人と人との繋がりについて

2017/12/11改訂
2000/01/26初稿

立ち止まらない人達の街? お江戸

※このコーナーの初稿は2000年にテレビ番組の出演等が決まり、しばらく東京に住んでいた時のものです。現在は神戸在住。

東京に仕事で長く留まるようになってみると、興味深い、というか、少々、困ったことが何度か起きました。

大阪では決して起こらないというか、普段気にもかけていなかったことが、東京では意外に行動の障害といおうかネックになることもあるんですね。驚きました。

私が驚いたのは東京で道に迷った時です。

まだ不馴れでしたからどっちに行けばいいかわからない。それで通りがかりの人に道を訪ねようとすると、殆どの人が逃げるように立ち去ってしまうのです。

私は「東急ハンズはどっちにありますか?」など、普通に道を訪ねているだけなのですけどね(笑)。中には顔を伏せ、足早に走り去ってしまう人もます。

こちらは他のことは一言もいってはいないのに「何なんですか!」などと喰ってかかる人もいて、少々ムッとするというか、閉口しました。

以前に仕事とか出張や転居を含めて全国あちこちに行きましたが、東京だけですね。ここまで極端な反応をみせるのは。大阪や神戸、京都、博多や仙台、札幌などでもそこまで極端に相手を避けることはありませんでした。

仙台とか博多周辺などはいい街ですね。何度行っても幸せな気分になれる。物価も安いし人々が親切だと思う。私の育った四国の地方都市などと人口や雰囲気は変わらない筈なのに明らかに文化の違いというか優しげな雰囲気がある。

博多は女性が優しい。単身赴任で博多に行ったり、関西や東京の女の子に慣れた人が博多で飲んだり遊んだりすると帰ってこないといいますが、少しわかる気はします。

物価が安くのに都会的で通勤が楽。女性が優しいとなったら居座りたくもなるでしょうね。

私はどちらかというと、都心部や都会より田舎のほうが好きです。まあ仕事の都合で都会に住んではいますが元々は地方に住みたい人ですね。自然や海や山が好きなので。

私はただ、道が聞きたいだけなのに・・・。東京では変に避けられました。私が何か、極端で変なカッコをしていた訳でも、何かを勧誘していたり売り付けようとしていた訳でもありません。

普通のスーツにコート姿。

大阪の人が東京に遊びに行ったり出張すると「東京のモンは冷たい!」などということがありますが、「東京の人のこういった反応を指すのかなー?」と漠然と思いました。

ありゃりゃ? 街の雰囲気とか空気が違う

ただね、街で出会う光景や雰囲気を注意深く観察していると、東京(大阪や博多も都会には違いないんですが)の人達が、そういった反応を示す理由が朧げながらわかるような気がしました。

東京においてはいわゆるキャッチセールスとかマルチ商法、いかがわしいスカウトなどがかなりの数で横行しているんですよ。その数は半端ではありません。

東京ですとどこの駅でも少し人通りの多い場所ならあちこちでそういった行為が行われています。主要な駅の近くではそれこそ群がるようにいます。少し郊外の人通りの少ない地域であっても、一人や二人は見かけるのです。

カラオケボックスですらぼったくりがある(笑)。驚きました。東京在住の人は危ないチェーン店や高額なお店については十分に知っています。友人に教えてもらいました。

年齢層やターゲット層もバラバラで若い人や女性専門で声をかける奴もいれば年配層を狙ったり、サラリーマンやOL専門もいます。

芸能人やモデルになりませんか? って詐欺も多いようですし。風俗店やAV業界に引っ張ってゆこうとする連中もいます。水商売だけでも結構な数なのかも。

そりゃ、これだけあれば数がいれば警戒もするわな・・・。

また、それがしばらく眺めているとしつこいんですよ。簡単に諦めることなどなく、相手に執拗に絡みついています。田舎から出て来た人とか、学生がちょっと気を抜いて歩けばすぐにひっかかりってしまいそうですね。私も若い頃にそういったキャッチに騙されそうになった経験はあります。

若い女性とかちょっと気弱な学生、東京に出てきて日の浅い人などならそのまま連れていかれる可能性がある。まあそういったものに憧れて都会や東京に出てきている部分もあるのでしょうが・・・。油断していると危ないでしょう。

なぜか、「私が」キャッチセールスなどの勧誘を受けることは少ないようです。見た目が手強そうに見えるんでしょうかね? 関西だと声を声をかけられることもあったのですが。年齢の上昇と共に関西でもキャッチから声をかけられるケースは少なくなっています。

参ったのは東京においては「私が」キャッチセールスなどに勘違いされることがあるようです。

どうも警戒されているようですね。

東京においては丁寧に「すみません」と話し掛けると、かえって誤解されるようですね。その対応がキャッチセールスの手口なのでしょうか?

もっとフランクにというか、いきなりぶっきらぼうに目的地や店名だけを聞いたほうが答えてもらえます。土地柄のせいもあるんでしょうかね?

おいおい、そんなのアリ?

まあ今ならスマホがありますので(笑)。このコーナーを書いた2000年の頃はまだスマホ定額とかパケット定額なんてありませんでした。

最近は人に道を訊くことも訊かれることも減ってますね。今ならGoogleがある。地名検索すれば今いる場所がわかったり、店名だけでも地図が表示されます。このお話はそういったものが無かった頃のお話。

私、出張であちこちに行った経験があり、全国殆どの都市に出入りしています。よく飲みに繰り出していますが、飲み屋(キャバクラやラウンジ?)などの勧誘はよく受けます。

別に警戒はされません。それなのになぜか、東京でだけは強烈に怖がられているような気がしました。

着ていた黒のロングコート(この文章を書いた初稿の頃は冬です)などがいけないのでしょうか? ブランド品でとても高かったし、私のお気に入りなんですけどね?

ウーン、困ったモンだ。

強引でいかがわしい商法は、基本的に人が多いからこそ成り立つ商法なのでしょうね。東京などではその条件にうってつけなのでしょう。小さな都市では成り立たない。

田舎ではあまりみませんね? そういった商法をやっていることが近隣住人や周辺に伝わってしまうので、やはり難しいのでしょう。地方都市ではその街に住んでいる人がそういった強引な商法をやっていることは珍しくて。どちらかというと外様、県外からやってきた連中が短期間でやってます。

驚いたのは地下鉄や駅の周辺で流される警戒用のアナウンスの中に「最近、手相を見てあげる、などと偽り高額な商品の販売を行う者がいます」と流されている点です。

「て、手相〜?」

思わず、聞き返してしまいました(笑)。

確かに大阪でもキャッチセールスはなど横行しており、問題となってはいますが「手相」は無理です。そこまで浅はかな方法に引っ掛かる奴はいないと思うんですが?

いきなり道ばたで呼び止められ、「手相を見させて下さい」といって立ち止まらせ、印鑑や壺でも売り付けようってんでしょうか?

そりゃー、幾ら詐欺商法とはいえ難しいわ(笑)。商売に厳しい関西圏では使えない気がしますね? 相手に鼻で笑われて終わりになりそう・・・。

環境設定が大事なんだ(笑)

初稿を書いたのは2000年の頃なので、状況はもう変わったのかと思っていたのですが・・・。東京の消費者センター、消費生活窓口などには被害例がたくさん乗ってますね?

関西は減ってますよ。以前は神戸周辺にも大勢いたのですが。リトグラフ詐欺で有名だった店も閉店に追い込まれています。

スマホなどを持つようになっても執拗な勧誘がいるようですので。若い世代とかこれから都会に向かう方はお気をつけください。

今は昔と違って特定商取引法が改正されていますので。クーリングオフも可能ですよ。未成年者で学生の方の場合は。親の同意を得てサインかハンコを貰っていない場合は契約そのものを取り消せます。

私は仕事の都合で駅の周辺にある喫茶店などで待ち合わせをします。

笑ってしまったのは、首都圏の待ち合わせの場所の喫茶店の店内に一組や二組、必ずといっていいほど詐欺商法などを行っている光景に出くわす所ですね。

街頭で盛ん声をかけていますから、当然、対象者を捉まえたら説得する場所が必要になるのです。で、ちょっと高めの喫茶店とか表からみえない位置の落ち着いた雰囲気のお店が待ち合わせや被害者を引きずり込むターゲットになる。

知りませんでしたが、東京では喫茶店で人を騙したり、抱き込んだりするんですね。

私は仕事で他人の悩み事とか相談にのります。メールで打ち合わせを行ってはいますが、ご本人にお会いするのは始めてということもあります。すると必然的に相手は大声で話をしたいとは望みませんし、悩み事を他人に見られたり聞かれたりは困るでしょう。

カラオケボックスや事務所でお話を伺う場合もありますが、やはり初回の場合は緊張もあります。依頼者が女性の場合は個室で二人っきりになるのは警戒心も働くでしょう。

ですので、落ち着いて会話のできる場所として奥まった喫茶店とか落ち着いた店を探しておくのです。一度、そのお店を利用して話がしやすかったと思えば、次からも利用しますし場所を覚えています。

困ったなー、と思うのは私の求める環境がどうやら「詐欺師」とも重なるようですね。

聞く気がなくても話の内容が耳に入ってくるんですよ。席は隣り合っていますから。また私は職業柄、どうしても周囲を気にしますし観察する習慣を持っています。

不審な動きをする連中とか集団でゴソゴソやってる人達は自然に監視してしまいます。それでスリとか窃盗犯を捕まえたこともあるくらいですから。

ちなみに今回の話を聞いたのは東京駅構内にあるデパート(大丸)の中の喫茶店です。

心当たりのある方はご注意ください。

まるで時代劇のようだ・・・

聞くともなしに耳に入ってくる話を整理すると「宮内庁御用達の商人にしてあげるから、お金を用意しなさい」だとか「絶対にあがる株を売ってあげるから、いつまでに幾ら用意しておきなさい」などの話を必死に売り込んでいる輩がいます。

私はそれを聞いていると、吹き出しそうになりました。

私から言わせてもらえば「あんなやり方で、ひっかかる奴がいるのかいな?」と不思議に思うような出来の悪い話で。さすが、東京というかなんというか・・・。

よりによって、今どき、「宮内庁御用達」とは恐れ入りました。こういった方法がまだあるんですね。

まあ、東京らしい「詐欺」だと思います。

余談ですが、宮内庁ご用達はすでに存在しません。とっくに廃止されています。名乗ろうと思えば誰でも名乗れますよ? いわゆる名誉職とか慣習に近い扱いで別に認可制でも免許制でもなくなってます。

どちらかというと昔からある古い老舗のお菓子屋さんとか呉服屋さんとか傘屋さんなどが。お店が宮内庁やご皇族方に昔から納品していることを今も誇りにしているだけです。

ですので、新参者がいきなりそれを名乗ってもメリットは殆どないでしょう。総業何百年とかいう老舗店舗が宮内庁御用達を名乗るから箔がつくのです。

昔の時代劇のような話ですね。こんな話を仕事の合間に、偶然に聞かせて戴けるとは思いもよりませんでした。肩書き詐偽や侍商法の典型という奴です。

なぜか一定の金額を支払うとすぐに「宮内庁の御用達」になれるらしいです(笑)。

しかし高い看板ですね。おそらく数百万円支払えってお話です。ご用達って肩書きを買うために。面白いのはその話を持ちかけている側(詐欺師が2人)が結構なお歳で年配なんですよ。

吹きそうになったのは時代劇の越後屋のような話だから。

おかしな話だとは思いませんか? 時代の背景や歴史などを考えれば、宮内庁御用達というのはそんなに軽いものではないと思うのですが・・・。

「お金を払っただけでは」なかなかなれないからこそ、世の中の人が認めるだけの価値はあると思うのです。最近になってネットで様々な肩書きを煽っている連中がいますが、信用したり騙されたりしないように。賢明な皆さんは注意しましょう。

ほぼ自作自演で(笑)。聞いたこともないような団体を名乗っては成功者だと誇ったり、私が確実に儲かる銘柄や商売を教えてあげます、と煽っています。

たまたま入った喫茶店での目撃談です。普段から色々なことに興味持ち、人の動作とか話し方を観察してしまう私だから気が付いたのかも知れません。

まあ、私からすればたったコーヒー1杯で時代劇も見れましたし、良い勉強をさせて戴きました。

以前に見た番組での報道から気になる部分を

今回、こういった話にこだわったのには、少々、理由があります。以前にテレビのニュース番組の特集で「カルトについて」特集を組んでいました。

私も他人事ではないですからね。興味深く拝見しました。特に注目したのはそれぞれ違うカルトや宗教、営利目的の集団など取り込まれた人を集め、「当時、どういった状況であったのか?」などを訊ねるシーンなどです。

これは画期的だったといっていいでしょう。

見ている分には簡単そうにみえるでしょうが、これはかなり難しいんですよ。そういった団体の被害者はなかなか名乗り出てはくれませんし、お互いが関わり合いを避けようとするのが普通です。

被害が周囲にわかったら恥ずかしいですし。カルト宗教に関わっていたとバレると色眼鏡で見る人達もいます。そもそもが被害者だった人が勧誘に関わるようになっていて。結局は次の被害者とか信者を誘い入れる役どころを振られて担っているケースがあります。

ですから、このような取材や報道は珍しいと考えていいでしょう。よく集めたと思います。

興味深いのは登場する過去の「信者」にはところどころ、「私は巧妙にやられたから、取り込まれたんだ」といった感覚が滲む所ですね。

同じ被害者であっても、被害者としてお互いが共感の感覚を持つのではなく、私はたまたま「相手にうまくやられたんだ」とか「偶然取り込まれただけ」であって「次回は大丈夫だ!」とか、「他の被害者とは違っている」などと捉える人もいます。

実はね、このような考え方は非常に危険なものなのです。考えを改めないと何度も同じような被害を受けるでしょう。新たな被害や同じようなトラブル受ける可能性を残します。

番組ではカルトや新興宗教(といっても、まともに宗教活動を営む団体は除きます)に取り込まれないために、もっとも肝心な部分に触れていませんでしたから、ここで解説を加えておきます。

これは宗教関係やカルトに取り込まれた人だけに限らないのですが・・・。「意志の強さ」などはこういった被害とは関係ありません。一部はキャッチセールスや詐欺などとも重なり合う部分があります。

よく「私は意志が強いから大丈夫だ!」「誰にも騙されない!」などという人がいます。

現実には不可能です。それは現実を知らないか、現実を無視して強がっているだけです。非常に愚かな人であるか、意味もなく被害者や他人を見下す感覚の染み付いている人でしょう。

餅は餅屋ともいいますが、専門で行う人間に付け焼き刃で聞き齧った人間が関わった所で、太刀打ちできません。方法は色々あるんですよ。

ある意味専業とも言える私でも、いきなり詐欺の常習犯やカルト集団でに取り囲まれたら自信はありませんよ。事前に十分に下調べをして備えておく必要があります。

どんなに意志が強く少々のことでは凹まないような人でも、その人が「人である限り」限界はあります。人は独りでは生きられません。

意志が強く「他人の支えなどいらない」と思い込んでいる人でもほんの数カ月、人気のない山里や無人島にひとりぼっちで放置されれば「誰かと話がしたい」と泣き出すと思いますよ?

オウムの事件などではそういった手口を使っています。山の中に放置したりね。夏場にコンテナの中に閉じ込めたという話が報道されています。それが長期間に及んだらどうでしょう?

人間が自分の精神をまともに保とうとする場合、他人との触れあいは不可欠です。勘違いしている人は多いようですが、精神的な悩みやトラブルにおいて独りで我慢していれば「治る」ようなものではないのです。どちらかと言えば誰かの手助けがいる。

「私に触れないで!」と叫びながら、実際には「誰かに助けて欲しい」と願う、それが人間なのでしょうね。それはともすれば人が「誰か?」とか「何か?」に影響を受け、どんなに心を閉ざそうとも結局は心が自然に反応することを示すでしょう。

意志が強ければ「騙されない」のではありません。人であれば反応はしてしまう。心がない人間など存在しないのですから。ですから、どんな人であろうと誰かに付け入られる隙やきっかけはあります。

※これについては、以前「洗脳を解く方法について」のコーナーでも一部触れましたが、もう一度、ここで書いておきます。

心のバランスを失う瞬間はある

人間の心は非常に脆い(もろい)バランスで成り立っています。よほど訓練を積み、少々のことには動じない覚悟やトレーニングを持っていたとしても、そんなに簡単ではないでしょうね。

それが簡単でしたら厳しい訓練を積んで軍人になった人や特殊部隊の精鋭が。PTSDを発症したり心を病んで辞めてしまうこともないと思います。

どんなに影響を受けないでおこうと考えても、周囲からの中傷や悪口、長期に渡るストレスや大勢による圧力などには抵抗できません。

だから過労死とかストレスからのうつ病なども問題化しているんですよ。動物なら途中で止まれるものを人間だけが自分を追い込んで限界を超え、結局はストレスを抱え込んで過労死までします。

ましてそこにカルト集団が扱っているような薬物(覚せい剤)とかアルコール依存などを含むようになればとても単独では対処しきれないでしょう。

どんなに幸せで順調に見える人であろうと、悩みや苦しみはあるものなのです。生活を支えるには勇気が必要ですし、社会には多くの悪意も潜んでいます。

ある種のショックや衝撃に人の心は弱いんですよ。肉親の死や病気や怪我、仕事や恋愛での失敗や独りでいることの孤独感など、数え上げればきりがありません。

その全てに「平気だ」とおっしゃる方は、人間ではありません(笑)。ロボットですね。人としての心をどこかに置き忘れているか、思いやりを忘れて感情のコントロールを失っている人で、いつ人を殺すかもしれない危険な感覚を持つ人物と同等に考えて良いでしょう。

まあだいたいは勘違いですよ。よほど運が良くて今までに大きなトラブルに見舞われたことのなかった人か、悪くすれば犯罪者、もしくは「自分を神だと勘違いしている」ごう慢な人かもしれないですね。

人生経験が豊富で数々のトラブルを乗り越えてきた人でも、何かがきっかけになって騙されたり、心の扉をこじ開けられたり乗り越えられてしまうことはあります。

それは恥ではないでしょう。人であればあり得ることなのです。

よく詐欺で「騙される奴が悪い」という主張をする人がいますが、私はそうは思いません。「騙す奴が悪い」に決まっています。何かに付け込んで誰かを騙したり、自分の思惑を押し付けたり利用しようとする連中こそがおかしい人間であ、り間違っているのです。

それを誰かがはっきりと指摘しないと詐偽行為を行うものがどんどん調子に乗ります。被害が様々な世代、職種、地域に広がってしまいます。

カルト宗教の中には病院の前で怪我や病気で悩んでいる人を待ち伏せしたり、入学式や卒業式に押しかけて布教活動を行う悪質な所もあります。

心のバランスを失っている人につけ込む行為は卑怯であり、そこから更にお金をだまし取ろうとする人間が「愛」だの「正義」だの、社会平和を説くこと自体がお笑いです。

よく効く特効薬はありません

はっきりいえば、カルトに良く効く特効薬のようなものはありません。

なぜかというと、彼等の行為は人間が本来合わせ持つ弱さとか優しさ、個人の悩みに付け込んだ卑劣なものであり、それを全て法律で規制するのは不可能に近いのです。

ニュース番組では元、大学の教授が「専門家」として紹介されこのような言葉で締めくくっていました。

1.相手の話をよく聞くこと

2.内容が変わったら、断ること

これはですね・・・。現状を知りそういった団体と直接向き合ってみればわかりますが、理屈や理論としては非常に正しいのですが、机上の空論で完全に間違っていると言えます。

それで防止できるのならカルトに取り込まれる人達など、どこにも存在しませんよ。

学者が考える「常識や理論」としては正しいのです。流石に専門としてよく調べられており、カルトと接触する機会が日常のどんな所に潜んでいるかわからない、相手の正体がなかなかわからないことを知った上での警告であり、おっしゃる意味はよくわかる気もします。

ただね、上の二つの項目、「話をよく聞いて内容が変わったら断る」が誰かに注意、忠告されたくらいで簡単に行えるなら詐欺やカルトに引っかかる人は一人もいなくなりますよ。

専門家と称する人が忘れていることはですね、「人は孤独感に耐えられない」ことです。

宗教やカルトに取り込まれる人の多くは目標を見失っていたり、悩みを抱えていたり生活にいて孤独感に苛まれ、それから逃れたいと望む人達なのです。

そういった状況に置かれた人の場合、誰かに「話を聞いてもらうだけでも」救いになるケースがあります。なのに安易に「相手の話をよく聞け!」などと専門家が言い出せば勧誘を行う者の思う壺ですよ。

本当はね。

「話を聞きに行かせちゃ、絶対に駄目」

なのです。

孤独感に悩んだり苦しんでいる際にカルトやおかしな団体や集団、個人に話を聞いてもらって、本人が親近感を持てば後が大変になります。

詐欺師は自分のことを被害者や鴨に「詐欺師です」とは紹介しませんよ(笑)。

女性をはべらして遊び回ったり、自分が贅沢三昧をする為に誰かを騙している連中がいます。一般信者にそれは隠したり誤魔化しますよ? 私利私欲のためにお前らを操っているとは言わないでしょうし、世界平和、愛のために社会に献身しろ、その金は「俺が預かる」という筈です。

そういった連中は社会平和、人類救済のために「ありがたい御札をやるからお布施を寄越せ」だとか「先祖供養に効果のある壺を置きなさい」だとか「この掛け軸を分けてあげるからご家族のために持ち帰りなさい」だとか言って金品をだまし取ります。

一見、正論にみえて社会貢献や先祖供養が出来る。優しげな言葉から取り込まれるのです。一旦、相手の話や言い分を聞き、しっかり受け止めてしまえば取り込む手法は様々にあります。

周囲の言葉に流されがちな人が相手の話を「よく聞きに」行ってしまえば、確実に取り込まれて帰ってこなくなるでしょう。

生活に潜む悪意、カルトや宗教関係者の「罠」

カルトに「特効薬がない」と書きましたが当たり前です。それらは生活に密着しており、彼等は他人の善意や悩みに付け込んで接触を持つからです。

人間の持つ「善意や優しさ」を利用するためにボランティアや慈善団体を装うものもあって判別が難しい。

内容が変わったら断れといったって相手は専業ですよ? 何年も詐欺や相手を騙すことだけを考えて商売としてやってる。そう簡単に馬脚を現してくれるとはとても思えませんけどね?

時にそういった活動を行う者の中にはカルトではなく、本当に善意で活動する集団もある。その区別は表面上は難しく、年々巧妙にもなっています。

カルトや強引な販売や詐欺を勉強すればするほど、様々な手口と「きっかけ」があり、些細な出来事から取り込まれ、長期に渡って人生を棒に振るケースがあることがわかります。

友人や家族、職場の上司や仲間からも接触を持たれる場合があります。そういった「接触のきっかけ」はあちこちに知らぬ間にポッカリと穴をあけて待ち構えていたりもします。

ここで皆さんに知って戴きたいのは、善意をアピールしたり、ボランティアのふりをして近付いてくる団体も数多くあるということです。

その全てを否定することは生活における人間の優しさや善意を全て否定することにも繋がります。新たな出会いや人間同士の付き合いができなくなり、周囲に対する優しさ、つまり、自分の社会生活そのものを否定することにも繋がるでしょう。

社会には多くの人々が生活しています。そのそれぞれに価値観はあり、信じるものもあります。いかがわしい連中や拝金主義の人間もいれば、その反対もいます。全てが善意を隠れ蓑にしたいかがわしい連中とは限りませんから、全部をストレートには否定できなくなります。

「カルトに近付いてはいけません!」といった所で、「誰にも接触するな!」とまでは誰も言えませんよ。会社の上司とか奥さんの家族、友人や知人、得意先や行きつけの店に、そういった団体の関係者や信者がいたらどうしますか?

現実にあった話では得意先に仕事で挨拶に行ったり、接待した折りに宗教に取り込まれたケースはあります。友人や知人の「善意の」勧めで入信して酷い目に遇う人もいますよ?

元大学教授(テレビに出ていた専門家)が言ったような、いわば誰でも知っている常識、つまり「話の内容をよく聞いて断れ!」で対処は可能ですか?

そんなもので断れるなら苦労はしないですって(笑)。その大学の先生にしても、学内の派閥が特定の宗教団体で牛耳られていたり、学長や直属の上司が入信を勧めたら?

面談や参加を全て断れますか? 話を聞いてから断れる?

おそらくその元大学教授でもそういった噂のある相手とは面談を断るでしょうね。会った時点で絶対に断れなくなるから。それが唯一の回避方法です。

大学の中にも派閥はありますし、自分の先輩とか研究室のメンバー、ゼミの関係者から誘われたら。一度出席したり話をよく聞いた後で、そこから逃げるのは容易なことではないですよ。

外からみてカルト集団や危険な宗教でも、入信者はそうは思っていませんよ。

布教を行うことこそが正義だと考えていたり、その人を「本気で救っている」つもりに陥っていますから・・・。真剣だからこそたちが悪く執拗です。ご本人達は「この人をどんなことをしても救ってあげたい!」と本気で思い込んでいるのですから。

その時点で正常な判断力を失っています。彼らにとっては正常な人助けですが、関わるものにとっては災厄でしかない。これが結構ありますよ。

例え専門家とか大学教授でも、大勢が集団でかかってきたら「内容が変わったから断る」のがとても難しくなるのです。

対症治療法ならあります

実はカルトとか詐偽に特効薬はないですが、対症治療法というかかなり有効な予防策があります。

知ってみれば簡単なことで、実際にはそう難しいことではありません。

それはね「家族の繋がりを強化すること」「友人や知人、職場のネットワークを強化すること」なのです。

意外に気が付かないものなのですよ。特に「専門家」とかマスコミの一部は「もし、取り込まれてしまった場合にはどうしよう・・・」とばかり考え、そういった場合の特効薬だけを探してしまいますから。

するとかえって問題の解決には遠回りになります。

「相手(洗脳者)の話をよく聞け」なんて典型ですよ。下手な鉄砲も数打ちゃ当たります。どんないい加減な理論を振り回し、目茶苦茶な教義やお笑いに近い内容を掲げていても複数の人にずっと話を聞かせていれば入信者は現れます。

近年、起こった事例や事件を眺めてみることです。

白い布で電波を止めれるとの考え方や、高額な壺(原価は千円)で病が止まる、断食や絶食で糖尿病が治ると煽って死者まで出ています。

冷静に考えればそれで助かる筈が無い。ところが延々話し続けて聞かせ続けると信じるものが出る。

末期の癌患者や難病で悩む人々を食い物にしている連中もいます。そんなもので治るはずがないという手法でも苦しんでいる方は藁をも縋りたい。話を聞かされているうちに騙される人だって出てきますよ。

どうみても頭がおかしいと思うような手法、例えばまだ首も座ってない乳幼児に体操を行えば健康になるとか、頭が良くなるという迷信や妄想を信じ込んでしまって行う人もいます。残念なことにそちらも死者まで出ています。

それも一人ではなかったり。何の罪もない子供が複数亡くなっています。

指導と称してそういった手法を勧めている連中は自分自身も本気でそれが良いと信じ込んでいます。間違っていないと信じ込んでいる狂信者ほど迷惑なものはないですよ? 嘘がないのだから見抜けるわけもないですよ。本気でおかしいだけです。

それを防止するには、家族とか仲間とか友人の協力体制、綿密な連絡網などが効果を発揮します。友人と知人の関係でも構いません。恋人との間柄でも構わない。一人でも多くの友人、知人を作り、家族と密に連絡をとっておくことです。

本人の様子がおかしくなると周囲が感付きます。それまで訊ねてきていた人がパッタリこなくなったり、おかしなことを口走るようになると周囲が気が付きます。

幾ら強引なカルトでありどんな強引な方法を用いていようと、前兆くらいはあるものなのです。幾らなんでもいきなり人を浚う所は少ない。

取り込もうとする瞬間と、取り込んだ後の「お支払い」とか「お金儲け」「誰かの勧誘に」その人を用いようとする時にも隙があります。

そこで周囲が気付けば警告するなり家族に連絡するなりできます。大勢でその人が相手(洗脳者やカルト)に近付かせないような協力、努力をするなら、かなりの範囲で予防と脱出ができるのです。

わかりますか? おかしな人間に「騙される」所までは良心や弱さを持つ人間として仕方ないとします。そこの部分はどんなに注意しても仕方がないのです。

誰とも「接触するな、話すな」とか「家から出るな」だと引きこもりですし、カルトに騙されなくても社会生活が営めない人になってしまいます。

ですから、そこの部分は諦め積極策に出ます。もし自分が誰かに騙されたり、何かに取り込まれた時には。周囲がいち早く気がついて「サイレンが鳴るような」人間関係を作り上げましょう。

証拠を残し、近隣住人や家族と連携する

私が何が言いたいかといえば「初期の段階で」周囲の友人や家族、職場の仲間や知人に「気がついてもらえるように」生活習慣や環境を整え、人間関係を作りあげておくことです。

それが強固になればなるほど、他人とかカルトが入り込んでくるすき間が減ります。

またそういった連中の多くは「金銭や財産」を目的としています。

彼らが金銭や財産を持たない若い世代を取り込んだなら父親や母親の財産を目当てにするでしょう。女性なら風俗店で働くことを強要されるかもしれないですね。

普段から言動を把握していれば予兆は捉えられます。おかしな集会の宿泊費用だったり、合宿費用だったりパーティ目的での出費が増えた時には注意しましょう。

それらを領収書や振込み詳細として残し、万が一の時は警察に提出する証拠にします。

日記などをつけている場合はそれも、後々自分を守る楯となるケースがあります。

証拠が残ってないと家族も警察も探しようがありません。おかしな団体に徐々に取り込まれて行く様子や、お金や財産を奪い取られる様子があれば動きやすい。

また日記や領収書、コンビニなどのレシートは被害者がどこに出入りしてて友人が誰で、手引きした連中がどこに住んでいるのか? どこに主要関連施設があるかの判断材料にもなります。

コンビニのレシート一枚でも多くの情報があり、行動パターンや相手の推測が可能です。

もちろん自分のみの安全策だけではなく、ご家族や友人の様子も時に注目してあげる心遣いが必要ですよ。相互に監視というか、お互いに「相手の様子に関心を持ち、何かおかしい場合には心配して話しかける関係性を作ります。そうすればそう簡単には取り込まれないのです。

「多数の繋がりを」というのはね、数人にしか繋がりが持てない人の場合、その人やその小コミュニティ丸ごとが「そっくりそのまま」カルトにもっていかれるケースがあるからです。

様々な価値観の人達と繋がりを持っておくことです。

昔は「向う三件、両隣り」っていったでしょ?

これはカルトに限りませんが、何かに騙されたり取り込まれそうになっても異なる価値観を持つ大人とか監視者が複数いれば「それはおかしいんじゃないか?」と警告もできる筈なのです。

昔はね、おばあちゃんやおじいちゃんがいて、家族にまとまりがありましたからそんなにこういった問題は起こらなかったのですよ。近所の人とも繋がりがありました。

家族同士の繋がりや話し合い、隣近所との付き合いや人情があるうちは、そうそうおかしな集団がはびこることはできないのです。

現代生活、特に都会における生活において「おせっかい」は死語に近いですが、カルトに対抗するには、その「おせっかい」にも思える相手への注意や思いやりが、大切だったりもします。

日本における現状を見ていると、確かに物質的な生活は豊かになりましたが、代わりに大切な何かを置き忘れてきたようにも思います。

洗脳の第一歩で兆候を捉えること

洗脳をね「行おう」と考える人間は、まず、家族や親族、友人との「繋がりを断つこと」を行います。「あなたの悩みや苦しみは、あなたを悪く扱った家族に原因がある!」などと言い出す所もあります。

家族や恋人、友人と強い繋がりがあるうちは洗脳には成功しません。

なぜならば、ご家族や友人の言葉のほうが説得力があるから。いかがわしい連中の言葉が説得力を持つのは内側に入り込まれてからなんですよ。

人間はある一定のラインからは、常識というかまともな感覚がなくなります。一度、常識とか良識、人間としての個性を失うとどんな歪んだ価値観も「正しい」と完全に思い込んでしまいます。

よくあるパターンは、最初、サークルかボランティア活動のように言われて気軽に何かに参加しているのに、そこで行う2、3日の「合宿」(親睦会とか、修行、キャンプなどの名目もあります)か何かに参加した途端、本人が普段に話す内容がガラッと変わってしまうことです。

まず、そこまで引き込むのが彼等のやり口なのです。家族や友人から引き離し、自分の信者とか仲間しか居ない場所に連れ込むことが目的なのです。

その際に集中して家族や友人の悪口を言われたり、何かの価値観を植え付けられた人は、結果、「こちらこそが正しい人達なんだ」と思い込んでしまうのです。

そこまでが終わると、今度はもっともらしい目的意識を作ります。例えば「宇宙愛」だとか「人類愛」「戦争をなくすためにあなたの犠牲が必要だ!」などといった、一見すると立派にも思える言葉がズラズラっと並ぶことになります。

そういった方向づけを行うと、家族のことや自分自身の悩みごと、恋人や仕事のことで悩んでいた自分が矮小化(小さく感じることです)して見えます。

で、その後はノルマを科して「世界平和のためにがんばろう!」「おー!」などと煽ることで自称戦士だか布教部隊だかの一丁あがり。結局はそれで集めた資金は一部の幹部の私腹を肥やすためであったり、次の獲物を捕まえるための準備に使われてしまいます。

実際には日常は些細なことの積み重ねで成り立っています。

一日、一日は大変で苦痛も多いですが、その繰り返しの中で自分の居場所を探し、生活を支えなければならないのです。

彼等のような連中は、そこの部分には一切、触れようとはしません。現実間を失わせ世界平和とか人類愛のような大風呂敷ばかりを並べて本来の目的には目を瞑って、参加者の目を逸らすのです。

最初こそ「あなたの悩みごとを解消してあげよう」と猫なで声で言って来ますが、すぐに化けの皮は剥げますよ。いかがわしい魂胆がありそれを隠して近付いてきますが、我慢が続かないのです。

彼等の言う「宇宙愛」や「人類愛」「社会正義」や「平和」とはほど遠い。

歪みといやらしさを持っています。

取り込まれた「瞬間」が大事

そういった連中は相手にある程度のコントロールが進むと「金を持ってこい!」しか言わなくなりますよ。洗脳が解けない限り思惑を隠す必要はないからですね。そのままトラブルを拡大してゆきます。

私はカルトに取り込まれたり何かに騙されないためには、人と人との「心の繋がり」こそが大切になると考えています。このコーナーのタイトルですね。

人であれば凹む瞬間も何かで失敗してしまうこともあります。誰かに騙されることだってある。その全てを完全に予防しようとか避けようってのはどだい無理なお話。

ですから、家族や友人、恋人やパートナーとの繋がりをしっかり作っておくことです。日記やレシートなどの証拠を残したり外出先を家族に告げる習慣を持つこと。そうしておけば誰かに気がついてもらえますし、自分も誰かを助けられるかも知れません。

催眠などをやっているとね、人間の持つ価値観や記憶、意志とか考え、思想などがいかに脆くて危ういものかわかるようになります。

深く催眠にかかると記憶がなくなります。一種の健忘を起こしますが、本人は「全て完全に覚えている」「私は催眠になどかかっていない!」等の主張を繰り返すのです。

まあ、催眠の場合、本人が望まない暗示は、殆ど時間の経過と共に解けてしまいますが・・・。いつまでもその効果が持続する訳ではないですが、ある程度、それらはカルトなどに取り込まれた人達と、擬似的な体験ではありますね。

「私はかからない!」と言い張っている人に限って、かかってしまうととても深くなります。

催眠には「かかってない」といい張っていた人に催眠中の自分が映っているビデオをみせると面白いですよ。何しろ記憶がないのですから。その時の驚いた反応を見ると、そういった可能性は(自分も含め)全ての人にあるのだ、と自覚せざるを得ません。

コントロールを受けたり、歪んだ何かの価値観を植え付けられてしまった場合、それに自分で気付くのは不可能です。催眠にはかかってないですし「洗脳などされてない」と終始言い張るのですから。

ですから周囲の手助けが必要です。

宗教や何か(催眠術)にすがるのではなく、相互の関係をどこかに作りましょう。自分も危険を感じ取る努力をして、おせっかいだと言われても周囲に人達を気にかける習慣を育てます。そうすれば取り込まれた瞬間がわかりますから、後から対応も可能になるでしょう。

「もし、何でもなかったら」などと考えて、対応が遅れては何にもなりません。勘違いなら謝ればいいのです。隣人や家族、友人や恋人、自分の家族が死んだり精神的におかしくなって戻って来れなくなったら悲しいですよ? 下手をすればその一発で何年も人生を失う人もいますから。

少しの恥くらいはたいしたことはないですが、大切な家族や仲間を失うのは辛いでしょ?

人によっては迷惑でおせっかいに当たるかも知れません。それでも家族や友人、自分の携わる人々を心配し、話し掛ける習慣や気持ちが大切です。

「カルトや詐欺に大しては」取り越し苦労はありません。これは長年関わってきた私の実感です。

心配してあげた所で笑い話にこそなれ、殆ど問題にはならないのですよ。それくらい、相手が悪質だったり巨大だったりする場合もある。

その後のトラブルの大きさを考えたら、早め早めにそこで手を打つのがポイントです。遅れれば大変なことになりまから。

東京ではあまり立ち止まりたくない?

最初の話に戻りますが、東京の人が無闇に立ち止まらない、早足で道を歩く、誰かがただ単に道を聞くだけでも神経質になるのは、ある種の自衛作業なのかも知れませんね。

「東京モンは冷たい」のではなく、「東京の人は臆病だ」が正しい解釈かも知れません。

それくらいで丁度いいのでしょう。変に人懐っこくて誰にでも馴れ馴れしくしていたら、東京のような大きな街では相手を喰い潰そうと待ち構えている人達もいます。

あっという間に群がってきて骨も残らない。徹底して利用されてボロボロになってゆく例もありますし、安易な感覚ではどこかに取り込まれてしまいます。

しかし、驚きますね。東京におけるそういったいかがわしい商売に携わる人数の半端じゃないこと。迂闊に立ち止まるといーっぱい寄ってきます。

寒い中、外でビラを配ったりキャッチセールスに励む人間を見ると「この人達にも家族や恋人があって、それぞれに悩みや生活はあるんだろうな」と考えて、不思議な感じもします。

外じゃ寒いだろうし労働時間長いだろうし、結構な美人とか男前もいますね。地方から出て来た多少イケメン君が田舎者を騙してのし上がろうとする図、のようで不謹慎ながら笑ってしましました。

路上で話していて面白い奴もいますよ。

「お兄さん、おっぱい4つ。今4個ついてるよ〜。今ならモミ放題。4つまでなら一時間5千円」

おーい、女の子をおっぱいでの数で数えるな(笑)。下品ですが笑ってしまった。

スカウトとかキャッチやってる奴には話の巧い奴もいますね。私から言わせるとそういった才能があるんだから、もうちょっと別の仕事したほうがいいような気もしますが?

反対にこっちから「スカウトしたい」と思うような面白い奴もいましたね。

「騙されるかも知れない」「取り込まれるかも知れない」と考える人は、無闇に危険に近付きません。だから立ち止まらないのです。

東京の人々は自分が取り込まれてしまう可能性を知っているので、絶対に立ち止まらないよう、危ない地域や早足で歩くように自然に身に付いているのかもしれないですね。

わたしゃ、どうも東京人にはなれそうもありませんな。道聞かれたら取りあえず止まって答えるもの。答えるだけ答えて、相手が何か勝手なこと言い初めたらすぐに逃げますけどね。

しつこければ怒鳴るかも。関西人にはその程度は堂々とやる人が多いと思いますよ。

ホームページではあまり触れていませんが、実は私、元は四国で育ってます。東京にも長く住んでた。地理ならたいていはわかる。仕事で全国津々浦々までまわってましたから。

ですから関西人、といわれても今一つピンッとこない。各地に数ヶ月づつ住んだり出張が多かったせいで、私自身が各地の妙な訛りもありますしね。

人間っていうのは結局、その土地の気候風土というよりも、その地域で出会った人に影響を受けます。博多の女性や福井の女性にはいい人が多かった。

職場の仲間とか上司にも情が厚く優しい人がいたように思います。

私は「自分が東京人でない」ことだけはなんとなくわかる。

ウーン、宇宙人? 地球人? 時々、指を鳴らすから、パッチン星人ってトコでしょうか?

よくわかりませんな。

失礼しました。

このコーナーの初稿は2000年に書かれています。年数が経過しましたので2017年のサーバー移転の際に、読みやすいようにレイアウトと一部に加筆修正を加えてあります。

2000年01月26日 初稿

2017年12月11日 加筆、修正

谷口信行

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