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芸名をつけた番組

正しい催眠誘導の方法 / 第十五章

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階段や電車を利用して深化法を行う 正しい催眠誘導の方法

階段をイメージする(79ページ)

階段のイメージを頭の中に描きます。

被験者にその描いた階段をゆっくりと一段、一段と下に向かって降りて行くことで催眠を深化させて行く方法があります。

女性の被験者の中には「階段で下に降りると暗くて恐い」といったイメージを持つ人も出ますから、不安感がないことを強調しておいてください。

具体的な暗示はこういった内容になります。

「あなたの目の前に階段が十段あります」

「階段は下に向かって伸びています」

「あなたは、私と一緒に階段を降りて行きます」

階段を十段に設定したのは、それが催眠誘導においてよく用いられる長さだからです。

実際の階段は1段辺りが18cm〜20cmの高さとなっています。1階分を下るとなると最低でも13段から15段はありますね。便宜上、わかりやすい数値でよく使われる十段を用いましたが、人によってはもう少し階段を長めにすると良い反応が得られます。

私は誘導中に「私(施術者)と一緒に階段を降りる」という言葉は必ず入れるようにしています。過去に「一人だと怖い」とか「階段の下が真っ暗だ」と言われて驚いた経験があります。

いまのところ、誰かの頭の中の映像とかイメージを探知したりディスプレイに映す方法がありません。ですから言葉でイメージを作っても実際にどんなものが浮かんでいるかは施術者にはわかりません。

それで階段のイメージを用いる時には「一緒に降りますよ」を付け加えるようにしています。

すると「一人ではないんだ」といった印象が生まれますから、被験者の不安感は減り施術者とのラポール(信頼感)を強化する効果もあります。

「階段を降り終わったら、あなたは深い催眠に気持ち良く入って行きます」

私は深い催眠に入る、といった表現を使っています。教本とか指導書によっては「眠ってしまう」といった指示が書かれていることがありましたが、それでは睡眠になってしまう可能性があります。

一般の方とか依頼者、被験者が「催眠とは何か?」を明確に知らなくても、催眠についての朧げなイメージはあるようです。力を抜かせて施術者の声に意識を集中させて指示を送ればそれで違和感なく催眠に入ります。

「階段を降りて行くことに不安は感じません」

「安心して一緒に階段を降りましょう」

「はい、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ。あと半分です」

「六つ、七つ、もうすぐ底につきますよ。八つ、九つ」

「さあ、最後の階段です。降りると深い催眠に気持ち良く入って行きます」

「十・・・」

私の場合はイメージは「漢数字」に近いですね。

これは事前に施術者が頭で描いたイメージによります。私は催眠誘導を始めた当初に「手当て」について自分なりによく考え「施術者はこうあるべきではないか?」を想定しています、

催眠って、なんなの?
開業当初、依頼を引き受けたり練習会を開催する前に「催眠術って何なんですか?」との質問に対する返答として書かれたコーナーです。深夜放送で女性を催眠術で脱がせるような企画が横行していた時代ですね。偏見が多かったので身近な話から始めました。

どこかをぶつけて痛がっている子供に母親が「痛いの痛いの飛んでけ」とおまじないを唱えながら優しく擦ってくれたり撫でてくれるイメージです。そういったものを最初に設定したので、階段を数える時も柔らかく「むっつ」とか「ななつ」といった数え方をする習慣が身についたようです。

十まで数えると被験者の身体の力は抜け、完全に深い催眠へと移行して行きます。

全身の力が抜けると、被験者は自分で身体を支えられなくなりますから、施術者が頭を打ったり不自然な体勢で倒れないように注意し、うまく支えてあげてください。

参考例2

椅子に寝かせる

女性が短いスカートなどを履いている場合には、上着をかけるなどの配慮が必要です。人によってはそれを気にしてしまいますから深化の妨げになります。

ショー催眠やステージヒュプノシスでも上着をかけるシーンがありますが・・・。実はあれは被験者本人を気遣っているというよりも、その姿を見ている観客とか他の被験者、テレビカメラへの配慮です。

催眠にかかると「あられもない姿」を見られるとか、だらしない格好を撮られると思われると、希望者とか参加者が減るんですよ。深くかかる人が減ってしまいます。