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正しい催眠誘導の方法 / 第十二章

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催眠の基礎、凝視法から学ぶ 正しい催眠誘導の方法

催眠の基礎、「凝視法」(61ページ)

うずまき凝視法は「指のくっつき反応テスト」と同様、オーソドックスな催眠の基礎、といっていいでしょう。

ヒュプノディスクなどを用いた誘導などもありますが、それも凝視法の変型に過ぎません。

一時期、アメリカなどで持て囃された方法ですが、グルグルと回る円盤を見つめていると目の錯覚も手伝って視覚が麻痺し、意識の集中と視野の狭窄(きょうさく)が起こります。

ちょっと強引ですが、いちいち個人に話しかけを行って丁寧に時間を割くよりも、被験者に円盤(ヒュプノディスク)を見つめさせれば「勝手に催眠にかかるだろう」と考えたのでしょう。考えてみれば少々乱暴な方法ですが、確かにこれも凝視法には違いありません。

現在ではヒュプノディスクのような方法は用いられなくなっています。

まあペンジュラムに等しいですね。日本だと「こっくりさん」のようなものでしょうか?

そのうち、そういったものに関する解説もホーページ上で行います。

アメリカでヒュプノディスクが作られたのはテレビがまだ白黒だった時代です。

スマホどころか一般家庭には電話も無かった頃です。グルグル回転するヒュプノディスクを誰かに見せたり、白黒放送で流すなら集中力はあったと思うのですが・・・。

催眠の解説書には必ず載っている有名なものなので、初期の頃に実際にディスクを作って回転させてみましたが、殆ど効果がないですね。

現在のように高度に情報が発達して子供の頃からゲームに慣れてます。スマホで動画を見る時代に、それで催眠に掛かる人は稀ではないでしょうか?

日本において催眠や心理学の知識が入ってくるのはテンポ遅れるので、未だに古い知識を大げさに紹介している書籍などもあるようですが、実際の施術においては必要ないでしょう。

最新の方法では点滅するフラッシュライトを用いたり、光と音を脳波とシンクロ(同調)させる、といった方法が用いられます。私は知識もやり方も一通りは知っていますので、場合によってはそれらを利用することもあります。

ただし、ここでも注意が必要です。

後半で催眠を行っていると稀に起る異常反応などについても触れますが、異常反応などのトラブルは無理に心理障壁を乗り越えることで起こってきます。

どうしてもそういった方法を用いなければ問題が解決しないとか、症状を弱めたり、原因の特定が必要になる場合以外には特殊な方法など必要ありません。無理に強引な方法を用いると後で影響を残します。

凝視法は古くからある分だけ、手順ややり方こそオーソドックスではありますが、安全性は高くトラブル(可能性は完全にゼロではありませんが)は少なくなります。

凝視法というのは、このテキストの先でも触れた車のテールランプ(36ページ参照)などと同じ現象です。

正しい催眠誘導の方法 / 第七章
凝視法の解説(36〜38ページ) 催眠を学ぶ際、通常は凝視法から勉強することになります。 初心者はまず、わかりやすい凝視法から勉強してみることにしましょう。 特殊なもののように一般の方は勘違いしがちですが、凝視法に似た現象は時折起こっています。昔話、車の運転などで生じる幻覚や幻聴もプロセスは同じです。

高速道路などで車のスピードを出せば出すほど、人間の視野は狭まってきます。その狭まってしまった視野の中に、先行車の赤いテールランプがユラユラと揺れています。

無意識にそれにじっと見入ってしまう(これが凝視です)と、意識がボーッとなったり、スーッとそちらに引き込まれて追突しそうになったり眠り込みそうになったりするのです。

そう考えれば、催眠(トランス状態)は極めて特殊な現象というのではなくて、普段の生活において催眠に近い状況は割と頻繁に起っている、と考えられますね。

人は何か真剣に考え事をしていると時間を忘れてしまったり、テレビ番組や映画に見入っているうちに、周囲で起っている出来事に気がつかなかったりします。

まあそれで火事に気づかず逃げ遅れたり煙に巻かれる事故もあったわけですが・・・。

今では映画館で事故やトラブルがあったら真っ先に映像を落とします。非常灯を全部つけて明るくしてサイレンやブザー音を鳴らすのは観客に危機意識を呼び起こし、現実に戻って避難して貰うためです。

音楽でも映像でも文章でも過去にあった楽しい思い出でも構いません。人は「何か」に自らの意識を集中したり、「何か」に集中して見入ったりすることで時間のロスト(喪失)を起こしたり、まわりの状況がわからない(トランス状態)に陥ることがあります。

催眠は、それを意図的に行えるように考えられたものになります。

凝視法は一般の方が初めて催眠に触れるのには良い方法でしょう。エリクソンメソッド(NLP法)のような言語を中心とした誘導は言語圏(翻訳や語意の解釈も含む)の問題や、相手の知識レベル、言葉の受け取り方などの個人差にも左右されますから、最初から取り組むには難しいかも知れません。

私の場合は接触法(パス)とパーソナルスペースを利用した方法を複合的に使っています。エリクソンメソッドとも凝視法などの方法とも少々違っていますが、誘導に要する時間は比較的短くて済みますし、おおげさな準備や器材が必要なくなります。

接触法やパーソナルスペースを効率良く利用する方法はあまり知られていませんでした。それらを解説した本やテキストはこれまでまったくといっていいほど、なかったですね。

おそらく、このテキスト(私のホームページも含む)が最初でしょう。

※パーソナルスペースの解説、テキストの発送は1997年より行っています。

それらを用いた方法は自然に行えば高い効果があり、スムーズな誘導を可能とします。基本を踏まえた上で凝視法など経験を重ねれば催眠への高い理解力が身につきます。

それを先に練習してしっかり把握できれば、他の技法を用いた際の応用などもできるようになるでしょう。

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