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2012年 明けましておめでとうございます

今年はどんな年になるのでしょうね

例年の年頭のご挨拶を

これまでの十数年間、ずっとこのホームページ上で年始の挨拶を行なって来ています。

2012年の幕開けです。今年もよろしくお願いします。

去年は色々と大変な年でした。

不況で日本経済が傾く中、3月には東日本大震災が勃発し、2万人を超える死者、行方不明者が出ました。

4階建てのビルを超えるほどの高さ、凄まじい破壊力の津波が押し寄せ、その映像をYouTubeなどで眺めて、それはしばらく言葉を失うほどの衝撃でした。

私は地震の当日に奇妙な夢を見まして・・・。

昔から妙な予知夢というか、変な情景を頭に思い浮かべてしまうことがあります。今回は自分がどこかに埋まっており、大勢が人を探していて「おーい! おーい!」と懸命に叫んでいるシーンを見ました。

自分が数メーター下にいて、上を誰かが通っている。あまりにもはっきりとした声を聞いたもので、寝ていた嫁さんを叩き起こして「おい、あの声が聞こえるか?」と聞いてしまいました。

あまりにも尋常じゃない大声で「おーい! おーい!」と言っているので、自宅マンションのすぐ上で誰かが死んだか、誰かが気を失ったか、何か犯罪でもあって誰かを探しているのかと思った、と、私は嫁さんに語ったそうです。

これまでに何度かは見ているのですが、メキシコで大爆発が起こった時、スペースシャトルが爆発した時、阪神淡路大震災の時、そして今回の東日本大震災の時がはっきり覚えている内容ですね。

もっとも、多少奇妙な感覚があるだけで、それが何かに直接的に役立つことは少ないのですが・・・。

どんなに避けたいと思っても適わないことも多い

直後に大震災が起こったので、被災地で誰か知人が下敷きになって苦しんでいるのかと、知り合いや友人、親族に片っ端電話やメールしてしまいました。

もっとも、今は縁が切れてしまった昔の彼女とか連絡先を知らない知人に関してはどうしようもありませんが・・・。

これは私に何か、かかわり合いがあった人が必死で私にメッセージを送っているのかと思い、心配になったんですよ。

まあ、オカルトっぽくなるので、これまではこういった話はここに書かずにきたんですけどね。

私の親族とか家族、嫁さんは時折、私がそういったものを当てたり話し始めることは知っています。困るのは私本人が無意識にとか、起き抜けの寝ぼけた状態で語った内容があとで当たってしまうことがままあり、私自身がそれを忘れてしまっていることも時折、起こります。

実際の話、人間には大きな災害とか震災、いきなり降りかかる災厄を防ぐことができません。

少々ねぇ・・・。予知とか予測とか何らかの予兆や前兆があったところで、それを素早く察知して災害やトラブルを回避するなんてできるはずがないのです。

有名占い師だとか、自称超科学者だとか、未来が予知できると大騒ぎする連中は世界中にたくさん存在するようですが、今回の大災害や原発の事故を事前に予言したり、予測して避難を呼びかけた人は何人いたでしょうか? 前世がスピリチュアルがって煽っていた連中も、震災後は多少大人しくなったように思います。

前記の話、私の見た夢とか体験談とはね。矛盾しているように思うかも知れませんが、私はそういったものを信用していません。

人は弱くて脆い。どんなに備えても人は人です。人が人である限り、何にだって限界があります。

多少の「虫の知らせ」のようなものは人間の中にも存在するのかもしれません。確かに私としては実体験として何度か経験があります。ただし、その働きは決して強いものではなくとても弱いものでしょう。そんなものに頼ったり縋るのは危険です。

どんな手段(科学的なものや霊的?なもの、第六感や虫の知らせまで含めて)を使っても、やはり災害や震災を完全に把握することはできません。震災でなくても戦争とかね。突発的な交通事故とか犯罪被害などもあり得ます。

私自身も身内や親族、友人の死に何度か立ち合っています。恋人だった人もいます。

過去に何度かそういったものを予知したことはある。ありますが、何の前触れも予兆もなく、油断している時にあっさり相手に死なれてしまい、立ち上がれないほどの痛手や苦しみを受けたこともあります。

どんなに避けたいと望んでも、適わないものが「死」というものでもあります。

人の身にはね。人の世においてはね。どんなに守りたいとか助けたいと望んでも、家族や恋人、我が子や友人はおろか、場合によっては「自分自身の命や身体すらも」守れないことはよくあります。

予防、防衛、備えをどれだけ行なっても完璧はない

だからこそ、限られた生を懸命に歩き、自分の周囲にある命を慈しめ、という概念や発想が生まれます。

有限であるからこそ美しく、失われてゆくものだからこそ、貴いのです。

人間の行なうことなんて不完全でね。無意味なものとか失敗する場合も多々あります。それについてクヨクヨしても仕方ないですし、後で悔やんだってどうしようもないものもいっぱいある。

運も実力のうちと言いますけどね。たった一本、電車や飛行機に乗り遅れたり、横断歩道で立ち止まっただけで事故に巻き込まれたり、友達と秋葉原に買い物に行った先で通り魔に遭ってしまった実例だってあります。

何の罪もなく、ただ単に不幸な巡り合わせのためにそんなことになるケースもあります。私はそれを「前世で悪いことをしたからだ!」とか「お祓いに行きなさい!」とかは、絶対に言うことが出来ません。

努力は無駄かもしれない。人知の及ばない大震災や災害、事故や怪我、犯罪被害もある。

それでも私は、普段からのトレーニングや心掛け、備えはどうしても必要になると思うのです。諦めてはいけない。

全部は無理でしょうが、それでもその幾つかは努力や備えで防いだり、軽減することができると思っているからです。

避難訓練を行なうこと、家族と緊急時に連絡をとり合えるようにしておくこと、はぐれた場合、自宅が倒壊したり火事になった場合に集まる場所を決めておくこと。防災用にタンクに貯水しておくことや、非常食を一週間分程度、備蓄しておくことなども重要なポイントです。

私自身も三ノ宮で阪神淡路大震災に遭っていますからね。その怖さ、水や食料がなく、家族や仲間に何もしてあげることができない辛さとか悲しさは、私自身も経験しています。

岩手県宮古市田老地区には「万里の長城」とまで言われた堅牢で長大な防波堤が築かれていました。過去に何度も襲来した大津波から街や人を守ろうと、地域住人や行政が一体となって取り組み、日本どころか世界でも例をみない防波堤が完成していたのです。

過去の経験、言い伝えや被害状況を鑑みてできる限りの努力、備えを行い、「そこまでの大仰な防波堤が必要なのか?」とまで批判されるほどの規模でした。万里の長城っていうのは丈夫で凄い堤防が出来たって意味と、無用な長物としての揶揄、つまり批判も加わっての表現だったのです。

そこまでの防備、頑丈な防波堤の建築を行なっても今回の津波で被害は出ています。

後から言うことなんて誰にだって出来る

たまにネットで、とか新聞紙上で専門家を自称する人がね。「実際に多大な被害が出ているんだから、あんなものは無意味だったんだ」と後から言い出しますが、それは卑怯ってものですよ。

後だしじゃんけんです。後からなら何だって言うことが可能です。

現地の人達は家族を守りたい、集落や命を守りたいと思って、そういった備えを行なったのです。

結果として津波の脅威には耐え切れず、防波堤の崩壊は確かに起こりました。

ただし、ではあの防波堤が無かったら被害はもっと甚大なものになったのではないでしょうか?

東日本大震災は、3つのプレートが連動する形で起こったので、規模もエネルギーも格段に大きくなったと言われています。

過去にはあまり例のない未曾有の震災です。そういった連動を事前に予想した人はいませんし、それほどの規模にあわせて堤防や防波堤を築こうと考える専門家は、殆どいないと思いますよ。

震災前における「精いっぱいの防備」を住人と自治体、国が協力の上で行なって、それでも大きな被害が出たのです。

一度も震災が来なければ「そんな無駄なものを大金を投じて作るなんて!」と一方的に攻められるままになったのかも知れません。岩手県宮古市田老地区に繰り返し、大きな津波が押し寄せた経験や記録からそういった防波堤が築かれたのですが、それを悪く言う人達も、震災前には確かに存在したのですから・・・。

実際にその場所に「巨大な津波」は押し寄せています。その備えや予測が誤りではなかった証明です。

これが3つのプレート、3つの地震が連動したものでなければ、万里の長城と言われた防波堤は見事な働きをして地域住人の命や地域社会、多くの家族と集落を見事に守れたのかもしれません。

それだけ、震災の予知や予防は難しいのです。完璧なんてものはない。

多額の費用をかけ続けて何も起こらなければ「税金の無駄遣いだ」と詰られ(なじられ)ますし、災害が起こったら起こったで「思ったような効果がなかった」と後から吊るし上げられる可能性もあります。

全ては結果論です。災害対策だけではなく、軍備などでもそうですが防衛とか防備は「何もなければ」もっとも無駄なものです。何も起きないことがわかっているならば、できる限り削りたいものですし、しかも膨大な費用と手間がかかるものでもあります。

でも、「全てを削ってはならない」ですし、安易に「油断してはならない」ものでもあると思います。民主党などは政権交代後に真っ先に災害対策予備費や除雪費用を仕分けと称して削っていますが、その直後に大震災や大雪に見舞われています。

歴史や過去の実例をみるならば、そんなことは起きないとか安全だと思い込んだ時にこそ、大きな被害が出ています。

年の初め、年始や正月だからこそ「命」について考える

私は年始とか正月にはよく「一休禅師」について述べています。

アニメの一休さんのモデルになった方でね。奇行や破天荒で知られた方です。

天皇のご落胤ともいわれ、生涯を波乱のうちに過ごし、それでも多くを愛して一般人とも気軽に親しみ、最後は「死にとうない」との言葉を残し、名残を惜しみながらこの世を去った人間らしい人間であった、と思っています。

私が彼を好きなのは、最後まで「人としてありたい」と望んだ方に思えるからです。

彼は立場上、天皇家に連なるものとしていつ暗殺されるかわからない。政権闘争や派閥争いに巻き込まれたり、還俗(僧侶から一般人に戻る)させて担ぎ出そうとする勢力とか、過去の実例は枚挙に暇がありません。

2011年の年末には北朝鮮のキム・ジョンイルが逝去したようですが、その後継者争いが激化しているとの報道もあります。ご本人がどう思っていても、その血筋とか身内とか親族、息子を担ぎ出そうとする勢力はあり、血筋や息子であればどこかに必ず関わってしまうことになります。

一休禅師が生きていた時代には今よりももっと、そういった争いが激しかったことでしょう。

高僧として名高かったこと、天皇家のご落胤とか血族としての地位が高かったこと、名言を残したことよりも、私は彼自身が大いなる矛盾の中に、人として懸命に生きた姿が印象的であり好きです。

それで私は時折、引用するようにしています。

天皇家のご落胤に彼は好き好んで生まれたわけではない。血筋や家柄、裕福な家庭に生まれることを望む人達は大勢いるでしょうが、それは安全な位置にいて、一生が安泰なればこそ喜べることです。

現実には異なります。生まれた瞬間に降りることのできない列車に飛び乗ったに等しく、どこかで降りるにしてもよほどうまくやらないと命そのものを失いかねません。

乱世になったりね。近隣諸国との争いになったり、内戦や反乱が起これば真っ先に命を狙われる立場ですよ。戦争や戦闘がなくても「政争」はあります。政争に破れ、自らの父親が政権から追われたり、まして惨殺や暗殺でもされてしまえばその瞬間に没落します。

一休禅師が直面したのは「自己矛盾」そのものです。

生まれながらに皇位継承者、貴族の一員でもある。ただし、政争や内紛に巻き込まれる立場です。父方がいくら素晴らしい実績や血筋を持っていようと、その子供や跡継ぎは一人ではない。何一つ悪いことはしていないのに「そこに存在するだけで」邪魔だと思う者たちもいます。

出家して野心を持たないことを示さないと、あっという間に殺されてしまったかもしれません。

自身が高い地位、殿上人(でんじょうびと)とか雲上人(うんじょうびと)と呼ばれる立場や生まれにあったのかもしれない。と同時に「そうであるからこそ」それを捨て去らない限り、周囲に永遠に命を狙われることにもなります。

これは生きていく上で大きな自己矛盾となります。自らが望んだことでも、行なったことでもないもので「自らの命」を狙われ、父上や母上、その血筋や身分を捨ててこそ、始めて生きるための道筋や生き方が保証されることになったのですから・・・。

いつ失われるかわからないからこそ、自分の目標を掲げる

昔からのことわざにね。「来年の話をしていると鬼が笑う」ってのがありますよ。

人間には寿命がわかりません。神でも死神でもないので、自らの命、命の炎(ほのお)が「いつ燃え尽きるか?」なんてのはわからない。

いにしえからの物語りでは「鬼」とか死神とかは死を司る魔性のもので、人間にはわからない寿命をこっそり覗き見ることが出来るとされています。だからこそ「お前は明日、死んでしまうのになんで来年の話をしているんだ?」と、人間を馬鹿にして笑っていることになります。

それでも人は「明日」を夢見ます。年末になれば来年のことを考えますし、将来を考えて設計を行い、時に貯蓄や勉強、努力を重ねることになるのです。

未来が読める鬼とか死神からしたらね。その姿とか感覚がおかしく感じるのかもしれませんね。

私は、それを愚かだとは思っておりません。

臨終に望んだ時に「死にとうない」といった一休さんは、高僧にあるまじき人ですか?

いつ殺されるかわからない、高貴な生まれや皇族に血筋に生まれついたが故に、貴族からは受け入れられずに苦労した彼が、晩年になってやっと平穏を得たのです。

彼は高齢になってから家庭を持ち、妻と子供を得ました。

死を間近にしてそれを失うことを厭う(いとう)のは、卑怯であったり悪いことなのでしょうか?

私はそうは思いません。その命が失われる瞬間まで、人は足掻く(あがく)べきなのです。

私は「いつ失われる人生、命かわからないからこそ」人は、目標を掲げるべきだと思っています。

震災とか地震とかが起こったり、戦争が噂される時代だからこそね。浮き足立ってしまって、色々なことをおろそかにしてしまうのではなく、自分に出来ることを一歩一歩、踏みしめ、自分の計画やビジョン、将来設計や目標を掲げることが大事だと思います。

思いに任せぬこともある。時節やタイミングもありますよ。信頼していた誰かに嘘をつかれたり裏切られたり、突発的な事情、時には震災や戦争で家族や仲間、友人や家や学校、職場や仕事を失ってしまったり、生活そのものが危うくなることもあります。

それでも、諦めてしまったらそこで終ってしまいます。

私たちに死神の姿は見えません。

自分自身を、また自分の家族や仲間を、友人や知人を、恋人を子供たちを、死神が「いつ連れて行くのか?」はわからないのです。

だからこそ目標を掲げ、時には騒ぎ、笑い、泣き、怒り、どこかに出かけ、誰かを愛しましょう。諦めることなく誰かと触れ合い、勇気を振り絞って一歩を踏み出す必要もあるのです。

震災で様々なものを失って苦しんでいる人や、社会不安、様々な情報氾濫の中で自らを失いそうになっている方への励ましを込めて、今回のこの文章を綴ります。

鬼なんざ無視して、私の目標を幾つか(笑)

鬼に笑われてもいいではありませんか?

悟りを開いた高僧と言われ、天皇家のご落胤で高貴な血筋といわれた一休禅師でも、死ぬのは嫌がったのです。

88歳ですよ? 当時としては驚くべき長命で、大往生といってもよい年齢でしょう。

それでも、我が子や愛した奥さんのため、それ以上に自分自身のために「死にとうない」「少しでも長く生きたい」と願った彼の生き様と死に様に、人としての業の深さと現世に対する愛情と欲、その中に強さを感じます。

老衰ではなくマラリア、しかも「死ぬのが怖い」ではなく、最後に「死にとうない」と正直に告げた一休禅師の言葉が、私はとても好もしく感じますね。

愛する家族と暮らし、もう少し現世にあって一緒に過ごしたかったのでしょう。

マラリアに感染しなければ、もっともっと長生きして人生を楽しんだのかもしれません。

どんな立場になろうとも、どれほど経験を積んで周囲に尊敬されようとも、一休禅師のようにかなりの高齢になっても死ぬのは嫌でしょう。

生まれ変わりも天国も、説得力なんざありませんよ(笑)。前世やリインカーネイション(生まれ変わり)はあるかも、とは思われているかもしれませんが、実際にそれを証明した人間はいません。

何より、そんなものがあったとしても現世で培った(つちかった)人間関係や記憶、ひいては愛情や「その人への想い」は、自らの死によってそのまま失われてしまうのですから・・・。

喜ぶ人のほうが少数派でしょうね。

悟りを開いた高僧ですらそうなのです。修行を積んだわけでもなく、市井の人(いちいのひと)として世俗にまみれる我々が、小難しいことを考えたって無駄でしょう。

神ならぬ身、死神も自分の寿命も見ることのできない私たちが、「いつ訪れるかわからない死」を恐れパニックになって日々の努力を怠るなら、社会はどんどん息苦しいものになって余計にトラブルが拡大してゆくでしょう。

今年は様々なことが起こりそうで、普通通りにというか目標を掲げて達成するのはなかなか難しいのかもしれません。それでも、ここで私の目標を幾つか。

以前から書きたいと思っていた小説のプロットがやっと固まったので、そっちの完成を急いでいます。原稿が完成したらどこかの出版社に持ち込むか、賞に応募します。

きっかけがわからぬままに、眩暈や吐き気が再発しますので困ったもんです。そういったことが相次ぐと、さすがの私でも少々、弱気になることはあります。長い時は1ヶ月近くも身動きとれない時もありますからね。正直、参っています。

が、それでも諦める気はありません。体調も徐々に好転しています。

サーバーの調整、ショッピングカートの移設作業も平行して開始していますが、WordPressの調整が難しいです。携帯用のプラグインが動かなくなったり、高速化のために入れたプラグインが、カートとぶつかってトラブルになったり。

来場者の少ない早朝や深夜を利用していますが思った以上に難航しています。

時折、止まったり真っ白になったりしますので、まったく同じ環境を他で作って整備する予定です。見に来てくださった方が入れない状況が何度か起きてしまいました。

期待して待っていてくださる方には申し訳ないですが、しばらくお待ちください。テキストの改訂版の発送ははカートの動作が安定してからにしたいと思います。

2012年01月01日
谷口信行

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