テクニック重視はよくない
色々な人と会って話をしたり指導を行っているとわかりますが、あまりにテクニックや知識、技術ばかりに先走る人は上達しませんね。
ほんの数人の誘導に成功した途端、ダースベイダーもどきになってしまう人もいます。そのような人をみていると非常に残念です。
やはり、心身を練るためにきちんと修行する(させる?)相手は選んだほうがいいんでしょうか?
スター・ヴォーズって映画においても、その「アナキン坊や」に修行をさせることに反対する人達が出てきます。フォースには暗黒面があってそちらに囚われると大きな影響が出てたくさんの人を傷つけることになるので、指導する相手は選ぶべきだというのが主張です。
これはまあ、催眠でも格闘技でも鍵開け(解錠技術)などでも同じ何ですけどね。護身術や剣道(抜刀術)などでも同じでしょう。職業としてとか、競技やトーナメントのために学ぶ人もいれば歪んだ意図を持って近づいてくる人もいて、指導側が全てを選別することは不可能です。
私は元々は「誰かを選別する」ことや特殊な能力を「選ばれた人に授ける」ことを目的とはせず「誰にでもできる」「催眠や心理学の応用は社会に存在する」ことを前提として、わかりやすい指導を心掛けてきたつもりです。
このホームページには初期の頃から(テキストの巻末にも)書かれている言葉ですが、トラブルを予防するには正しい知識の普及しかないのです。
私がこのホームページを公開した時(1997年)には催眠現象が「ある」ことすら社会にはあまり認知されていなかった。
催眠が「ある」ことを知ってもらった上で防止法とか、歪めて利用する営利団体とか宗教団体(いわゆるカルト)を牽制するためにも、このホームページはあったのです。
私が直接指導した人は、皆、それなりに催眠がかけれるようになりました。
ですが、あまりに知識の吸収を急がせ過ぎたためでしょうか? 何人かがカル・モル卿かダース・ベイダーもどきの錯覚を起こし、教祖のような振る舞いをする者が出てしまいました。
ウーン、指導者として未熟ですねぇ・・・。そんなことにならないように何度も何度も姿勢や方針について指導したつもりなのですが・・・。
聞いてくれないんですよね。
友人だと思っていた人が、自分のホームページだか掲示板だかで「前世催眠の被験者募集!」と言い出していることを人伝手(ひとづて)に聞いた時は、悲しいというか死にたくなりましたよ。
私のホームページのいったい何を読んだのだろうと・・・。それじゃ友人じゃありませんよ。
少し改めています
私は元がセールスや営業のプロでした。ホームページを開設してちょうど20年(2017年現在)ですから、長くなったものです。今の仕事で専業になってから十数年になりますから、もうずいぶんと遠いことのようにも思いますが・・・。
私は今も芸能プロダクションの所属とかではありません。自分自身の会社があり、受け答えやカウンセリングもやっていますからずっと現役と言っていいでしょう。
私は催眠やカウンセリングの依頼者から高額な費用とか、指導と称して金額をふっかけるのは苦手です。
かといって生活するにはお金も必要ですから、物販とかホームページの制作、データベース(兄)や動画編集の仕事も受けています。
そっちのほうが気が楽なんです。
カウンセリングとか催眠とはまったく関係ない形で、一切そういったものは伏せて仕事やってる時もありますよ。要は使い分け。
元が営業マンですから、クライアントからお金を貰ったならばそれなりに知識や技術を掴んで帰ってもらいたいと思い、ついつい力が入ってしまいます。
特に仲良くなったり世話になったと思えばなおさらです。誰かに自分の技術や知識を伝えたいとの思いもあり、必要以上に熱がこもることもありますよ。
最近はあまり催眠の技術指導行っていませんね。理由は簡単でほんの数人、誘導に成功しただけでおかしなオフ会だの練習会だのを主宰するようになった連中がいるから。
それをホームページに掲げて自慢するような馬鹿もいて強い嫌悪感があるんですよ。私の父親が亡くなった時や私自身が手術を受けた時、兄や親族が大きな病気で入院している時にも執拗に嫌がらせや中傷、物まねや盗用に終始していましたので。
できるようになる人と諦めてしまう人のコーナーで書いたように、子供達の勉強のためとかご家族のため、患者さんのために勉強しようとする人達もいます。
そういった人達への指導は楽しい。やりがいも感じますし嬉しさもある。ただし、何らかの歪んだ思惑とか自分達で集まって「催眠術を」披露しようとか、誰かを操ってみせて自慢するような浅はかな連中に指導したいとはまったく思っていません。
支払いを増やすとか地位や肩書き? をあげますと言ってきてもお断り。それは金銭の問題ではなく私の心情の問題です。
はっきり言ってしまうとそういった行為を繰り返す「あんたらが」嫌いなんですよ。人でなしというよりも本物の屑でダニだと思ってます。ああいった連中はそこまで言われないと理解できないのでしょう。いつまでも執拗にパクリと粘着を繰り返します。
今は指導する相手は選んでいます。結局、後で嫌な思いをするのは私自身でもあり「その人」(催眠を学んでトラブルを起こす連中)の周囲だったりするから。
中途半端に習い事をやって家族や友人、職場から白い目でみられたりトラブルになるのでは意味がありませんよ。私はそのようなことのために指導とかテキスト送付を行ってきたのではありません。
リンクや掲示板が存在しない理由
世の中には色々と悪意があってあまりにも浅はかな人もいるもんだ、というのはこのサイトを長く運営してきて、指導やカウンセリング、ネットに携わってきたからこそ理解できる実感です。
あまりにも程度の低い者もいる。それが二十歳そこそこの若造とか世間知らずの学生ならまだ話はわかりますが、いい歳したおっさんとか、私よりも年上になると話になりませんよ。
ウチに現在「掲示板」が存在しない、リンクも結んでいないのは浅はかな連中が掲示板に「被験者募集」と書き込みしたり、掲示板に書き込んでくれた方々に直接、メールを送って色々と情報を聞き出そうとするトラブルが「過去に」何度も遭ったからです。
医療関係者、リンクを結んでいたお医者さんの元に患者のふりをして押しかける、取材と称して電話をかけてくる馬鹿までいました。それが一度や二度ではない。兄と行っている会社にも執拗にメールを送りつけたり面談を申し込んでくる、連絡事務所に押しかけてきた女もいます。
役者志望だか何だか知りませんが。どこかのプロダクションから何か聞き出してこいとでも言われたのでしょうね。依頼内容ははっきりしないし目的も言わない。ともかく会いたいだけが先に立つのがそういった「代理人」誰かに頼まれて連絡してくる連中の特徴です。
ヒット数の少ない連中とか、あちこちでトラブルを繰り返す輩は自分のホームページとかTwitterで告知や募集は行いません。閲覧者の多い他人の板(掲示板)とかリンク先を利用するのです。
他人の悪口とか中傷は匿名で行い、自作自演で宣伝、いかにも親切な人であるかのように振る舞って、フリーメールで悩み事相談とか被験者募集する連中もいますよ。
ウチが起点となってトラブルになれば取り返しがつきません。
それで取りやめたのです。
ヒット数を求めるならウチも相互リンクにするでしょう。ですが依頼者とか相談者、悩みを抱える人の余分なトラブルにはなりたくない。
これも収録中に実際にあったのですが、私がお会いする時間がない時とか出張中に、ウチと相互リンクのある掲示板で「被験者募集」をやられると削除も間に合いません。そちらに取り込まれる人も出るかもしれない。
カルト集団とかあからさまな女性のナンパ目的、ろくでもないことをやってそうな連中もいました。
私としても全てを自分で守れると思うほど自惚れてはいませんよ。ただし私のホームページを契機として誰かが取り込まれたり騙されたりするのは嬉しくないです。仕事でもプライベートでもお世話になった病院の先生にマスコミが直接、問い合わせ電話をかけていることにも非常に不愉快に感じました。
被験者や相談者、一般視聴者を傷つけそうな内容は断っていたのですが。私と繋がりのある他の先生なら簡単に引き受けたり情報を聞き出せると思ったのでしょう。
それが嫌だったので思いきって全てを切っています。
掲示板とかホームページの運営先に悪意がなくても、その掲示板とかリンクを悪用しようとする連中は出て来ます。よほどこまめに管理しないと不可能でしょう。
それでは安心して出張もできない。専業でサーバー管理とか自宅でずっと仕事を行っている人以外では無理だと思います。
ともかくトラブルの予防を
まあネットですからね。全てのトラブルを予防したり防止することは到底できない。
ただし、私のホームページを起点に「悩んだり困っている人に」大きなトラブルが起こるのは嬉しくないので、どことも相互リンクは行っていないのです。
また、過去に掲示板に書き込みしてくださった方の中には、個人でホームページやブログを持っている人もいました。
残念ながらスキルの足りない若い女性もいました。掲示板の情報を元に、その方のキャッシュから隠しページに侵入されたことがわかったので、会員ページ全ての公開を取りやめた時期があります。
そういった部分を説明するのが難しいですね。その方の場合、個人的な情報とか写真が載っていましたので・・・。私に「見られた」と思えば余計な錯覚や誤解もある。
私がいつもそんなこと(検索)をやっているのかと疑われても困りますから。
ロボット検索(クローラーと言います)を蹴ったり、キャッシュに残らないような配慮をしないとネットに載せた情報はどこかから漏れるんですよ。
一般公開禁止とか仲間内以外閲覧禁止にしていれば安心ではないでしょう。少なくともサーバーの管理者には確認することくらいはできるでしょうし・・・。1999年の頃にはまだリベンジポルノとかネット炎上という言葉が存在していなかったと思います。
特にその方にとって恥ずかしいこととか哀しいことならば「私が知った」ということも伝えにくい。
何で個人情報(メールアドレスや固有名詞を)ネットに晒したり、ウチの掲示板にわざわざ書くんだろう? と思ったこともありました。
ご本人にやんわりと忠告して一時期、全部を閉鎖するしか方法がないでしょう。
その件も、もう何年も経過しましたので、一応ここでご報告しておきます。
Winnyとかウィルスだけ情報が流出するだけではないのです。ブログとか閉鎖型の掲示板、会員制のコミュニティ(ミクシィ等)からもトラブルになる例は多々あります。
最近ならTwitterやインスタグラム、いわゆるソーシャルネットやAppleのクラウドから個人情報や写真が流出してるケースがあります。鍵をかけただけでは駄目で。身内とか友人、学校のクラスメートや「携帯ショップの店員が」情報を流出、交際を迫って逮捕された実例までありますよ。
たぶん、今ならば理解してもらえるかもしれないですね。Winnyとか仁義無き「キ○タマ」ウィルスというものも認知されましたし、ブログに迂闊な写真を載せてすっぱ抜かれた例もある。
閉鎖型であってもネットはネットです。
今ならSNSもTwitterもLINEもあります。安易に個人情報や秘密を書き込まないようにしましょうね。写真の位置情報とかGPS、Exifを削除し忘れていて不倫や浮気がバレているケースもあります。
よほどのスキルがないと情報が漏れかねない。そういった情報は最初から自宅の日記帳でいいと思うんですけどね? 私ならばスマホにも写真は置いておきませんよ? 落とした時にどうします?
私は初期の頃からずっと警告しています。
ダース・ベイダーになった人達へ(笑)
やっぱり信頼していた人に裏切られたり、何も言ってもらえないで勝手に行動されれば深く傷付きますし、悲しいですね。
残念なことに、ただ単に目立ちたいとかタレントになりたい、番組に出たいというだけで自分勝手な行為を繰り返したり、誰かを傷つけかねない行為を繰り返している例もあります。
若気の至りというならまだ許せますが、いい歳こいたおっさんとかおばちゃんならやっぱり腹は立つ。トラブルを繰り返していた連中が、私よりも一回りも年上だったりしましたから・・・。
熱意を持って指導した側とか繋がりのあった人が「ダース・ベイダーもどき」のような行為を繰り返していると聞いたり、悩み事を聞いて一時は解決した人が、人がまた何かに囚われていると聞けば嬉しくはないでしょう。
催眠について学んでいる方は、権威の意味を取り違えず正しく勉強されてください。
権威とはおかしなリンクとか会員数を誇ったり、ましてネットで自作自演を繰り返してNPOとかおかしな団体の代表とかになることではない。
その人の優しさや人格、人柄とか技術に触れた人が相手に「魅せられて」引き付けられることです。
個人の自発性に伴うものです。その人と「同じようになりたい」と望むことや、近い存在になりたい、自然に共に歩むことを求めるようになることが「権威」なのです。
誰かが威張り散らしたり、「俺を尊敬しろ!」だとか、命令することとは違うんですよ。
強制的に何かを押し付けるとか、権威の意味を取り違えて高圧的になったり、肩書きを誇るのは権威などではなく「詐偽行為」でしかありません。誤解なされないように。
またそのような行為を繰り返している人に騙されて相談になどいかないように。
よくよくご注意ください。
残念ながらなかなか、ヨーダのように悟りは開けませんね。
最近は相手を責めませんし、黙っていることも多いですが、誰かが身勝手な行為を行っているとの噂とか話を聞けば、やはり腹正しいですし悲しいものです。
やはり私も人間ですから。
またおかしな連中が徒党を組んで「催眠の業界団体」のようなものを作って練習会だの講演会だのをやるようになっています。
正直、もう関わることはないかな? と思っていたのですが。このホームページは未だに幾つかのページがGoogleの検索上位にも入りますし、そのまま放置して眠らせてしまうのも惜しいかなと思ったので。最後にもう一働き。
過去のコンテンツは全ページを見直して修正加筆を行いました。興味がある方はご参照を。
依頼の再開は今のところ、考えておりません。
せっかくですので過去の体験とか、これまでの経験を文章にして電子書籍化しようかと思っています。私が所属する会社、兄とやってる有限会社でも出版の手続きを行っています。
今はもう時代が変わりましたね。出版社に持ち込まなくても個人でも自分の会社でも書籍が出せます。文章を書く能力やそのためのスキルさえあれば誰にも頼る必要がない。
指導書とかテキストの様式で何かを書くのは限界もあるので。
私が関わりやすいフィクション、小説として仕上げようと考えています。これまでに担当した依頼や経験からの物語となるので。催眠に興味がある方にも参考になると思いますよ。
多重人格の話、幽体離脱や双子の話、前世を観た人、洗脳からの脱出、そのメンテナンスとケア、私が「どのような手口を使って」奪回を行ったかなどを中心としています。
ネットには自称催眠の専門家とか、権威ある催眠団体の役員とか理事だと名乗る者はたくさんいるようですが・・・。
私と同じような多重人格の体験談、洗脳の解除や奪回の話なんて1つも聞かないですね?
不思議な話です(笑)。
私がそういった話を詳しく書いたら。また雨後のタケノコのように専門家様が増えるのでしょう。まるで自身が経験したり思いついたかのように。
おたのしみに。
1999年09月01日 初稿
2017年12月07日 加筆、修正
谷口信行