改訂版 催眠術師のひとりごと / あとがき

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苦しかった記憶でもありますが

現在、書いている原稿とか小説に繋がっています

ペンそれでも、私としては思い入れを持って書いた本です。今になって読み返してみると「そうか、あの頃はこんな事を考えていたんだ」と自分でも勉強になったり。

今書いている他の本への前振りや伏線、アイディアの原型となっているものもあります。

苦い思い出がたくさんあって、手をつける気にならないというか読み返すのも苦痛だったのですが・・・。

多重人格の話とか宗教団体との対立の話を載せるなら、この本もあったほうが前後の繋がりがわかりやすいかと考え、サーバー移転を期に修正して載せることにします。

時間かかりました。原稿用紙換算で400枚ほどですが、新作を書くよりも古い話を直すほうが手間で苦労しますね。あまりに改変すると整合性がとれなくなります。

読み返してみると、以前の社会情勢が現在に通じている部分はあると思います。

いまさら手を加えても、とは思ったのですが「催眠術師」を目指す方とかタレントや芸人になろうとしている方、ならびに精神的な悩み事を抱えたり「洗脳騒動」に巻き込まれて困っている方の参考になるだろうと考え直しました。

私の開業した当時とあまり状況は変わってませんね。むしろスピリチュアルだのと言い出してネットを悪用した「カリスマぶる」いかがわしい連中が増殖してる気配すらあります。

価格を安くしてAmazon、Kindleなどで電子書籍として発売しようかとも思いましたが・・・。それだと興味を持って直接購入した人の目にしか入らない。

この際ですから、自分のサイトでテキストと一緒に無料公開しようと考えました。

正しい催眠誘導の方法 / INDEX
催眠誘導、催眠術について解説したテキストの目次です。1999年に私がテレビ番組に出演し始めた時に販売を始めました。

私が初めて書いた本ですので、読み返してみると誤字脱字とか二重表記とか不満もいっぱいです(笑)。出版社からは校正はおろか編集も助言も、なーんにもして貰えなかったので・・・。

ページ分け、目次作りもタイトル決めや段落、あとがきまで一人でやっています。

京極夏彦じゃあるまいし。QuarkXPress(クォーク・エクスプレス)やInDesign(インデザイン)使って自分で組んだんですよ? 文句の一つも言いたくなるわ。

何の助言も修正もしてもらえない。宣伝広告もゼロ。それでもなぜか発売直後に大手書店、紀伊国屋とか八重洲ブックセンターに並んで平積みにまでなったものです。

せめて売れた実数だけでも知りたかったです。抗議に行くと口約束だけはするものの、取次店からのファックスや発行部数は絶対にこちらに見せないし教えませんでした。

ですから、売れたかどうかは「今も謎」のままです。

なぜか許可を貰いに行ったTBSのディレクターは「ゴーストライターが書いた」と思い込んでいましたが・・・。出版社のオヤジが何か言ったんですかね? テキストやホームページの文章を見ればわかりますが、間違いなく私の書いたものですよ。

そのディレクターと話してて「この人は文章しか載っていない私のホームページの何を見て出演依頼したんだろう?」と不思議に思いました。

担当ADはしっかりうちのサイトを読み込んでいましたが、ディレクターはまったく読んでなかったんですよ。テレビ局の関係者ってそんな人、いっぱいいます。

画像から文字起こしして気づいた箇所は直し一部、加筆を加えてあります。編集者や校正がいないので気づかない部分や不備も多々あると思いますが・・・。自分で書いた文章だとわからなくなるのです。

私個人としては出来る限り、頑張ったつもりですのでご容赦願います。

自分が出演していた番組が全て終了して依頼が一段落したら、小説などを書こうとは思っていました。

芸能界のネタとか、宗教関連とかカルト系、占い師などの話とか。経験談を元に面白い話も書けると思いますが、あちこちとの兼ね合いもあるので。完全に関わり合いが切れてカルト系の処分などが一段落する必要もありました。

ネットで依頼を引き受けなくなったり、東京から引き上げたのにはそれなりに理由はあります。まあ、興味がある方はこれから出す小説や電子書籍でも読んでください。

一部はこのサイト(nobee.com)で無料公開します。

催眠術師のひとりごと、の「あとがき」だけ新規に書き直したのは個人名が載っているから。

1999年頃にお世話になった方々、今は亡き義理の父、会えなくなった実の父親、両親や当時の恋人や友人への感謝の言葉を綴っています。

あとがき、に書かれた名前の一人が「今の私の嫁さん」です。

一時は書店に並んでいたので。私の関係者は古いバージョンの書籍をとっくに読んでいるでしょうから(笑)。甥っ子から「おいちゃんの本は読んだ」と言われたので、もう古い方のあとがきは必要ないだろうと判断しました。

ps.

体調不良もあって執筆や更新がしんどい部分はありますが、この機会に何とか続編、これまでの経験をまとめておきたいと考えています。

現在は個別対応や返信は出していませんが、Twitterの「いいね」だけはたまに確認してます。

押して下さっている方はありがとう。励みになりました。

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