましてテレパシーを操るならどうしようもありません。証拠がありませんし、洗脳を「受けた」とおっしゃる方の言葉だけを信用して相手を責めるわけにもいかなくなる。
私の専門外です。
申し訳ないのですが、その場合は他の方を当たってください。
► ヒット数が多いなぁと思ったら(関連事項)
2010年01月05日 初稿
谷口信行