正しい催眠誘導の方法 / 第二十九章

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諦めなければ変化は確実にある

「自己催眠例」は着実に効果が現れる(182ページ)

イルカの噴水私と会ったことのある人は年代によって印象が異なるでしょう。

気弱で線の細い印象を持つ人もいるでしょうし、一歩も引かず危なそうな相手にも喧嘩を吹っかけるファイタータイプだと思ってる人もいます。

面白いことに今では、優しげな学者風に捉える人もいます。

様々な職種を経験してそれぞれに嫌なことにも辛いことにも当たりました。

今でこそ他人の相談の乗ることもありますが、以前はどちらかというと反対ですよ?

誰かに助けて欲しいとか依存心も強かったかもしれないですね。確かに繊細だったり気弱な部分もあって、その頃の印象を持っている人は直接お会いすると、皆驚きます。

自らの意思で変わったんですよ。

嫌なことがある都度に負けたくないと望み、自分を変えようと思った。精神力を鍛えて延々と自主トレもメンタルトレーニングもやりましたよ。

若い頃に嵩にかかって脅してきた相手と地元に帰った時に偶然遭って。以前と同じように偉そうにしてくるので表に呼び出したことがありますよ(笑)。ああいったお馬鹿さんは相手が変わったことにも気が付かない。

自分が何の努力もしてこなかったことを理解していません。昔の印象のままで時間が止まっていますから、相手が備えた背景とか力にも気づかないものです。

それ以来は私を見かけると逃げるようになりました。

何かと向き合うには気力が必要です。結局は誰も助けてくれなかったので。私は自分でやろうと考えた。それが原点です。

人前で話すなんて大嫌いでね。自分が数百人を前に講演会をやったりテレビ番組とか生放送などに出るなど考えたこともありませんでした。もちろん空手や格闘技を真剣にやろうとも思いませんでしたし、営業やセールスの仕事で弁が立ったり実績が上がるタイプでもなかった。

その後に再開したりたまたま巡り合った人達は。当時の私との印象が異なりすぎるようで同一人物だと気付きません。別人だと思いこんでいます。

WordPress根気があったとも言えませんね。何百ページにも及ぶ長文を何ヶ月もかけて書くとか、WordPressの修正やホームページの運営も不可能だったでしょう。兄と会社を起こすこともできた。

企業向け、商業向けの動画編集も手がけることができました。

嫌なことがあって誰かに高圧的に出られたり、殴られることもあって。弱い自分を嫌った。

布団かぶって泣いたこともありますよ(笑)。世の中には理不尽なことが多いから・・・。

それでも諦められなかった。勝ちたいとも負けたくないとも思いました。その結果、様々なことが出来るようになって他人にも指導したり手助けするようになりました。

諦めないでください。自分で自分を変えようという意思があれば転機は必ず訪れます。

本人が安全策や準備を行い、目的意識をはっきり持つことができれば、自己催眠でも十分に効果はあります。

他者催眠はいわば自己催眠の延長線上にあるからです。どんな人も「自分で自分に」暗示をかけたり、変えることができる。

嫌な経験や辛いことがあれば、それは時に先入観となって成長を邪魔することもあります。ですが、諦めずに良い方向に働きかけるなら必ず、あなたの生きる力や手助けとなってくれる筈です。

覚醒に不安がないようにして目的をしっかりと持ち、潜在意識に働きかけるようにしてください。全体の手順をきちんと把握することで、自己催眠でも高い効果を目指そうというのが今回の特別付録の内容になります。

すでに自己催眠や自律訓練法について取り扱う書籍や資料は様々にありますが、他者催眠に取り組む私にわざわざメールを送って下さる方が多いということは、私の経験を活かした内容が求められているのではないか? と考え今回のような付録を作ることにしました。

これがスタンダードだとか完璧な方法だとは思っておりません。もっと簡単な方法や複雑な手順があるのかも知れないです。現時点では私の持つ知識とか経験、他者催眠で数千人以上を誘導した経験を元に公開しています。

読む方は参考にしてください。私が自分の経験からまとめた内容が、新しい自己催眠や自律訓練法などのヒントになれば幸いです。

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