戻ってこれる人は本当の意味での運の良い人

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X ロゴ入り私(わたくし)的な観察

某番組の放送を前に、私の経験上の意見を

洗脳に関する検索でたどり着いている人が多いので
これまでは触れていませんでしたが、私がそこまで肩入れしたというか洗脳に関する記述がこのホームページ上で増えた理由を書いておきます。

当時、洗脳に関する記述を載せるのには勇気が必要だった

女性とビールのコースター

私が洗脳に関する記述を最初に載せたのは1998年になります。

謎の整体師? に洗脳を受けたとされるお相撲さん(固有名詞は外してます)や、X-JAPANのTOSHIさんの騒動を見て自分のホームページにそういったものへの注意とか警告を書こうと考えました。

当初はかなり短いコーナーになってました。そのコーナーを読んで問い合わせをしてくる方とか依頼が増えたので徐々に解説や対処方法を書き加えるようになり、今ではかなりの長編です。

全部で3万字ちょうどありますので、時間がある時にでも読んでみてください。

洗脳を解く方法について
洗脳を解くために必要な環境、心構え、対応についての解説。洗脳者の悪口を言ったり被害者をたしなめるのでは解決しない事を理解してください。

X-JAPANのTOSHIさん騒動は平成10年(1998年)なんですよね。私がこのサイトを開設したのが1997年で。1997年から2001年後まではテレビ番組にも呼ばれて出演していた頃です。

ホームページを持った3ヶ月後には東京キー局、TBSの生放送に出演していたわけで。すでに番組への露出もあって講演会も盛んにやっていた時期なので。本来ならそういったネタについて自分のサイトに書くのはタブーかもしれないですね。

仕事が欲しいとかテレビ番組からのオーファーを定期的に受けたいと思っているならば、そういった危うい話は避けるのが一般的でしょう。それでもあえて踏み込んでます。

私はあくまで「催眠術師」として露出しており、心理学の専門家とか脱洗脳のプロフェッショナルとして番組に呼ばれたことはありません。

仕事とか生活を考えるならそういった部分には触れず、当たり障りのないように過ごすのが処世術というか当たり前なのかもしれないですね。

まあ、当時は向こうっ気も強かったですし、実際にカルト系ともやりあってましたからね。

ライフ・スペースとかオウムの事件が本格化する前の話です。

心理学系、催眠術系のいわば草分けみたいなホームページでしたから・・・。カルトと言われた連中からは軒並み接触を受けたり勧誘をされた経験があります。

そういった連中の幹部がウチのテキストとかホームページの内容を参考にしていたり。

私も「そういった団体の仲間や一味か?」と疑惑を受けたのか、警察官と思しき人達が練習会に混ざりに来たこともありますよ? これも隠すこと無くこのホームページ内で公開しています。

実はですね・・・。これも初めて明かすのですが・・・。

X-JAPANのTOSHIさんが洗脳騒動の最中に四国にある私の友人の店に飲みに行ってたんですよ。私の古くからの友人が経営する店で、私の中高時代の同級生が店長を務めていたり。

そこの店員に神戸出身で被災した若い男の子などが働いていたり。私も出張中に偶然、神戸にいて阪神淡路大震災を経験していましたので。地元に帰った時にその店に立ち寄って話をしたりもしてました。

まだ神戸に住もうなどとは思っていない時期です。私は大阪在住でその後、東京に移ってます。

TOSHIさんが来店したおり一人きりで。サングラスはかけていなかったこと、普通にお酒も飲めば受け答えもしていたこと。

世間話にも応じてとても「洗脳されているようには思えなかった」と友人や知人が話していたのを聞いて、「このままだと危うい」と考えて脱洗脳に関する詳しい解説を増やすことにしました。

自分が嫌な思いをしたから、他の人には避けて欲しい

もう十数年も地元には帰っていないので今はどうなっているのかはわからないのですが・・・。

私が二十歳代の頃につるんでいた連中が四国で水商売やってまして。一人は成功して複数の飲食店、大きな割烹料理屋やショットバーを持つまでに至っていました。

私のホームページにある「友達ってなんだろう?」というコーナーはその友人たちのことを書いたものだったりします。

友人ってなんでしょう?
2017/12/12改訂1998/09/01初稿私の若い頃のバイトの話ずいぶんと昔の話になりますが私が十八歳から二十歳前後の頃、地方の飲み屋、今から考えれば高級なタイプのラウンジでバイトしたことがあります。知り合いに紹介されてたまたま、中で...

コンクリート打ちっぱなしの半地下の店でね。地元では割りと有名な店になってました。

不思議なめぐり合わせだなと思うのは。その友人の店にトシさんが現れた。

私個人は自分が「催眠術」とか「脱洗脳」に職業として関わるとは思っていなくて、テレビ番組に出たり自分が講演会をやるとも思ってませんでした。テキストの発売も含めそれは閲覧者からの依頼で始まったものばかりでして。サイト開設時の目的ではなかったのです。

X-JAPANの歌は私の腕立て伏せソングというか心が挫けそうとか折れそうになった時に、自分を奮い立たせるためにヘッドフォンで聞いていたものです。

ホームページを公開した当初は付き合ってた女性も「そんな仕事で食えるようになるわけがない」と逃げ出してしまった後で(笑)。催眠「術」の腕があるといっても駆け出しで何の実績もなく。

厳しい状況の中で目減りしてゆく貯金を数えていた。気力、体力が衰えないように毎日腕立て伏せ、腹筋やスクワットを数百回やって近所の長居公園(当時は大阪在住)まで走りに行ってました。

ロッキーのアイ・オブ・ザ・タイガーとセットでそれこそ擦り切れるまで繰り返して聞いていたものです。ですので熱狂的なファンというよりは「紅」などX-JAPANの代表的な数曲しか知りません。

ただ、私からすると特別な曲で。やはり思い入れが強くあったんですよ。苦しい時期の支えとなったグループであり歌だったので。

まだ洗脳解除の経験は少なかったですが、拙いとはいえ私が知っていることをここに書けば多少なりとも力になるのではないかと考えた。

私は若い頃に都会に一人で出てね。住み込みで雇ってくれる店とかすぐに置いてくれる場所ばかりを探しました。

当然、嫌がらせとか脅したり殴ってくる連中もいてね。何度も心が折れそうになることも多々ありました。

ところが実家との折り合いが悪かった私には帰る場所がなかった。

誰にも頼れないとか、帰る場所がない状態で、嫌な連中に負けないように自らを励まし、身体を鍛えていた時に聞いていた曲なんですよ。

私も何度も騙されそうになったり、利用されそうになったことがあります。今で言うブラック企業なんてのは昔はもっとたくさんありましたからね。暴対法も風営法もクーリングオフも整備されていなかったですし、まして住み込みで友人や家族がいない状態で地方から出てきていますから・・・。

地方出身者には風当たりの強い大阪に住んでいましたし。ある意味では東京より面倒ですよ? 

嵩にかかるとか人数で脅して何かを巻き上げようとか、宗教団体から誘われるとか洗脳されそうになった、変な会員権を売りつけられそうになったという経験も、実際に何度もあるわけです。

嫌な思いをすると人間は2種類に分かれます。

1.自分が嫌な思いをしたから、自分も誰かを騙したりうまく立ち回ろうとする

2.自分が嫌な思いをしたから、誰かにそういった思いをして欲しくないと願う

その二種類でしょう。どちらかというと「1」に傾く人が多いかもしれないですね。

私は自身がホームページという「ツール」を持った時に、警告というか私の書く文章で、自分と同じような苦い経験をする人が減ったらいいな、と思うようになりました。

そこに感情を込めて出来上がったのがこのホームページです。