「それでも」全部をひと括りにすべきではない
一口に中華系とか在日といったって様々な人達がいますよ。全てが毎日、反日活動とか反社会活動に精を出していたり、密輸とか犯罪行為、覚せい剤の売買に携わっているのではない。
帰化したり真面目に暮らす人達も大勢いると思います。
上記したように日本人を貶めようとしてね。執拗に阪神淡路大震災で女性が大勢、レイプされたと言い張るような団体にも実際に出会っていますから。
それを見た時は頭が沸騰するというか、正直、ぶっ殺してやりたいと思いました。
救助に駆けつけてくれた自衛隊員、家族や仲間を失った人、当時の多くの人達の苦しみと努力を歪め、ありもしない噂を振りまいて政治利用しようとか、反政府活動に用いようとするクズどもが実際に巣食っているんですよ。この国の中に・・・。
あいにくとそういった嘘のビラとか抗議集会とやらは上手く行きませんでした。地元民なら誰でも知っていることなので相手にもされなかった。旧社会党系の団体や議員は震災と拉致被害者への対応で兵庫県では壊滅していますから。兵庫県で巻き返しを図りたくてそういった活動をやっていたのかもしれないですね。西宮は長年、土井たか子の地盤だったので。
確かにそういった人達もいます。ただし、それでも「全部を一括りにする」のはよくないですよ。
この国で育ち、この国で生活する人々の全てが罪だと思いますか? 全部をひと括りにして三国人と呼びますか? (この言葉は以前、東京都知事だった頃の石原慎太郎氏の発言です)
それだと日系人をジャップと罵った戦争中、戦後直後のアメリカ人と変わらなくなってしまう。石原慎太郎さんご自身も、過去のアメリカのその行為を咎めていた筈です。
日本国内で破壊活動とか工作活動に精を出す人間は、確かに「日本人」ではないかもしれないですよ。それを嫌う人や蔑む人達が出るのも当たり前かもしれない。
彼らはコミュニティに「異物とかトラブル」を持ち込む迷惑な者ですから。
私はそういった連中を庇う意思を持ちません。彼らが忠誠を誓うのは彼らの祖国でしょう。そういう人達は厳密にいえば日本人ではなく他国民かもしれません。
自国内に大量の麻薬を持ち込んできたり、売春や強盗、窃盗やスリのために密入国で入り込んでくる連中を歓迎する国はありません。それはどんな国でも同じ。
ただし、この国で勤勉に仕事に勤しみ、日本国内に友人や知人を得て真面目にやっている人達ならば一方的に蔑む、蔑まれる必要などないと思います。
アメリカやブラジルに渡った人が現地で子供を生んだ時、その子供には国籍が与えられます。彼等の存在は現地で「日系アメリカ人」「日系ブラジル人」と呼ばれます。コミュニティに一員として迎え入れられ、その国の国籍をもらうのです。
日本で生まれ、育ち、働く彼等は台湾系日本人、ブラジル系日本人、ではないのでしょうか?
少なくとも私は阪神淡路大震災当時に助け合いをやった人や、これまで親切にしてくれた人々を「三国人」などといった僭称(せんしょう、相手を蔑む言葉)では呼びたくありません。
それは私の大切な仲間であり友人であり、家族です。
国籍だけで全部が決まるならびっくり
私は旧社会党、社民系も大嫌いだし。それはこのサイトでも隠していません。(心のプリズムのコーナーなどを参照)
モノマネ親父とか盗作サイトにもそっち系(あとで知ったのですが朝鮮系でした)の人達がいて。確かに迷惑で執拗な連中です。
あちこちからの盗用とか流用しかしていないのに「俺たちがオリジナルでやってる」と言い張ります。出版社にまで原稿持ち込んでますよ。
ただし、全員が反日行為とか迷惑行為や盗用を繰り返しているとは思いたくなくなかったので、これまであえて悪くは書きませんでした。生粋の日本人にだってろくでもない奴はいますから・・・。
石原慎太郎の「三国人」発言に腹が立ってこのコーナーに書いたのは。私の友人や知人に台湾系や中国系の方がいるからですよ。日本で帰化して真面目に働いています。
私は東京でテレビ番組に出演していた頃でね。本来なら波風が立つこういった文章を現職の都知事にぶつけるような立場ではなかったのですが・・・。関係者から睨まれる可能性もある。
味噌も糞も一緒かい、全部が三国人で一括りか、真面目に日本で生活してる俺の友人や知人も一緒にしやがって、と当時とても腹が立ったのでここにこういった文章を綴っています。
当時は関西に舞い戻る気も神戸に住む予定すらなかったのですが・・・。離れて暮らす友人や知人があの発言でどれほど嫌な思いをしただろうと考えて、ついカッとなったんですよ。
それで仕事が減ったり番組からの依頼が無くなったとしても、1ミリの後悔もありません。
私は今もどんな事情、背景があるにせよ、その国に生まれた子供にはその国で暮らす権利と国籍を保証され、ただ「その国にいる」だけで一方的な差別や蔑み(さげすみ)や、政治家から蔑称(べっしょう、嫌っている言葉で表現されること)を受ける由縁(ゆえん)はない、と思っています。
この点は誰になんと言われようと曲げようと思っていません。私の一生のポリシーです。
国籍や肌の色は関係なく、その国に貢献したり移民先を愛するなら彼らにも生活する権利、特にその国で生まれた人達には「選択する自由」が与えられるべきだ、が私の主張です。
アメリカでは22歳になった時点で本人の意思に委ねられます。祖国の国籍を選ぶかアメリカ市民になるかが選択できるのです。同じ形式が日本でも中国や韓国でも、イギリスやフランス、イタリアや中南米、世界の国の多くで採用されることを望みます。
私には数多くの友人がいます。韓国人だからも中国人だからもない。アメリカ人だからもイギリス人だからもない。どこの生まれだろうと、いいヤツはいいヤツで嫌なヤツは嫌なヤツ、悪いヤツは悪いヤツですよ(笑)。どの国にも犯罪者はいる。と同時に善人とか凄い奴もいます。
うっとおしい奴もいれば一緒に仕事したくない奴もいます。ただし「日本人にも」嫌な奴は大勢いますよ。国籍だけで全てが簡単に決まる筈がない。
以前にフィリピン系、中南米系とか台湾系の人達とも仕事しましたが、私はむしろ日本人より話がしやすかったですね。奇妙に馴染みました。
私に言わせれば国籍だけで決めるのは血液型占いみたいなもんですね。A、B、O、AB型の4種類で人類は括れますか? そのたった4種類だけで?
アメリカ人なら良い人で中国人なら悪い人? 韓国人には良い人がいませんか?
「日本人は全て悪い奴だ!」と言い張る中国人や韓国人がいたら、私はやっぱり、その人は頭悪いと思ってしまうでしょうね(笑)。「国籍だけで決まるのか?」と。
まあ確かに皮肉な巡り合わせで同じ国の同じタイプの奴、同じ嫌な感じの人達に何度も遭遇したことも無いとは言いませんが(笑)。確かに特定の国においては問題の多い連中もいます。特に組織犯罪とかに関わる連中はグループで動いていますからね。
それでも「韓国人や中国人は全部、嫌な奴!」だけで括ってしまうと視野が狭まると思うんですよ。
多少は受け入れる必要が「ある」ようには思う
完全な報道規制が引かれてて情報が与えられない国ならともかく、自分で情報を得られるようになると考え方が変わります。どんな国の人にでも触れ合ってみれば良い人とか価値観の近い人、趣味や話の合う人も現われるものですよ。
自らのルーツに当たる国に、憧憬(あこがれ)や尊敬を持つのは当たり前かもしれないですね。祖先の国であり、祖父母、父母の国なのですから・・・。
私でも海外に移住すればそう思うでしょう。堂々と「私は日本で生まれました」と名乗ると思いますよ。ただし、同時にそれを名乗った時点でその国で犯罪行為とか反社会的な活動を行うことも無いでしょう。それは祖国である日本の恥もあるのですから。
「私は日本で生まれました」という者が現地でろくでもない行為をしていたら、日本人全員がそのような人だと思われてしまうでしょう。
それでは現地で友達も仲間も出来ません。祖国を思えばこそきちんと暮らさなければならない。海外に移民した日系人が各地で尊敬を集めるのは、苦しい生活の中で組織犯罪とかに手を染めなかったから。
あまり知られていませんが、日本人の移民は世界に散っています。ロシアやイタリア、フランスやドイツにもいます。ブータンやミャンマーにも中南米にもいる。日本に大豆を輸出しているブラジルの農家は殆どが日系移民だったりもしますよ。
辺境の地で柔術や空手を広めた人達もいますし、現地で苦労の末に開墾を行い農業のパイオニアとして尊敬を集める方々がいます。同じ意味で、日本でも真面目に暮らす人達はルーツが外国人でも仲間とか同胞とか友人として受け入れてもいいと思いますよ。
できればそういった人達(移民希望者、入植希望者)も日本で尊敬される人になってください。海外で受け入れられた日系移民の方々と同じように・・・。そうすれば偏見や差別も自然に減ります。
日本人の懐は意外に深いから(笑)。学歴も職歴もない外人が語学教師やってたり黒人がモテたりするのも日本だけでしょう。海外からやってきたアメリカ人とオーストラリア人が驚くと当時に非常に喜んでいました。祖国ではモテないのに日本ではモテるし優しくしてもらえる。
居心地がいいから帰りたくないと言ってる奴もいました。
この国で生まれたなら、日本に馴染んで日本人として暮らしてもいいと思う。
それを名称で現わしたりしたり表現するとすれば韓国系、台湾系、またはブラジル系かも知れませんが皆、日本人でしょう。海外で日系と呼ばれる人達と扱いは同じになる筈です。
少なくとも現在の東京の下町とか大手企業の下請け工場、飲食店の多くは多くの外国人労働者に支えられています。愛知県などもそうでしょう。社会はすでに複合化しています。よほど田舎とか地方都市ならともかく、大都市ならば労働力の確保が大変です。
今、彼らを抜けば経済はガタガタになりますよ。
そういった人達の労働力にもっとも恩恵を受けている東京都に住み、税金を集めて運営を行い、重責を担う筈の都知事(元です。2000年当時の石原慎太郎氏の発言)がこの国際化の時代になぜ「三国人」などといった言葉で話せるのでしょう?
(※腹が立って書いたのは2000年当時の話ですが)流石にそれはおかしいと感じました。
彼等の作った品物や労働力、支払うお金(消費税などの税金)を当てにしながら、その東京でトップである知事を務める人間が一方的に僭称(相手を蔑んだ名称で呼ぶこと)で呼ぶのは今でも許されることではない思っています。