芸名、ペンネームが「nobee谷口」

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芸名をつけた番組

正しい催眠誘導の方法 / 第五章

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ラポールの形成に必要な資質 正しい催眠誘導の方法

テキストの利用方法について

あなたがもしインチキ占い師とか自称霊媒師、前世が見えることを売りにしてタレント活動をしたいとか詐欺師になりたいなら、そのままそうしていてください。

きちんと学びたいとか本物を目指すなら姿勢は改めたほうがいいでしょう。舞台設定とか環境設定、衣装とか「肩書き」のみで誰かを操ろうと考えるのは誤りです。

特に催眠誘導に関しては「私は王様だからお前は催眠にかかるんだ!」と被験者に怒鳴ってはいけません。自分の至らなさを誤魔化すために高圧的になるのはもっとも間違っています。

ラポール、つまり相手との信頼感や心の距離、被験者との繋がりといったものは、やはり相手との会話や触れ合い、相手を理解し気持ちを汲み取ろうとする施術側の姿勢の中にこそ、生まれるものです。

催眠、特に他者催眠を誰かに行おうと考える場合、最初に必要なのは相手に信頼され、催眠を受け入れる体制(受容する心)を作りあげることです。それに失敗すれば、後で施術者がどのような華麗なテクニックを披露しようとうまく行きません。

催眠がかからないとか、最初はうまくいったのに急に受け付けなくなった、このテキストの指示の通り(実際には違うのですが)にやっているのに一向にうまくならない、などといった苦情の殆どはここの部分の誤解や曲解になります。

実はこのテキスト(私のホームページも含む)に書かれている内容は丸ごと、ラポールのために必要な知識になります。

「催眠とは何か?」を被験者にわかり易いように説明するために、「催眠になぜかかるのか?」などの話を生活の中にある実際例を取り上げながら説明や解説を加えています。

ですから読み飛ばしたり自分の都合のいい部分ばかり抜粋しようとする人は、かえって理解からは遠のくでしょう。

そもそもこのテキストは「指導用」として書かれたものではありません。わずか数枚のテキストデータが元でしたが、依頼者に「催眠とは何か?」を説明して催眠誘導を行いやすくすることを目的として作られたものでした。

一見、催眠をかけるための手順とは関係ない話が多いようにも思えるでしょうが、参考例や仕組みを被験者に話しかけることで安心感や繋がりを強化し、相手との心の距離(ラポール)を縮めようと考えて構成されています。

冒頭のテールランプの話などはよく出来ているでしょう? 他の催眠術の団体とか、マスコミがそこの部分を丸パクリしたこともありますよ? もちろん1997年に私が最初に書いたものです。

それ以前にそのような解説を行っているサイトとか書籍、催眠術師は一人も存在していませんでした。

手順の説明のみに終始しないのは、このテキストを読んだり話しかけたりすることで「自然にラポールが形成できないか?」と考えて、私がこれを作り上げたからです。

初心者は当初、丸暗記を心掛けてください。技術が向上し、経験を積めば自分の言葉で「催眠とは何か?」を自然に説明できるようになるでしょう。

本来はラポールについてを、何も難しく考える必要はないのです。

思いやりのある、あたたかな人をイメージしてください。お父さんやお母さん、おばあちゃんなどの肉親、優しかった学校の先生や病院などの先生、また催眠をかける相手を自分の恋人や友人だと思ってください。

自分が「どういった人になら催眠を行って欲しいか?」を考えることです。被験者の不安感を打ち消すためには専門知識と経験のみならず、優しい話しかけ方やその人の持つ思いやり、人柄や雰囲気も大切になります。

肩書きをちらつかせて「催眠にかかれ!」ではなくてね。衣装や服装で「すごい催眠術師様なんだぞ!」でもなくてね。優しい笑顔と柔らかな接し方をしてくれる人が特殊技能も持っている、私を理解して助けようとしている、と被験者や依頼者に受け入れられることがとても大事なのです。

ショー催眠の上手い下手の殆どは「最初の数秒」で勝負が決まっていますよ? 

作り笑顔とか猫なで声ではなく、まず心構えをしっかり作ってから被験者に近づいています。

自分が嫌なことは相手も嫌になります。下心があったり悪意があったら伝わりますよ? 自分が嫌がる行為を強要しないよう姿勢を正して下さい。また同じ意味で、ご自分ならどういった感じのする人なら信頼し、頼っていいのかを何度も考えてください。

それがラポールを理解するための重要なヒントになります。